昨日のことです。
雨ふりだった昨日・・・
みんなが登校したあとの・・・
児童玄関。
くつばこ。
自分のはこに・・・
ちょっきり入っている。
【6年生】
かかとが・・・
くつばこの線ちょうどにそろってる。
【5年生】
まるで・・・くつやさんのよう。
【4年生】
これよりも奥に入れると・・・
くつの底についてきた砂や小石が・・・
奥にたまってしまって・・・
そうじするおともだちが困ってしまう。
【3年生】
これよりも手前におくと・・・
くつの底にくっついてきた砂や小石が・・・
かわいた順に・・・
ぱらぱらと下におちていく。
【2年生】
そして・・・
なぜか・・・
そんなときにかぎって・・・
下の段のおともだちが・・・
くつをとろうとしてしゃがんでいたりする。
【1年生】
くつをきちんとそろえて入れる。
それはうつくしいだけじゃあなく・・・
そこにいないおともだちへの・・・
究極の思いやり。
かさ立て。
一本残らず丸めて入れてある。
まるでかさやさんのよう。
こうしないと・・・
あとからやってきたおともだちが・・・
せまくてかさを入れにくい。
【6年生】
帰るときなんか・・・
自分のかさを取り出そうとしたら・・・
さかなつりのように・・・
おともだちのかさまでいっしょに・・・
ついて上がってくる。
【1年生】
かさ立てにかさを丸めて入れる。
これもおなじ。
それはうつくしいだけじゃあなく・・・
そこにいないおともだちへの・・・
究極の思いやり。
そして・・・
ここが大事。
いつ見たのか・・・
いつ考えたのか・・・
おにいさんたちやおねえさんたちの・・・
そんなようすにならってか・・・
ちっちゃな学年のおともだちの・・・
くつばこやかさ立てまで・・・
見事におなじ光景ができあがる。
よいことは広がり・・・
引き継がれるのだということに気づく。
そして・・・
午後の体育館。
4年生以上のおにいさんおねえさん。
25日の運動会にむけて・・・
演技の練習。
6年生から5年生へ・・・
6年生と5年生から4年生へ・・・
それは受け継がれる。
そこに先生たちの出番は・・・
ほとんどない。
ここで・・・
演技といっしょに引き継がれるのは・・・
「一生懸命にやろう」という気持ち。
それは・・・
「いっしょうけんめいがかっこいい」という風土。
くつばこだって・・・
かさ立てだって・・・
「いっしょうけんめいがかっこいい」という風土だって・・・
よいことは広がり・・・
やがてそれが成熟の域に達すると・・・
それはもう・・・「文化」。
こんなときつくづく思う。
子どもたちのたのもしさを。
子どもたちが放つ光のつよさを。
打吹小学校に力強く立ち上がる文化の息吹を。
" 「よいこと」は広がって・・・
やがて「文化」となる。"というお話でした。