2023年5月29日月曜日

" ねっこはおなじです。 "というお話

5月29日(月)

雨ふりの一日です。







ちょっとだけ・・・

"じとっ"とした気持ちになりそうになるけれど・・・

こんな日にも・・・

美しい光景は見られるんです。







はじめの写真です。

児童玄関のかさたて。

まるで・・・かさやさん。








みんながきちんと丸めて入れるから・・・

あとから来たおともだちも・・・

すうっと入れることができるんです。

おしくらまんじゅうにならないんです。








今・・・そこにいないおともだちに対する思いやり。

究極の思いやり。




つぎの写真です。

下足ばこ。

まるで・・・くつやさん。








きちっとそろってるだけじゃあなくってね・・・

履き物のかかとが・・・

下足ばこのふちの線に・・・

ちょっきりにそろってるんです。








くつが・・・

これより奥だと・・・

底にくっついてきたじゃりが・・・

奥に入ってしまって・・・

そうじするときにきれいにならないんです。








これより手前だと・・・

くつの底がかわいたときに・・・

ぱらぱらとじゃりが地面におっこちて・・・

そうじ当番さんが大変なんです。







なんなら・・・

下の段のくつをとろうとしてしゃがんでる・・・

おともだちの頭に・・・

ふりかけみたいにじゃりがおっこちてきちゃうんです。








これも・・・

究極の思いやり。




おしまいの写真です。

ぞうきんかけ。

まるで・・・ハンカチやさん。







きちんとかけてあるから・・・

おともだちのぞうきんと重ならなくって・・・

じくじくしたりなんかしないで・・・

さっぱりとかわくんです。







そしてね・・・

みんながよゆうでかけることができるんです。


やっぱりこれも・・・

究極の思いやり。



どの写真も・・・

みんなにとっては・・・

ちょっとしたことかもしれないんです。








でもね・・・私はこころから思ってるんです。

" ちっちゃなことを・・・

 きちっとていねいにできる人だけが・・・

 おっきくてすばらしいことを・・・

 できるようになるんだ。 "って。







" ちっちゃなことも おっきなことも ねっこはおなじなんだ。 "って。


" ねっこはおなじです。 "というお話でした。



1年生の教室前のテラスでは・・・

あさがおの苗が・・・

「のびよう のびよう」ってしていたんです。






教室の中では・・・

あさがおにまけないくらいのいきおいで・・・

1年生のおともだちが・・・

「のびよう のびよう」ってしていたんです。
















2023年5月27日土曜日

" 夏が来る "というお話

少し前のことです。

5月24日。








この日・・・

午前中にプールそうじがあって・・・







全校のおともだちが・・・

プールをきれいにしてくれたんです。







ものすごい勢いで・・・

プールの底をみがいてくれるおともだちを見て・・・







" やっぱりおとなは子どもたちには勝てないな "

・・・って思ったんです。













そしてね・・・

黙々とひたすら・・・

みがいてくれるおともだち・・・







誠実さがにじみでていて・・・







とっても健気で・・・







私は・・・こんなすがたにも・・・

こころを打たれるんです。







そうじがおわったプールは・・・

もう入れそうなくらいにきれいだったんです。



このプールで・・・

6月5日(月)に・・・

プール開きが行われるんです。







きっと・・・

あちこちから・・・

歓声と水しぶきがあがるんです。








" きっとこの夏もあついぞお。 "って思ったんです。








私の頭の中ではね・・・

大黒摩季が流れていたんです。


" 夏が来る "というお話でした。


夏が来る・・・

よおし・・・!

こんな日には・・・

あれをたべながら・・・

あれを飲もう。

・・・って思ったんです。


・・・というか・・・

今日も思ってしまったんです。   ぷしゅっ


2023年5月25日木曜日

" 田植え・・・おちゃわん一杯のごはんのねうち "というお話

 5月25日。

最高のおてんき。








4年生のおともだちが・・・

灘手地区にでかけて・・・

2週間前に「どろんこフェスティバル」をしたたんぼで・・・

田植えをしたんです。








苗 3~4本を一株にして・・・







30cmくらいの間をあけながら・・・







せっせ・・・せっせ・・・と・・・

ひたすら植える。







きちんと列がそろうように・・・

目印にするのが「豆づな」。







たくさんのおうちのみなさんや・・・







たくさんの地域のみなさんの・・・







お力をかりて・・・







2時間あまりで完了。







ところで今日・・・

植えた苗ひとつまみ・・・

およそ3~4本で一株。







その一株から出る穂の数・・・

およそ22本。







一つの穂につく「もみ」の数・・・

およそ70粒。







おちゃわん一杯のごはんに入ってるお米の数・・・

およそ3300粒。







・・・ということは・・・

みんなが植えた苗・・・

およそ2つまみの分が毎日のおちゃわん一杯分。







おちゃわん一杯のごはんって・・・

あんなにも かよわくて細い苗から・・・

力強く育ってできあがっていくんです。

よいお勉強ができたんです。







でもね・・・

もっと大切なことを・・・

すべてのおともだちに知っていてほしいんです。








このつぎ・・・

苗の育ちを見に行くことができるのは・・・

うんと先になるけれど・・・








その間も・・・

地域の方々が・・・








毎日の水の管理や・・・

肥料の管理・・・

草とりや・・・

あぜの管理・・・







たくさんのお仕事をしてくださるんです。






季節はこれから暑い夏に向かいます。

おかりするお力の大きさに・・・

ただただ・・・

頭がさがる思いでいるんです。







成徳小学校のみなさん・・・

どうか知っていてください。


おちゃわん一杯のごはんのねうちは・・・

苗2つまみなんてことばじゃあ表せないんです。


たくさんのみなさんの・・・

お力や・・・努力や・・・

やさしさや・・・一生懸命さ・・・

そしてなにより・・・

みなさんへの応援の気持ちがこめられてるんです。






そのねうちはね・・・

数字じゃあ表せないんだってことを。









" 田植え・・・おちゃわん一杯のごはんのねうち "というお話でした。








今日の田植えに向けて・・・

準備を進めてくださった・・・

灘手地区を中心とした・・・

たくさんのみなさま・・・

そして・・・

今日の田植えにお力をかしてくださった・・・

たくさんのボランティアのみなさま・・・

ほんとうにありがとうございました。


私たちは・・・

おちゃわん一杯のごはんの大切さのわかる子どもたちを育ててまいります。


成徳小学校  山名 毅