2024年6月28日金曜日

" 雨の日の読書・・・ "というお話

6月28日(金)。








1年生のあさがおが・・・

雨にぬれていた朝。








午前8時の図書館は・・・

おともだちでいっぱい。








この瞬間・・・

全校のおともだちの・・・

半分くらいはここにいるのかなって・・・

本気で思うくらいにいっぱい。








貸出カウンターには・・・

長い行列。








本棚には・・・

お気に入りの本をさがす・・・

たくさんの目。








みんなね・・・

知っているんです。

読書のたのしさを。

お話の世界のおもしろさを。










午前8時10分の教室。

全校が静まり返ったんです。








朝読書の時間。

それぞれの目が・・・

お気に入りの本にくぎづけ。







だれも私なんかの方に目もくれない・・・

こころは・・・

お話の世界に入り込んじゃってるから。

(そうじゃないときも・・・

 目もくれないのかもしれないけれど・・・)








それぞれが・・・

それぞれの本の・・・

お話の世界を・・・


ここにはない・・・

とっておきの世界を・・・

たのしんでいる・・・

とっておきの時間なんです。








そんな光景を見ながらね・・・

私はおもっていたんです。


" 読書は・・・

 どんなときでも私たちに・・・

 すてきな時間をプレゼントしてくれるけれど・・・

 雨の日の読書っていうのも・・・

 なかなかいいな。"って。










週末の天気予報は雨。


" 日曜日あたり・・・

 時間がなくて読めないままでいたあの本を・・・

 ゆっくり読んでみようかな。"って思ったんです。








" 雨の日の読書・・・ "というお話でした。






そうそう。

朝の図書館で・・・

最後の一人になっても・・・

まだ何か・・・

もくもくとさがしていたこのおともだち・・・











だれに言うわけでもなく・・・

うれしそうに「あった!」って・・・

本を一冊 棚からぬきだして・・・

カウンターへ駆けていったんです。


" このおともだちは・・・

 とっても本がすきなんだな。"って思った私は・・・

教室についていって たずねたんです。

「ねばりづよくさがしていたね。」って。


かえってきたんです。

「昨日からさがしてました。」って。

(昨日から・・・)

(きみ・・・すごい・・・)









このおともだちの・・・

本が大すきな気持ちは・・・

予想をはるかにこえていたんです。

はるかに・・・です。







" とってもいいことだな。"って思ったんです。

" 見習おう。"って思ったんです。


2024年6月27日木曜日

" 6年生がおしえてくれた・・・ "というお話

6月27日(木)。

多目的室に掲示されている・・・

「平和」をテーマにした学習のまとめ。


それは・・・

6月の上旬に行った・・・

修学旅行のとき・・・

学習した「平和」についてのまとめたもの。










それは・・・

6年生から全校のみんなへのおみやげ。



とてもとても大きなおみやげ。

とても大切な大切なおみやげ。










模造紙12枚にまとめられた・・・

そのおみやげは 私たちに語る。


平和記念資料館のこと・・・








そこにあった・・・

しんちゃんの三輪車のこと・・・











平和記念公園のこと・・・


そこにあった・・・

原爆の子の像のこと・・・








平和の灯のこと・・・

原爆供養塔のこと・・・

原爆死没者慰霊碑のこと・・・





原爆ドームのこと・・・








原爆のおそろしさのこと・・・。











そして・・・

そのメッセージはつづく。


平和の尊さのこと・・・








6年生が胸に抱いた・・・

平和へのいのりのこと・・・









さらに・・・

私たちにうったえる・・・


「私たちに 今できること!」についての提言。









それはこのように語りかける。

「大きな戦争を止めることは・・・

 今はまだできない私たちだけれど・・・

 今できるなにかがあるんだ。」と。


「身近なけんかをふせぐことだ。」と。


「相手の意見を大事にして認め合うことが大切だ。」と。


そして・・・

「相手への思いやりを持つことを忘れちゃいけない。」と。










それは私たちに教えてくれているような気がした。

「平和への第一歩は・・・

 今・・・自分の目の前にある足元に・・・

 今・・・自分の周囲にいるそのそばに・・・

 今・・・自分の想いが宿るその胸に・・・

 踏み出すことができるんだ。」と。










全校のみんなは学ぶだろう。


「おともだちをたいせつにしてるかな。」って。

「ちょっとしたことでいらいらしていないかな。」って。

「かげでこちょこちょ話をしちゃいけないな。」って。










私たちおとなは学ぶだろう。


「6年生の学びのその純粋さ」を。

「子どもたちに対する敬意の大切さ」を。

「私たちは・・・

 そんな子どもたちの前に・・・

 胸を張って立つことのできる・・・

 そんな存在であるかどうか・・・

 内省することの必要性」を。











今日・・・

私はふと気づいた。












1年生が大切に育てている・・・

朝顔のそのつるが・・・

そらへと向かって・・・

高く高く伸びるように・・・









すべての教室は・・・

一つ残らず・・・

6年生の教室を向いて・・・

作られているということに。













すべてのおともだちの顔は・・・

いつも6年生のいる方向を向いて・・・

おべんきょうをしているんだということに。








そして・・・

6年生は・・・

それに見合うだけの存在であるのだということに。








" 6年生がおしえてくれた・・・ 

 「『平和』と『日常』とは・・・

 つながっているという事実。

 そして・・・

 全校のみんなは・・・

 6年生の背中を見ながら・・・

 成長しているんだという事実 "というお話でした。




このことを付け加えなくちゃいけない。

まとめられた模造紙12枚の中にある・・・

すべての漢字には・・・

ちっちゃな学年のおともだちにも読めるように・・・

読み仮名がていねいにふられているということを。


文字通りの・・・6年生のこの「優しさ」を。



2024年6月26日水曜日

" すもう・・・とてもいいと思う。 "というお話

6月26日(水)。

いよいよ今日は・・・

上学年のすもう大会。















選手宣誓の6年生が・・・

「力いっぱいやります。」って・・・

「一生けんめいはかっこいいということを・・・

 身体じゅうで表します。って・・・

とてもうれしいことを宣誓してくれたんです。








いよいよ取組。

宣誓のことばのとおり・・・

みんな一生けんめいだったんです。













4年生も・・・

5年生も・・・

6年生も・・・。













おにいさんも・・・

おねえさんも・・・








応援のおうちのみなさんも・・・。











その光景は・・・

とても豪快で・・・

とても痛快だったんです。








算数の力いっぱいもすごいけど・・・

おすもうの力いっぱいもすごいんです。









「はあはあ・・・」言いながら・・・








力のかぎりに相手を押し・・・








思いっきり足を踏ん張ったんです。








教室でのおべんきょうとは・・・

ちがう種類の「力いっぱい」なんです。








日常の生活の中で・・・

おともだちに・・・

自分の力の100%をぶつけ・・・

おともだちの100%をうけとめる・・・








そんな経験って・・・

いつのまにか・・・

ほとんどなくなってしまったように思うんです。








全力を尽くし・・・

勝ち負け関係なし・・・

潔く・・・

礼を尽くして・・・

あと腐れなし・・・。













おとなだってそう。

" 私もそんな人間でありたいな。"って・・・

つくづく思ったんです。









今日は・・・

上学年のおともだちの・・・

すがたを見ていて思ったんです。













" 思いっきり・・・

 自分の身体や・・・

 体重・・・

 想いや熱意を・・・

 おともだちにあずけることができる・・・


 これって・・・

 ほんとうにあいてのことを・・・

 信頼できるからこそだよな。"って。


" あいてのおともだちも・・・

 信頼できるからこそ・・・

 そのおともだちのそんなすべてを

 うけとめることができるんだよな。"って。


" じゃないと・・・

 けんかになっちゃうもんな。"って。








" すもう・・・とてもいいと思う・・・

 そこには・・・

 「力いっぱい」と「信頼」とが・・・

 見られるから "というお話でした。









6月24日(月)と・・・

6月26日(水)の・・・

2回にわけて開催した「校内すもう大会」。








たくさんのおうちの方々に・・・

応援におこしいだだき・・・

とてもうれしかったです。

ありがとうございました。









また応援にきてください。


「またね。」