8月28日(水)。
第2学期スタートの日。
てくてくと歩いてやってくる・・・
みんなの手には・・・
みんなの・・・
なみだとあせの結晶の自由研究。
(あるいは・・・
おうちのひとの・・・
なみだとあせの結晶だったりするけれど・・・)
そして・・・
体ごと入ることができそうなくらい・・・
大きな紙ぶくろには・・・
みんなの夏の思い出が詰まった工作や絵。
" これぞ2学期の・・・
始業式の朝の光景だよな。"って思ったんです。
朝8時45分。
多目的室で始業式。
私はね・・・
みんなに「階段のお話」をしたんです。
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このお部屋から2階に行こうと思ったら・・・
階段を上がるよね。
もしも・・・階段がなくなっちゃて・・・
2階にいくとしたらどうしよ?
ジャンプしたら2階に上がれるかな?
できっこないよね。
100回練習したらいけるかな?
できっこないよね。
来年の春まで練習したらいけるようになるかな?
できっこないよね。
だって高すぎるもんね。
だから・・・階段ってあるんだよね。
階段があってよかったね。
ところでね・・・
みんなは・・・
春になったら学年がひとつ上がるよね。
6年生のみんなは中学校へ進学するよね。
校長先生はね・・・思ってるんだ。
4月1日になると・・・
自動的に学年が上がるんじゃあないんだって。
4月1日になってから・・・
ひとつ上の学年にジャンプをしようと思っても・・・
それってとってもむちゃな話なんだって。
1階から2階に・・・
ジャンプして上がることが・・・
できないのとおなじようにね。
思うんだ。
やっぱり・・・
このことにも階段があるんだって。
今日は2学期の始業式の日。
みんながね・・・
「2学期」っていう階段に足をかけたんだよ。
1学期には・・・
「1学期」っていう階段をのぼったんだよね。
今日からはね・・・
「2学期」っていう階段にひとつ上がったの。
3学期にはね・・・
「3学期」っていう階段を上ってね・・・
春にはね・・・
ひとつ上の学年・・・中学校の1年生に・・・
それぞれ上がっていくんだよ。
そんな階段があるから・・・
学年もひとつずつ上がっていけるんだって・・・
そう思うんだよ。
よかったね。ここにも階段があって。
「2学期」っていう階段で・・・
みんなが・・・
どんなことができるようになるのか・・・
どんな力をつけることができるのか・・・
どんなことに気づき・・・
どんなことがわかるのか・・・
たのしみにしているよ。
先生たちみんなで応援するから・・・
安心して力いっぱいがんばったらいいよ。
夏休みが終わっちゃって・・・
かなしい気持ちでいる人は・・・
ゆっくりはじめたらいいよ。
わかってるから。
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みんなの目が・・・
「2学期」っていう階段に立ったように・・・
きらっと光ったのがわかったんです。
" 始業式で「階段のお話」をした。 "
・・・というちょっと長いお話でした。
【なみだと・・・
あせの結晶の束】