2026年3月2日月曜日

" いずれにしても きっと・・・ "というお話

いよいよ3月。


3月2日(月)。

朝の多目的室。










いよいよ明日となった「6年生を送る会」。

今日も練習を・・・

" やってる・・・やってる・・・"








今日は4年生。

去年も・・・

渾身のお芝居を披露してくれたこの学年は・・・

今年も・・・

われわれの期待を裏切らないにちがいないんです。







私は必死だったんです。

" 今年はなんのお芝居なのか・・・

 「ずばっ」と当てちゃおう!"って。









ハチ・・・。

(ぜったいにハチだ・・・)









くり・・・。

(楽勝だな・・・。

 「さるかに合戦」じゃないか・・・?)

(もうそれしかないだろ・・・)









さるのしっぽ・・・。

(完全に見切ったな・・・

 「さるかに合戦」だね・・・)

(きみら・・・

 いったい私が・・・

 何年前から生きていると思ってるんだい?)

(ていうか・・・これ・・・

 ほんとにさるのしっぽなのか・・・?)









臼(うす)・・・。

(ひ・・・ほんとに臼なのか・・・?)

(もしかして・・・

 「赤胴鈴之助」じゃないのか・・・?)








ここでも出た・・・。







(いやいや・・・この流れだと・・・

 これは「臼」だろ・・・。)

(決まったね・・・

 「さるかに合戦」だな・・・。)




おむすび・・・。

(ほら やっぱり・・・

 「さるかに合戦」だ・・・)

(え・・・?

 おむすびころりん」じゃないのか・・・?)








ねこの手・・・。

(ほら やっぱり・・・

 「さるかに合戦」だ・・・)

(まじなのか・・・?

 やけになってないか・・・?)





メガホン・・・。

(ほら やっぱり・・・

 「さるかに合戦」だ・・・)

(もう ここまできたら・・・

 当てる気なくなってないか・・・?)












私はね・・・

トータルで決めたんです。

" 「さるかに合戦」だな・・・"って。

(まさか ここまできて・・・

 「うらしまたろう」なんてことはないだろ・・・)






いずれにしてもね・・・

明日はきっと・・・

すてきな会になるんです。


明日はきっと・・・

すてきな時間が流れるんです。








お昼まえの体育館。

この「6年生を送る会」を運営してくれる・・・

5年生が・・・

リハーサルをしていたんです。

(いいかい きみたち・・・

 4年生のお芝居は・・・

 「さるかに合戦」だからな・・・)










" いずれにしても きっと・・・

 すてきな時間が流れる。 "というお話でした。



2026年2月27日金曜日

" その日がくる・・・ "というお話

週が明けたら・・・

いよいよ3月を迎える2月27日(金)。










朝の多目的室。

6年生が・・・

卒業式の練習をしていたんです。












静まりかえった空気は・・・

ぴんと張りつめていて・・・

この部屋の外の空気とは・・・








色なのか・・・匂いなのか・・・

気圧なのか・・・温度なのか・・・

なにかが・・・

ちょっとことばでは表現できないなにかが・・・

ちがっているように感じられたんです。












さらに・・・

そんなちがいを感じさせたのは・・・

空気だけじゃあないんだっていうことも・・・

伝わってきたんです。









それは・・・

証書を受け取るときの・・・


部屋に響き渡る・・・

誠実な返事の声。









6年間の成長の証として授与される証書・・・

その価値を知っているかのように・・・

真っすぐにのびた指先。








礼をするとき・・・

深々とさげられたあたま。





そのとき・・・

足の横に添えられた手の真っすぐさ。











そしてそれは・・・

証書を受け取りに前に出ている・・・

なかまを見守るとき・・・


そのなかまにエールを送るかのように・・・

一点に集まるみんなの視線。










緊張感を表すかのように・・・

すっとのびた背筋。





見えないけれど・・・

くつの中では同様に・・・

すっと足の指まで・・・

のびているであろうことがわかるつま先。








そして・・・

今このとき・・・

なにを思うのだろうと・・・

知りたくなるような澄んだ目。





そこにあるすべてが・・・

この部屋の外とは・・・

あきらかに異質で・・・

あきらかに崇高なものであるということが・・・

はっきりとわかったんです。









彼ら彼女らを・・・

じいっと見つめながら思っていたんです。


" すばらしい動きは・・・

 ととのったこころがなすんだな。"って。

" この空気は・・・

 だれかひとりがつくっているんじゃあなくって・・・

 みんなで創り上げたものなんだな。"って。

" いよいよなんだね・・・

 その日がくるのは・・・。"って。




" その日がくる・・・"というお話でした。






ところで・・・

私の前にあるこのいす。










立ったままで・・・

みんなを見つめていた私に・・・

一番うしろの・・・

一番端っこの男の子が・・・

何も言わずに・・・

そっと運んできてくれたものなんです。


この空気のなかで・・・

こんなふるまいができる・・・

この男の子もすごいけれど・・・

この男の子がいる・・・

このクラスもすごいんだって思うんです



2026年2月25日水曜日

" エネルギーがほとばしる・・・ "というお話

2月24日(火)のことです。

お昼まえの体育館。











3年生が・・・

なんだかすごかったんです。





なにがすごかったかって・・・?


踊りをしていてね・・・

その踊りのすごさたるや・・・

尋常じゃあなくって・・・









プロじゃないひとで・・・

こんなにもエネルギーを・・・

ほとばしらせて踊ってるひとたちを・・・

私は見たことがないんです。











ちょっと激しめの音楽が流れていて・・・

ちょっと激しめに踊っていて・・・

その踊りっていうのが・・・

いつかテレビでみたことがあるような・・・

ものすごい動きの踊りだったんです。










安本先生が叫んでいたんです。

「いいねえ!」って。

「そのくにゃくにゃ具合いがたまんないねえ。」って。

(それって・・・ほめてんのか・・・?)









どうやらね・・・

最高のほめことばだったみたいで・・・

このことばを聞いたみんなは・・

ますますくにゃくにゃとしちゃったんです。

(おお・・・おおぉ・・・)

(人間って・・・

 そこまでくにゃくにゃに・・・

 なれちゃうものなのか・・・)








なんだか・・・

異次元の世界に・・・

入り込んでしまったような・・・

そんな気分のまま・・・









いよいよ踊りがおわったとき・・・

安本先生にたずねたんです。

「あの踊りは・・・

 なに踊りっていうんですか・・・?」って。


かえってきたんです・・・激しめに。

「ナルトダンスです!」って。









いいですか・・・みなさん。

あのくにゃくにゃした激しい踊りは・・・

踊りじゃないですよ。

「ナルトダンス」なんです!

(そこをまちがえないようにしてください・・・)








そして・・・

こんなことも教えてくれたんです。

まだ内緒らしいので・・・

だれにも言っちゃだめですよ。

この踊りは・・・

来週の「6年生を送る会」で・・・

6年生に披露するんだって。

(「ナルトダンス」だと言ってるだろ!)




" 3年生はこの日も・・・

 エネルギーがほとばしっていた。 "というお話でした。







ところで・・・

舞台のそでで・・・

これまた激しめに踊っていたひと・・・

(だから・・・

 「ナルトダンス」だと言ってるだろ!)









なつかしの・・・

ジョントラボルタかと思ったけれど・・・

もしか・・・

あのひとなんじゃないか・・・?

   ・・・ヒデキ・・・?


また・・・

彼がやってくるのか・・・

この打吹小学校に・・・。



2026年2月24日火曜日

" ちょっと背伸びしてないか・・・? "というお話

2月24日(火)。

お昼まえの保健室。











4年生がね・・・

身体測定をしていたんです。







順番を待つ子も・・・

終わっておともだちを待つ子も・・・

おぎょうぎがよくって・・・

" ああ・・・

 ほんと成長したよなぁ・・・"って・・・

しみじみと思っていたんです。








それとはべつに・・・

私は気がついていたんです。








身長を測ってもらうときの・・・

みんなの目に・・・

とっても気合いが入っているんだっていうことに。









なんだか・・・

背筋がぴんと伸びちゃって・・・

「ここが勝負!」なんて顔をしてるんです。

(おいおい・・・息までとめてないか・・・?)










うんと伸びたこのおともだち・・・













測りおわった瞬間に・・・ほら。

「ひいぃっよっしゃぁー」って会心の笑み。

(これいったい・・・

 どんな読み方するんだ・・・?)






おまけに・・・

そこらじゅうのおともだちに・・・

「ねえねえ・・・どれだけ伸びた・・・?」って。









「ぼく伸びたけど・・・伸びた・・・?」って。

むちゃくちゃよろこびを表していたんです。








とってもいいことなんです。


にょきにょきと伸びたんだから。

すくすくとと伸びたんだから。







で・・・

身体測定のあいだ・・・

ずっと思っていたんです。


「あ・・・ちょっと背伸びしてなか・・・?」って。









「あれ・・・わりとわかりやすく・・・

 ちょっとだけ背伸びしてないか・・・?」って。





「おいおい・・・かなり巧みに・・・

 3mmくらい背伸びしてないか・・・・?」って。








" ちょっと背伸びしてないか・・・? "

   ・・・というお話でした。






そうそう。

身体測定がおわって・・・

みんなが教室に入るとき・・・

がまんしきれずに言ってしまったんです。








「ねえねえ・・・

 ちょっと背伸びしてなかった・・・?」って。

(しーん・・・)









「ちょっと・・・ちょっと・・・

 いいんだけどさ・・・

 大勢に影響がないくらいだけれど・・・

 ちょっと背伸びしてなかった・・・?」って。

(しーん・・・)









「あ・・・ま いっか・・・

 伸びるってとってもいいことだもんね。」って。


「ああ・・・そうだった そうだった・・・」って。

(しーん・・・しーん・・・)





そういえば・・・

職員室のまえの花壇・・・

いつのまにか・・・

チューリップの球根から・・・

芽がにょきっと伸びていたんです。


思っていたんです。

" おいおい・・・きみも・・・

 ちょっと背伸びしてないか・・・?"って。


" 春だな・・・みんな伸びてるんだな。"って。