2024年8月30日金曜日

" 傘さま・・くつさま・・打吹山さま・・ "というお話

8月30日(金)。

台風10号が・・・

じわじわぁっと・・・

近づいてきてる日。










午前中は・・・

まだ もわぁっとしたお天気だったけど・・・

午後には雨が降り出したんです。

そして・・・

しだいに強くなるんだそうです。

やってくるんです・・・台風。







お昼まえの打吹山の上には・・・

なにやらあやしげな雲。








体育館や教室ではね・・・

そんな心配を感じさせないくらいに・・・

みんながいつもどおりに・・・

おべんきょうしていたんです。





いいと思うんです。

台風・・・それはそれで心配なんだけど・・・

みんなはね・・・

おべんきょうに夢中になっちゃってたんです。





そしてね・・・

一番大事なことはね・・・





今やるべきことに一生けんめいになれる子は・・・

台風などの危険なことから・・・

いのちを守ることに・・・

一生けんめいになれる子なんだって思うんです。





今日は・・・

給食を食べたら集団下校。





みんなが下校するころには・・・

雨が降り始めてるかもしれない。








私はね・・・

児童玄関にならんだ傘を見て祈ったんです。


" 傘さん・・・

 どうか みんなの身体を・・・

 雨や風から守ってください。"って。








そして・・・

下足箱でいい子でならんでるくつを見て祈ったんです。

" くつさん・・・

 どうか みんなのちっちゃな足が・・・

 びちゃびちゃにならないように守ってください。"って。















午後1時30分。

集団下校。

やっぱり降り始めた・・・雨。









おっきなおにいさんおねえさんのうしろに・・・

かるがものひなのようにつながって・・・

おうちにむかうみんなをお見送りしながら・・・

もう一度お祈りしたんです。








" 傘さま・・・くつさま・・・打吹山さま・・・

 雨から・・・

 風から・・・

 水たまりから・・・

 みんなをお守りください。"って。


" みんなが交通事故にあったり・・・

 風でとばされたり・・・

 みぞに落っこちて びしゃんこになったり・・・

 すべってころんで・・・たんこぶができたり・・・

 石が飛んできて・・・ほっぺにあたったり・・・

 (すきほうだい言ってる・・・)

 そんなことになりませんように。"って。









" 傘さま・・くつさま・・打吹山さま・・・ "

    ・・・というお話でした。









打吹小学校の子どもたち・・・

おうちのみなさま・・・

地域のみなさま・・・

このブログをご覧くださってる・・・

すべてのみなさま・・・


どうぞ・・・どうぞご安全に。


2024年8月29日木曜日

" 夏休みの余韻に浸った。 "というお話

8月29日(木)。

台風が・・・

近づいてくることを心配しながら・・・

校舎をてくてくと歩いていると・・・

見つかるんです。








みんなが夏休みにがんばった・・・

作品のかずかず。

自由研究のかずかず。





夏のにおいがぷんぷんとしてね・・・

見てるだけでもわくわくするんです。







夏休みの余韻が・・・

そこにはあったんです。










それでは・・・

ほんの一部だけど紹介しましょう。


しかも・・・

力作と作者の写真をセットで。

超豪華版です。

いきますよお。




【1年生】

■大仏さま。

このおともだちはね・・・

絶対に行ってきたと思うんです。

この夏休みに・・・奈良。

(どうだぁ・・・あたってるだろう・・・!)







■風鈴

いっしょうけんめいに見せてくれるときの・・・

「さらさらさら」っていう音が・・・

ほんとに涼しかったんです。








【2年生】

■天ぷら弁当

これはほんものではないんです。

でも・・・

食べちゃおうかって思うほどリアルなんです。

どうやってつくったんだろ?

こんどきいてみよ。

(にしても・・・「天ぷら弁当」・・・

 きみ・・・若いのにしぶいなぁ・・・)







■けしかす入れ

とってもかわいくってね・・・

けしかすを入れるのは・・・

ちょっともったいない気がしたんです。

(けしかすには申し訳ないけど・・・)






【3年生】

■よつばのクローバーの額

これはびっくりです。

よつばのクローバーが・・・

びっしりと敷き詰められてるんです。

これはね・・・

見た人は絶対にしあわせになるんです。

(しかし・・・よく集めたなあ・・・)

(ちょっとほしいなあ・・・)








【4年生】

■自由研究「白バラ牛乳のヒミツをさぐる」

なんとですよ。

工場にいって・・・

直接調べちゃったんです。

がっつりです。






【5年生】

■自由研究発表会

発表を聞いてるときの目が・・・

真剣なだけじゃあなくって・・・

おともだちの発表がおわるとね・・・

かたづけるお手伝いの・・・

しあいっこをしていたんです。












【6年生】

■おなじく・・・自由研究発表会

内容が高度なだけじゃあなくってね・・・

まとめたボリュームもなかなかだったんです。





だから・・・

会場を見渡すと・・・

まるで・・・

研究者の学会にきちゃったみたいな・・・

そんな錯覚におちいったんです。

6年生のすごさを・・・

また・・・思い知らされたんです。







なんだか・・・みんなね・・・

たった33日間の・・・

夏休みのあいだに・・・

ずいぶん成長したような気がしたんです。


そんなことを感じるのも・・・

夏休みの余韻なんだって思ったんです。



" 夏休みの余韻に浸った。 "というお話でした。


2024年8月28日水曜日

" 始業式で「階段のお話」をした。 "というお話

8月28日(水)。

第2学期スタートの日。









てくてくと歩いてやってくる・・・

みんなの手には・・・


みんなの・・・

なみだとあせの結晶の自由研究。

(あるいは・・・

 おうちのひとの・・・

 なみだとあせの結晶だったりするけれど・・・)








そして・・・

体ごと入ることができそうなくらい・・・

大きな紙ぶくろには・・・

みんなの夏の思い出が詰まった工作や絵。








" これぞ2学期の・・・

 始業式の朝の光景だよな。"って思ったんです。






朝8時45分。

多目的室で始業式。

私はね・・・

みんなに「階段のお話」をしたんです。








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このお部屋から2階に行こうと思ったら・・・

階段を上がるよね。








もしも・・・階段がなくなっちゃて・・・

2階にいくとしたらどうしよ?

ジャンプしたら2階に上がれるかな?

できっこないよね。








100回練習したらいけるかな?

できっこないよね。








来年の春まで練習したらいけるようになるかな?

できっこないよね。

だって高すぎるもんね。







だから・・・階段ってあるんだよね。

階段があってよかったね。











ところでね・・・

みんなは・・・

春になったら学年がひとつ上がるよね。

6年生のみんなは中学校へ進学するよね。







校長先生はね・・・思ってるんだ。

4月1日になると・・・

自動的に学年が上がるんじゃあないんだって。







4月1日になってから・・・

ひとつ上の学年にジャンプをしようと思っても・・・

それってとってもむちゃな話なんだって。


1階から2階に・・・

ジャンプして上がることが・・・

できないのとおなじようにね。







思うんだ。

やっぱり・・・

このことにも階段があるんだって。












今日は2学期の始業式の日。

みんながね・・・

「2学期」っていう階段に足をかけたんだよ。








1学期には・・・

「1学期」っていう階段をのぼったんだよね。


今日からはね・・・

「2学期」っていう階段にひとつ上がったの。


3学期にはね・・・

「3学期」っていう階段を上ってね・・・

春にはね・・・

ひとつ上の学年・・・中学校の1年生に・・・

それぞれ上がっていくんだよ。








そんな階段があるから・・・

学年もひとつずつ上がっていけるんだって・・・

そう思うんだよ。

よかったね。ここにも階段があって。








「2学期」っていう階段で・・・

みんなが・・・

どんなことができるようになるのか・・・

どんな力をつけることができるのか・・・

どんなことに気づき・・・

どんなことがわかるのか・・・

たのしみにしているよ。







先生たちみんなで応援するから・・・

安心して力いっぱいがんばったらいいよ。








夏休みが終わっちゃって・・・

かなしい気持ちでいる人は・・・

ゆっくりはじめたらいいよ。

わかってるから。




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みんなの目が・・・

「2学期」っていう階段に立ったように・・・

きらっと光ったのがわかったんです。









" 始業式で「階段のお話」をした。 "

  ・・・というちょっと長いお話でした。



【なみだと・・・

 あせの結晶の束】