2025年2月5日水曜日

" 6年生の「26回」"というお話

2月4日(火)のことです。

午後。

6年生の教室。

家庭科。









あたまを寄せ合って・・・

なにやら一生けんめいに・・・

作っていたんです。








ホワイトボードには・・・

「プレゼント作り」・・・

・・・「フェルトで作る」の文字。









私の出番です。

たずねてまわったんです。


「これって・・・はさみ?」って。

(「はい はさみです」って・・・やさしい)

(あたりまえじゃんって絶対思われてる)








「フェルトなんだぁ・・・やわらかいね」って。

(" それがなんなの? "って・・・

  絶対そう思われてる・・・)








「これって・・・なにができんの?」って。

(「あああ・・・」ってあいまいなお返事・・・)








「プレゼント・・・?

 ねえねえ・・・だれに・・・?」って。

(「ひみつです!」・・・即答・・・)











卒業までの登校が・・・

残すところ あと26回の6年生。










「でも まだまだがんばりたいことが・・・

 たくさんあるんです。」って・・・

そうお話してくれた6年生。








いろいろなことや・・・

いろいろなもの・・・

そして・・・

いろいろなひとへ・・・








今ある想いのひとつひとつを・・・

こころの中で整理しながら・・・

感謝の気持ちとともに・・・









ことばやおこない・・・

かたちにかえて・・・

あらわしていく。









そんな誠実な・・・

6年生の26回を・・・

こころを込めて見ていたいな・・・

こころを込めて見守っていたいな・・・

こころを込めて応援しつづけたいな・・・









そんなことを想いながら・・・

私の質問は続いたのでした。








「もしかして・・・

 それ・・・・・・

 校長先生の・・・?」


かえってきたんです。

「ちーがーいーますっ!」。







" 6年生の「26回」"というお話でした。




ところで・・・

教室を出るとき・・・

見つけたんです。


お・・・!

・・・これかぁ・・・



2025年2月3日月曜日

" 「てっぺん」のその向こう "というお話

 2月3日(月)。

2月に入るや否や・・・

明日から冬将軍がやってくるんだそう。

みなさま どうぞご安全に。









お昼前。

4年生の教室前のろうか。

掲示してあるんです・・・

「5年生にむかっての決意」。








私はね・・・

吸い込まれるように・・・

一つ残らず読ませてもらったんです。











そこにはね・・・

誰かに頼っていた自分・・・

自信が持てなかった自分・・・

あきらめそうになってた自分・・・

怖がってしまっていた自分・・・

差別してしまっていた自分・・・


そんな自分から脱皮して・・・










高学年として全校を引っ張っていける・・・

自信をもって思いを伝える・・・

逃げ出さずに最後まで・・・

勇気を持って・・・

善悪をしっかり考えられる・・・


そんな5年生になるんだっていう・・・










数々の・・・

勇気ある・・・

誠実な・・・











そして・・・

目をそらさずに自分自身と向き合った・・・

決意が力強く綴られていたんです。












4年生に進級した春から・・・

みんなが目指してきたのは・・・

そう・・・「てっぺん」










教室におじゃまして・・・

夢中でおべんきょうしている・・・

みんなを見ながら・・・

思っていたんです。








" いつだって てっぺんを目指して・・・

 何にでもがむしゃらにがんばってきたね。"って。








" そして・・・

 もうみんなのこころの中には・・・

 5年生としての決意があるんだね。"って。








" きっとみんなにとって・・・

 もうとっくに・・・

 到達しちゃってるかもしれない「てっぺん」って・・・

 ゴールなんかじゃあなくって・・・





 



みんなの目は 最初っから・・・

 「てっぺん」の・・・

 そのまた ずうっと向こうを・・・

 見据えていたのかもしれないね。










午後の音楽室。

きらりと光るその目は・・・

「てっぺん」の・・・

もっと向こうを見つめている・・・

そんな気がしたんです。









" 「てっぺん」のその向こう "というお話でした。