2026年2月5日木曜日

" おいおい・・・今だろ "というお話

2月5日(木)。

4校時の理科室。


4年生がね・・・

理科のおべんきょうをしていたんです。

「水のすがた」のおべんきょう。












どうやら・・・

アルコールランプで・・・

丸底フラスコに入れたお水を・・・

沸騰させようとしているようだったんです。









私がね・・・

「おっ・・・?」なんて顔をして・・・

わざとらしく入っていくと・・・

おともだちがつぎつぎと教えてくれたんです。


「このめがねをかけて実験してるんです。」って。

「眼を守るためです。」って。

「しなくちゃいけないんです。」って。

(ちょっと興奮気味に・・・)








私はね・・・

" これはテンションあがるよな・・・

 実験なんだからな。"って思いながら・・・

その様子をながめていたんです。










研究者みたいになっちゃったみんなはね・・・

めがねが気になってしかたがなかったんです。

(わかる・・・

 むっちゃかっこいいんだから・・・)











「なんだか・・・

 ずりおちてきます。」って言いながら・・・

丸底フラスコを見つめるときにも・・・

なんか気になっちゃって・・・。

(わかる・・・

 ちょっとおっきめだもんな・・・)






「タブレットに記録しなくっちゃ」って言いながら・・・

画面を見つめるときにも・・・

なんか気になっちゃって・・・。

(え? 今もすんのか・・・?)









「見ようとするんだけど・・・

 くもってきちゃいます。」って言いながら・・・

必死に温度計のめもりをよもうとするときにも・・・

なんか気になっちゃって・・・。

(マスクしてめがねかけると・・・

 なっちゃうんだよなぁ・・・。)






実験中・・・

どこでなにをしているときにも・・・

しっかりと・・・

このかっこいいめがねをかけていたんです。

(研究なんだから・・・)

(びしっと決めなくちゃいけないんだから・・・)












実験の後半。

丸底フラスコの底から・・・

ぷくぷくと小さなあわが立ちはじめて・・・

この大実験が・・・

佳境をむかえようとしたときだったんです。





ひとりのおともだちが・・・

おなじグループのおともだちに・・・

つぶやいたんです。

「は・・・あわが出てきた・・・」って。










「ちかくで見てみよう。」って言いながら・・・

頭を寄せ合って・・・

めがねをずらす左のおともだちと・・・

めがねを握りしめる右のおともだちを見て・・・

私は思っていたんです。


" おいおい・・・

 めがねをかけるのって・・・今だろ"って。






" おいおい・・・今だろ "というお話でした。










*この実験は安全に十分配慮した環境で行われ、無事に成功しました。

2026年2月4日水曜日

" 立春・・・春を迎える準備 "のお話

2月4日(水)。

午前8時10分の多目的室。

全校朝会をしたんです。











会のはじめにね・・・

私はみんなにお話ししたんです。











************

今日は「立春」っていってね、春のはじまりの日なんだよ。今朝は水たまりに氷が張っていたね。寒い日はまだまだあるけれど、今日からだんだんと春らしくなっていくんだって。









植物や動物は、そのことをようく知っているんだよ。


たとえば、いまはまだ「つまようじ」の先っちょみたにとがった「さくらの芽」は、今日くらいから、だんだんとまるく膨らみ始めるよ。だれも教えないのによくわかるよね。









「チューリップ」って育てたことある・・・?(当然 全員うなずく・・・生活科で育てたことを知って尋ねてるんだから・・・)土のなかの球根はね、冬の間は石ころみたいに固くなっていたけれど、もうすぐニョキっと芽を出すために、今日くらいから芽になるところがチーズみたいにやわらかくなりはじめるんだって。だれも教えないのにえらいね。


(花粉だってそう・・・私の場合はすでに鼻がむずむずだし、目がちりちりだし・・・だれも教えてないのに勝手に飛びはじめて・・・えらくないね。)





「虫たち」だってそうだよ。冬の間は石の間や葉っぱの下で眠っちゃってたけれど、今日くらいから葉っぱの下で「かさこそ かさこそ」「かさこそ かさこそ」って動きはじめるんだって。だれも教えないのに自分で起きてえらいね。








じっとしてる植物やちっちゃな動物たちは、みんな春を迎える準備をはじめるんだよね。











きっと人間だっておなじだよ。みんなだってそう。みんなにとっての「春」は4月1日かな。6年生は中学生になるね。1年生から5年生のみんなはひとつ上の学年になる。










「さくら」のつぼみが・・・

つまようじからまるくなるみたいに・・・









「チューリップの球根」が・・・

石ころからチーズになるみたいに・・・








「虫たち」が・・・

葉っぱの下で・・・

「かさこそ かさこそ」って動き出すみたいに・・・









みんなにとっての・・・

春を迎える準備って・・・

いったいなんだろうね。









一度 考えてみようね。

校長先生も・・・

自分にとっての・・・

春を迎える準備について・・・

考えてみようと思っているよ。









それは・・・

「こうなりたいという目標」かもしれないし・・・

「ここをなおしたいという課題」かもしれないね。

どっちの準備もたいせつだって思うよ。



************


" 立春・・・春を迎える準備 "のお話でした。







全校朝会がおわったあとの1年生の教室。

なんだかね・・・

「もう『春を迎える準備にとりかかりました。」って・・・

そう言ってるようなすがたが・・・

教室のあちらこちらで見られたんです。











" たのもし!"って思ったんです。

(あ・・・伯乃富士関からもらったハンカチだ。)





はぁっくしょん・・・


2026年2月2日月曜日

" じまんの作品を見せてもらった・・・"というお話

2月2日(月)。

お昼すぎの図工室。











1年生のおともだちが・・・

版画をしていたんです。









しあげです。 しあげ。









刷り上がった子が・・・

つぎつぎと声をかけてくれたんです。





「なまえもじょうずに書けました。」って。








「たのしかったです。」って。








「きれいないろにできました。」って。









「上に貼ってあるからみてください。」って。




「食べてみてください。」って。

(食えるのか・・・?)













どの子にとってもね・・・

じまんの作品なんだって言うことが・・・

びしびしとつたわってきたんです。









どの子も・・・

一生けんめいにがんばった証拠なんです。











刷り上がって・・・

ホワイトボードにならべて貼られた・・・

作品をながめながら思っていたんです。





" きみたちって・・・

 おとぎ話のなかを生きているんだね。"って。








" じまんの作品を見せてもらった・・・"

   ・・・というお話でした。










図工のおべんきょうがおわって・・・

教室にもどっていく行列はね・・・

いつにもまして・・・

胸を張っているように見えたんです。

(「おもちゃのマーチ」が・・・

 聞こえてきそうだね。)











" う~んとがんばったんだよね。"って・・・

そう思ったんです。



2026年1月30日金曜日

" 卒業記念写真の撮影・・・10分間勝負 "というお話

 1月30日(金)。

午前10時の体育館。











6年生のみんなと先生たちとで・・・

卒業記念写真の撮影をしたんです。








6年生は・・・

2校時の学習を終えて体育館に出てくると・・・

せっせと撮影用のパイプいすを運んだり・・・

ひな壇を組み立てたりしたんです。











で・・・

準備が終わると・・・

さっさとならんだんだけれど・・・

みんな・・・

ほんといい顔でゆったりと・・・

そのときを待っていたんです。










聞こえてきたんです。

「なんだか・・・

 卒業の実感ってわかないね。」って。








「ねえねえ・・・

 前髪いい感じになってる・・?」って。








「もうちょい そっちに行ってくんない・・・・」って。










「今日・・・

 思ったより雪がふらないね・・・」って。




私は思っていたんです。

" そんなさりげない会話が・・・

 ゆったりと交わされるのも・・・

 卒業が近づいた時期ならではだよな・・・"って。











そのときだったんです。

前田教頭先生の声が体育館に響いたんです。

「あ・・・ところで・・・

 6年生はそろってるんだけど・・・

 先生たちって みんな来てる?」って。









3秒ほどの沈黙が流れたあと・・・

だれか先生が叫んだんです。

「あ・・・

 そういえば大本先生・・・

 2校時は体育だったから・・・

 さっきジャージで廊下を歩いてました!」って。

(そういえば・・・私も見たわ!)

(ほんのさっき・・・ジャージで歩いていたわ)









別の先生が叫んだんです。

「大本先生なら・・・

 『いつでも来い』って感じで・・・

 真ん中に立っています。」って。





(おいおい・・・いるじゃん・・・)

(思いっきりいるじゃん・・・)

(しかも・・・

 むっちゃ「きりっ」っとしてるじゃん)

(にしても・・・着替えるの・・・はやっ)










そんなこんなで・・・

午前10時10分。









みんなで「カシャリ」。

卒業記念写真の撮影は無事に終わったんです。




わずか10分間の出来事でした。










" 卒業記念写真の撮影・・・10分間勝負 "

   ・・・というお話でした。









6年生のみんな・・・

もうすぐ卒業しちゃうんだね・・・。

いつまでも応援しているからね。