2024年9月30日月曜日

" 5年生・・・音楽会4日前・・・ "というお話

9月30日(月)。

いよいよ今週金曜日は音楽会。

4日前。










今日も・・・

小谷敏彦先生のまゆげが・・・

「ぴっくうっ」と動き・・・









小谷敏彦先生のひとさし指が・・・

「ちょんぴん」と立つ。








そんなお昼前・・・

5年生のステージを見ることができたんです。








合唱は・・・

「Can do ~君が輝くとき」。







すてきな歌声だったんです。

美しい歌声だったんです。






ピアノ伴奏はね・・・

これまた・・・

超プロフェッショナルの・・・

森田真美先生。








鍵盤の上の指がね・・・

まるでダンスしてるみたいだったんです。











合奏は・・・

「ダンシング・ヒーロー」。








思っていたんです。

" 私が小学校5年生のころ・・・

 おなじ曲名の・・・

 ノリのいい歌があったなぁ・・・"って。

" 今もおなじ名前の曲があるんだなあ・・・"って。







そしてね・・・

始まったんです。

合奏。

そのイントロ。









それがですね・・・

すうたかたったん たったったん・・・

すうたかたったん たったったん・・・

たらったった たったったったん・・・

・・・だったんです。


そのものだったんです。

そのもの。








思っていたんです。

" おおお・・・きみたち・・・"って。

" ドンピシャじゃん "って。

" 校長先生が小学5年生のときの歌だから・・・

 今のきみたちと同い年じゃん。"って。

(しみじみ・・・)








" 音楽会でこれを演奏すると・・・

 身体が自然に動く人が必ずいるよ"って。

(私とおなじ世代のみなさんがね・・・)

" しかもむっちゃ激しいステップの・・・"って。









音楽会のたのしみが・・・

またひとつふえたんです。









で。

ここが肝心なんです。

なんとこの・・・

「ダンシング・ヒーロー」の合奏を・・・

5年生のみんなは・・・

とても誠実に・・・

ほんと一生けんめいに・・・

演奏していたんです。








そんなみんなを見ながら・・・

思い出していたんです。

先週金曜日のこと。


下校していく5年生のおともだち3人のこと。

声をかけてくれたんです。

「校長先生・・・さようなら。」って。

「音楽会・・・まかせてください。」って。











" 5年生・・・音楽会4日前・・・ 

 みんなは絶対にやってくれる。"というお話でした。


よおし・・・

今夜は聴くかあ。

「ダンシング・ヒーロー」。

そう・・・荻野目洋子・・・。

(なつかしっ)




2024年9月27日金曜日

" おとぎ話の世界から・・・ "というお話

(これは・・・だいたい実話です。)

(ま・・・いつも実話だけど・・・)

9月27日(金)。

午前8時の体育館前。

2年生のおともだちがひとり・・・

「校長先生・・・おはようございます。」










私・・・

「おはようございます。」

「今日もよろしくお願いします。」


おともだち・・・

「わかりました。」

「イモリを見ませんでしたか?」



私・・・

「イモリ・・・?」

「ミユキ・・・?」

(反応なし)

「見なかったねえ。」

(あ・・・もうひとりいた・・・)








おともだち・・・

「お~い みんな・・・

 校長先生は見なかったらしいよ。」

(なんだ・・・なかまがいるのか・・・)

「その穴の中にはいないかも・・・イモリ。」

(まじか・・・そっちのイモリか・・・)








私・・・

「その中にイモリいたの?」








みんな・・・

「わからないからさがしてるんです。」

(けっこうつれない返事だなぁ・・・)

(よし・・・いっちょたのしんでみるか・・・)








私・・・

「そこにいるとしたら・・・

 恐竜の赤ちゃんだと思うよ・・・たしか・・・」









おともだち・・・

「やばっ・・・恐竜だって・・・」


べつのおともだち・・・

「いるんだ・・・恐竜の赤ちゃん・・・」


そのまたべつのおともだち・・・

「恐竜って絶滅したと思ってた。」

(きみが正しい・・・)








私・・・

「見つけたらおしえてね。」

(ちょっと離れて見てみよ・・・)


みんな・・・

「あっちの穴にいるんじゃない・・・?」


バタバタ バタバタ・・・

   ばたばた ばたばた・・・










「こっちにいるかもよ・・・」

ガサガサ ガサガサ・・・

   がさがさ がさがさ・・・









やがて・・・

あきらめて教室にかえっちゃって・・・

私はね・・・ひとり・・・

のぞいてみたんです。

穴の中。








それがですね・・・

いたんです。

こんなおっきなミミズ。

(こんなのがいるのに・・・

 どうして反応しなかったんだろ?)

(きみら・・・まじか・・・?)

(にしても・・・オゲぇ)








なんだか・・・

うそついちゃったことが・・・

かわいそうになっちゃって・・・

そして・・・

まだ信じてるんじゃあないかって・・・

心配になっちゃって・・・

行ってみたんです。

教室。






かなしんでないかな・・・

おこってないかな・・・

もしかして・・・まだ信じてるかな・・・

「ごめん」って言おうかな・・・

「ゆるさない」って言われるかな・・・

どきどきするな・・・





ところがですね・・・

心配ないんです。













ほら。

みんなはもともと・・・

子どもたちってもともと・・・

おとぎ話の中からやってきたような・・・

すてきな存在なんだから。








" 子どもたちはもともと・・・

 おとぎ話の世界に住んでいる "というお話でした。












来週もさがしてくれるかな・・・
恐竜の赤ちゃん。
わすれちゃうだろな・・・。

2024年9月26日木曜日

" 音楽会・・1年生・・ぷっぷかぷう "というお話

「暑さ寒さも彼岸まで」とは・・・
ほんとによく言ったものです。
ちょっきりお彼岸をさかいに・・・
空気が秋のそれにかわったことを感じます。

















9月26日(木)。
音楽会8日前。











はじめてね・・・
全校合唱の練習をしたんです。













いつも前向きで・・・
いつもがんばろうとするみんなの声が・・・
体育館にひびいていたんです。


















で・・・
別の時間。
行ってみたんです。
1年生の練習の応援に。

鳴り響いていたんです。
「ぷっぷかぷう」って。








1年生のおともだちにとって・・・
人生で初めて経験する・・・
小学生としての音楽会。









あのおっきなホールの・・・
あのおっきなステージで・・・
顔が熱くなるくらいの照明の下で・・・

どきどきするかな・・・
泣きそうになるかな・・・
もじもじしちゃうかな・・・
あっちやこっちを向いちゃうかな・・・







いいよ。
いい。
はじめてなんだから。
一生けんめいなんだって・・・
みんなわかってるから。











だって・・・ほら。
鍵盤ハーモニカさんは・・・
ぷっぷかぷう。






がんばってる。
ぷっぷかぷう。












大太鼓さんは・・・
どっかあん どっかあん・・・
どっかあん どっかあん。












小太鼓さんは・・・
じゃんじゃか じゃかじゃか・・・
じゃんじゃか じゃかじゃか。











タンバリンさんは・・・
じゃらじゃら しゃあん しゃんしゃん・・・
しゃあん しゃんしゃん。










すずさんは・・・
とんしゃん とんしゃん・・・
とんしゃん とんしゃん。











トライアングルさんは・・・
ちんちろりん ちろちろりん・・・
ちんちろりん ちろちろりん。











木琴さんは・・・
ぽん ぽんぽん・・・
ぽん とんてん とんてん。











そして・・・さいごは・・・
みんなで・・・
すててんてん!
(きまったあ・・・)













かわい。

10月4日の音楽会。
あああああああ・・・・
たのしみだあ。たのしみ。

" 音楽会・・1年生・・ぷっぷかぷう "
 ・・・というお話でした・・・すててんてん。