2024年5月9日木曜日

" 「よいこと」は広がって・・・"というお話

昨日のことです。

雨ふりだった昨日・・・

みんなが登校したあとの・・・

児童玄関。









くつばこ。

自分のはこに・・・

ちょっきり入っている。



【6年生】





かかとが・・・

くつばこの線ちょうどにそろってる。



【5年生】





まるで・・・くつやさんのよう。



【4年生】






これよりも奥に入れると・・・

くつの底についてきた砂や小石が・・・

奥にたまってしまって・・・

そうじするおともだちが困ってしまう。



【3年生】





これよりも手前におくと・・・

くつの底にくっついてきた砂や小石が・・・

かわいた順に・・・

ぱらぱらと下におちていく。



【2年生】





そして・・・

なぜか・・・

そんなときにかぎって・・・

下の段のおともだちが・・・

くつをとろうとしてしゃがんでいたりする。



【1年生】





くつをきちんとそろえて入れる。

それはうつくしいだけじゃあなく・・・

そこにいないおともだちへの・・・

究極の思いやり。







かさ立て。

一本残らず丸めて入れてある。


まるでかさやさんのよう。


こうしないと・・・

あとからやってきたおともだちが・・・

せまくてかさを入れにくい。



【6年生】





帰るときなんか・・・

自分のかさを取り出そうとしたら・・・

さかなつりのように・・・

おともだちのかさまでいっしょに・・・

ついて上がってくる。




【1年生】





かさ立てにかさを丸めて入れる。

これもおなじ。

それはうつくしいだけじゃあなく・・・

そこにいないおともだちへの・・・

究極の思いやり。



そして・・・

ここが大事。


いつ見たのか・・・

いつ考えたのか・・・

おにいさんたちやおねえさんたちの・・・

そんなようすにならってか・・・


ちっちゃな学年のおともだちの・・・

くつばこやかさ立てまで・・・

見事におなじ光景ができあがる。


よいことは広がり・・・

引き継がれるのだということに気づく。







そして・・・

午後の体育館。








4年生以上のおにいさんおねえさん。

25日の運動会にむけて・・・

演技の練習。









6年生から5年生へ・・・

6年生と5年生から4年生へ・・・

それは受け継がれる。

そこに先生たちの出番は・・・

ほとんどない。








ここで・・・

演技といっしょに引き継がれるのは・・・

「一生懸命にやろう」という気持ち。








それは・・・

「いっしょうけんめいがかっこいい」という風土。








くつばこだって・・・

かさ立てだって・・・

「いっしょうけんめいがかっこいい」という風土だって・・・


よいことは広がり・・・

やがてそれが成熟の域に達すると・・・

それはもう・・・「文化」。








こんなときつくづく思う。

子どもたちのたのもしさを。

子どもたちが放つ光のつよさを。

打吹小学校に力強く立ち上がる文化の息吹を。








" 「よいこと」は広がって・・・

 やがて「文化」となる。"というお話でした。