2026年2月2日月曜日

" じまんの作品を見せてもらった・・・"というお話

2月2日(月)。

お昼すぎの図工室。











1年生のおともだちが・・・

版画をしていたんです。









しあげです。 しあげ。









刷り上がった子が・・・

つぎつぎと声をかけてくれたんです。





「なまえもじょうずに書けました。」って。








「たのしかったです。」って。








「きれいないろにできました。」って。









「上に貼ってあるからみてください。」って。




「食べてみてください。」って。

(食えるのか・・・?)













どの子にとってもね・・・

じまんの作品なんだって言うことが・・・

びしびしとつたわってきたんです。









どの子も・・・

一生けんめいにがんばった証拠なんです。











刷り上がって・・・

ホワイトボードにならべて貼られた・・・

作品をながめながら思っていたんです。





" きみたちって・・・

 おとぎ話のなかを生きているんだね。"って。








" じまんの作品を見せてもらった・・・"

   ・・・というお話でした。










図工のおべんきょうがおわって・・・

教室にもどっていく行列はね・・・

いつにもまして・・・

胸を張っているように見えたんです。

(「おもちゃのマーチ」が・・・

 聞こえてきそうだね。)











" う~んとがんばったんだよね。"って・・・

そう思ったんです。



2026年1月30日金曜日

" 卒業記念写真の撮影・・・10分間勝負 "というお話

 1月30日(金)。

午前10時の体育館。











6年生のみんなと先生たちとで・・・

卒業記念写真の撮影をしたんです。








6年生は・・・

2校時の学習を終えて体育館に出てくると・・・

せっせと撮影用のパイプいすを運んだり・・・

ひな壇を組み立てたりしたんです。











で・・・

準備が終わると・・・

さっさとならんだんだけれど・・・

みんな・・・

ほんといい顔でゆったりと・・・

そのときを待っていたんです。










聞こえてきたんです。

「なんだか・・・

 卒業の実感ってわかないね。」って。








「ねえねえ・・・

 前髪いい感じになってる・・?」って。








「もうちょい そっちに行ってくんない・・・・」って。










「今日・・・

 思ったより雪がふらないね・・・」って。




私は思っていたんです。

" そんなさりげない会話が・・・

 ゆったりと交わされるのも・・・

 卒業が近づいた時期ならではだよな・・・"って。











そのときだったんです。

前田教頭先生の声が体育館に響いたんです。

「あ・・・ところで・・・

 6年生はそろってるんだけど・・・

 先生たちって みんな来てる?」って。









3秒ほどの沈黙が流れたあと・・・

だれか先生が叫んだんです。

「あ・・・

 そういえば大本先生・・・

 2校時は体育だったから・・・

 さっきジャージで廊下を歩いてました!」って。

(そういえば・・・私も見たわ!)

(ほんのさっき・・・ジャージで歩いていたわ)









別の先生が叫んだんです。

「大本先生なら・・・

 『いつでも来い』って感じで・・・

 真ん中に立っています。」って。





(おいおい・・・いるじゃん・・・)

(思いっきりいるじゃん・・・)

(しかも・・・

 むっちゃ「きりっ」っとしてるじゃん)

(にしても・・・着替えるの・・・はやっ)










そんなこんなで・・・

午前10時10分。









みんなで「カシャリ」。

卒業記念写真の撮影は無事に終わったんです。




わずか10分間の出来事でした。










" 卒業記念写真の撮影・・・10分間勝負 "

   ・・・というお話でした。









6年生のみんな・・・

もうすぐ卒業しちゃうんだね・・・。

いつまでも応援しているからね。



2026年1月29日木曜日

" 5年生は見ていたんだ・・・"というお話

1月29日(木)。

校長室の窓から・・・

舞う雪を眺めながら・・・

思い出していたんです。











2日前のこと。

「打吹教育表彰式」のあとの・・・

とても心強くてたのもしかった光景のこと。











あの日・・・

式場のおかたづけは・・・

5年生のみんながやってくれたんです。





打吹小学校では・・・

3学期になると・・・

それまで主に6年生がしてきてくれた・・・








たくさんの・・・

ほんとうにたくさんの・・・

学校を支えるための働きを・・・








だれが言いだすわけでもなく・・・

自然に5年生が・・・

自然だから じわじわと・・・

でも 着実に・・・

担ってくれるようになるんです。








この日もやっぱり5年生は・・・

大きなストーブや・・・

たくさんのパイプ椅子・・・

ステージの上の台やつくえに・・・

長く延ばされた電気コードなど・・・










先生たちだけじゃ・・・

とても追いつかない・・・

たくさんのお仕事を・・・

一生けんめいにやってくれたんです。









重たい物を・・・

「せいのー」なんて言いながら・・・

声をかけあって力を合わせるすがたや・・・









「もうそんな感じでいいよ。」って・・・

こちらが声をかけても・・・

「きちんとやっておきます。」って・・・

ていねいにやりとげようとするすがたに・・・

(私なら・・・

 「ぐちゃぐちゃ ぽいっ」なのに・・・)





6年生のすがたが重なって見えたような・・・

そんな気がしたんです。








そして思っていたんです。

" まだ5年生だからなんて・・・

 思うこともあったけれど・・・

 きみたちって この5年間・・・

 しっかりとその目で・・・

 そのときそのときの・・・

 6年生のすがたを見ていたんだね。"って。



" 5年生は見ていたんだ・・・"というお話でした。





5年生のみんな ありがとう。

来年度の打吹小学校は・・・

きみたちに任せたよ。




2026年1月28日水曜日

" 「ハリセン」ってなんですか? "というお話

1月28日(水)。

2校時。

4年生のみんながね・・・

一生けんめいになにか作っていたんです。










私は素通りするわけもなく・・・

「おっとぉ・・・」なんて言いながら・・・

ひょこひょこと教室に入っていったんです。








お花紙を使ってね・・・

お花を作っていたんです。

(ま・・・当然と言えば当然か・・・)









あれって・・・

「じゃばら折り」って言うんでしたっけ?

これをやるのに苦戦してる子が・・・

なかなか多かったんです。








そこで私はね・・・

つぎからつぎに声をかけたんです。

(この一言で・・・

 「あ・・・そっか!」って・・・

 みんなが納得して・・・

 喜んでくれることを確信しながら・・・。)


「『ハリセン』作るときと・・・

 やり方がおなじだね」って。


かえってきたんです。

「『ハリセン』ってなんですか?」って。

(おい・・・しらないのか・・・?)








こっちでも声をかけたんです。

「『ハリセン』作るときと・・・

 やり方がおなじだね」って。


かえってきたんです。

「『ハリセン』ってなんのことですか?」って。





もう・・・私は必死です。

あっちでも声をかけたんです。

「ねえねえ これって・・・

 『ハリセン』作るときと・・・

 やり方がおなじだね」って。


かえってきたんです。

「なんのこと言ってるんですか?」って。







こうなったら・・・

やぶれかぶれの開き直りです。

「ははは・・・なあんだ・・・

 『ハリセン』作るときと・・・

 やり方がおなじだね・・・ね。」って。


もうかえってこなかったんです・・・。

(きみらって・・・

 「ハリセン」を知らない世代なのか・・・?)






私にはね・・・

もう気力が残っていなかったんです。


「ほら・・・

 あのむっちゃ大きな音がするやるじゃん」だとか・・・


「あのころさ・・・

 コントでよく使ってたよね・・・」だとか・・・


「なんて言うのかな・・・

 扇子みたいな形のさ・・・」だとか・・・


「あれって昭和のころだったかな・・・

 『チャンバラトリオ』っていたよね・・・

 うんうん いたいた・・・」だとか・・・







そんな説明をする気力が・・・

微塵も残っていなかったんです。







" 「ハリセン」ってなんですか?  "というお話でした。





ハートブレークしてる私のもとへ・・・

お花ができあがったおともだちが・・・

見せてくれたんです・・・お花。









「できましたあ」って。

「うまいですか?」って。







「初めて作りました。」って。

「似合ってますかぁ・・・?」って。







「ふたつ目もできました。」って。

「5個目です。」って。








かえしたんです・・・。

「すごいね・・・」って。

「え! 8個も・・・?」って。

(「5個です!」・・・)










終わり間近になると・・・

「ミッキーです!」って。








「私たち・・・

 ミニーでえす・・・きゃはっ」って。






私はね・・・

思い続けていたんです。

(ハリセン・・・ハリセン・・・

  ハリセン・・・ハリセン・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・)って。








*よい子は「ハリセン」を作って学校に持ってきたり、おともだちをたたいたりしません。