2月25日(火)。
6年生の登校がのこり13回となった日。
昨日までの寒波が・・・
うそみたいに一気に春めいた日。
午前の多目的室。
6年生が・・・
卒業式の練習をしていたんです。
ひとり・・・またひとりと・・・
横山先生からなまえをよばれてから・・・
証書を受け取るみんなのことを・・・
目で追っていると・・・
なんだか みんなが・・・
ずいぶん大人びて見えたんです。
証書を受け取る真剣な態度・・・
受け取ったあとの・・・
誠実なうしろすがた・・・
胸を張って気をつけをする横顔・・・
引き締まる指先は・・・
なんだかとても誇らし気で・・・
なまえを呼ばれる直前・・・
前の一点を見つめる目。
それは・・・
ずっと先の未来を見据えているようで・・・
とってもたのもしかったんです。
そしてね・・・
私は気がついていたんです。
いすに腰かけてるおともだちが・・・
証書を受け取るおともだちを見守る・・・その目に。
移動するおともだちを見守る・・・その目に。
おじぎをするおともだちを見守る・・・その目に。
しせいをくずさないように・・・
目の玉だけで見守る・・・その目に。
そっと手を添えるように見守る・・・その目に。
その光景をながめながら・・・
私は想っていたんです。
" 証書を受け取るときの・・・
びりびりするような真剣さも・・・
移動するときの・・・
ぎこちないくらいの誠実さも・・・
なかまを見守るときの・・・
ちょっと心配そうで・・・
あたたかさに満ちたまなざしも・・・
どれもこれも・・・
きみたちらしさを表しているね。"って。
" 冬と春のあいだみたいな日に・・・
6年生の卒業式練習を見ながら・・・
ずうっと想っていた。"というお話でした。
6年生のみなさんへ
だれかが証書を受け取って・・・
深く深くおじぎをするとき・・・
みんなの中の多くの人のあごが・・・
数ミリ・・・ほんの数ミリ・・・
コクっとおじぎをすることに・・・
校長先生は気がついていたよ。
いいことだなって思ったよ。
なっちゃうんだよね。
いいと思う。
集中して入り込んじゃっていたんだよね。
応援していたんだよね。
こころがつながっていたんだよね。
いいと思う・・・とってもいいと思う。