2024年8月28日水曜日

" 始業式で「階段のお話」をした。 "というお話

8月28日(水)。

第2学期スタートの日。









てくてくと歩いてやってくる・・・

みんなの手には・・・


みんなの・・・

なみだとあせの結晶の自由研究。

(あるいは・・・

 おうちのひとの・・・

 なみだとあせの結晶だったりするけれど・・・)








そして・・・

体ごと入ることができそうなくらい・・・

大きな紙ぶくろには・・・

みんなの夏の思い出が詰まった工作や絵。








" これぞ2学期の・・・

 始業式の朝の光景だよな。"って思ったんです。






朝8時45分。

多目的室で始業式。

私はね・・・

みんなに「階段のお話」をしたんです。








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このお部屋から2階に行こうと思ったら・・・

階段を上がるよね。








もしも・・・階段がなくなっちゃて・・・

2階にいくとしたらどうしよ?

ジャンプしたら2階に上がれるかな?

できっこないよね。








100回練習したらいけるかな?

できっこないよね。








来年の春まで練習したらいけるようになるかな?

できっこないよね。

だって高すぎるもんね。







だから・・・階段ってあるんだよね。

階段があってよかったね。











ところでね・・・

みんなは・・・

春になったら学年がひとつ上がるよね。

6年生のみんなは中学校へ進学するよね。







校長先生はね・・・思ってるんだ。

4月1日になると・・・

自動的に学年が上がるんじゃあないんだって。







4月1日になってから・・・

ひとつ上の学年にジャンプをしようと思っても・・・

それってとってもむちゃな話なんだって。


1階から2階に・・・

ジャンプして上がることが・・・

できないのとおなじようにね。







思うんだ。

やっぱり・・・

このことにも階段があるんだって。












今日は2学期の始業式の日。

みんながね・・・

「2学期」っていう階段に足をかけたんだよ。








1学期には・・・

「1学期」っていう階段をのぼったんだよね。


今日からはね・・・

「2学期」っていう階段にひとつ上がったの。


3学期にはね・・・

「3学期」っていう階段を上ってね・・・

春にはね・・・

ひとつ上の学年・・・中学校の1年生に・・・

それぞれ上がっていくんだよ。








そんな階段があるから・・・

学年もひとつずつ上がっていけるんだって・・・

そう思うんだよ。

よかったね。ここにも階段があって。








「2学期」っていう階段で・・・

みんなが・・・

どんなことができるようになるのか・・・

どんな力をつけることができるのか・・・

どんなことに気づき・・・

どんなことがわかるのか・・・

たのしみにしているよ。







先生たちみんなで応援するから・・・

安心して力いっぱいがんばったらいいよ。








夏休みが終わっちゃって・・・

かなしい気持ちでいる人は・・・

ゆっくりはじめたらいいよ。

わかってるから。




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みんなの目が・・・

「2学期」っていう階段に立ったように・・・

きらっと光ったのがわかったんです。









" 始業式で「階段のお話」をした。 "

  ・・・というちょっと長いお話でした。



【なみだと・・・

 あせの結晶の束】