2025年12月26日金曜日

"だいたい一万分の一くらいの確率 "というお話

12月26日(金)。

冬休み1日目。











みんなどんなふうにすごしていますか?









思い出していたんです。









きのう・・・

ちょっとびっくりしたこと。













きのうの終業式のとき・・・

各学年の代表のおともだちの発表と・・・

各種表彰をしたんです。








どの子も気合いが入っていて・・・

どの子もきまりがよくて・・・








先生たちも・・・

一生けんめいにみんなにお話をして・・・












そして・・・それぞれの教室では・・・

まるでおなじ場所に集まってるみたいに・・・









やっぱり気合いが入って決まりのいい・・・

全校のみんながいたんです。










" きっと・・・

 いい冬休みがくるな "って思ったんです。













ところで・・・

このとき多目的室にいた子は・・・

全部で8人。


式がおわってから・・・

「はっ」と気がついたんです。











一番手前の1年生のおともだちと・・・








手前から5番目の4年生のおともだちと・・・








手前から8番目の6年生のおねえさんって・・・








" はっ おいおい・・・

 きみたち3人ってきょうだいじゃん! "って。











思ったんです。

" めずらしっ"って。










" 全校の代表の子どもが8人いて・・・

 その中の3人がきょうだいだなんて・・・

 ねらってもないし・・・

 相談してもないのに・・・

 どんな計算をしたらいいのかわかんないけど・・・

 その確率って・・・

 だいたい・・・

 一万分の一くらいなんじゃないかな。"って。











" これは・・・

 2026年の打吹小学校・・・

 ますますいいことがあるな・・・"って。








"だいたい一万分の一くらいの確率 "というお話でした。







式がおわってからの1年生の教室。

さっきの1年生のおとうとくんが・・・

なんでだか・・・

ランニングシャツを着て座っていたんです。











" 全校の代表の子どもが8人いて・・・

 その中の3人がきょうだいで・・・

 さらに・・・

 その中の一番年少のおとうとくんが・・・

 この真冬に・・・

 ランニングシャツ一丁でいるっていう確率は・・・

 「一億分の一」くらいかな "って思ったんです。

(というか・・・

 絶対にそのくらいの確率なんです・・・。)



2025年12月25日木曜日

" 絢爛「色褪せない記憶」 "というお話

12月25日(木)。

第2学期の終業式の日。










オンラインでの終業式で・・・

学年代表として堂々と・・・

2学期がんばったことを発表する子・・・









出会うなり・・・

夜サンタがやってきたことを・・・

目を輝かせながらお話ししてくれる子・・・








先生のお話に・・・

真剣に耳を傾ける子・・・










そんな子どもたちの姿を見て・・・

明日からやってくる・・・

子どもたちの冬休みを思いながら・・・

午前中 ずっと ずうっと・・・

思い出していた。

・・・あのころの自分の冬休みを・・・。







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子どものころ・・・

この日からのおよそ十日あまりの間は・・・

とびっきり特別なときが流れた。








クリスマス。

朝 目を覚ますと・・・

枕もとには・・・

たくさんのお菓子が入った真っ赤なブーツ。








それだけで幸せだった。

これからはじまる冬休み。

わくわくの扉が開かれたように感じられた。








大みそか。

ふだんは眠くって とてもできない夜更かし。


夜中の12時がちかくなると・・・

遠くから聞こえてくる除夜の鐘の音。









元旦。

年が明けるやいなや・・・

夜道を歩いて氏神さまに初もうで。








すれちがう人たちと・・・

「おめでとうございます。」って・・・

年始のあいさつをかわすけれど・・・

暗やみだから だれがだれだかわからない。

(おとなのひとが多いから・・・

 そもそも知らない顔ばかりなのだけれど・・・)








そんな中で・・・

ばったりとともだちの一家と出くわすと・・・

なんだか ちょっと・・・

照れくさいような・・・うれしいような・・・

真夜中という非日常の空気を・・・

思いっきり吸い込んでいた。









" 朝まで起きていよう・・・"って・・・

そう張り切ってはいたものの・・・

こたつに入ってテレビをつけたままで・・・

いつの間にか眠ってしまっていた。

(きっといつも・・・

 数分間しかもたなかったにちがいない・・・)








目が覚めると・・・

おとなと出会うたびに・・・

つぎつぎとお年玉をもらった。








五百円札がメインのポチ袋・・・

千円札が入っていようものなら・・・

テンションはそれだけでMAXに達した。










三が日。

あっちやこっちの親戚の家に出かけた。








ふだん会うことのない・・・

おじいちゃんやおばあちゃん・・・

おじちゃんやおばちゃん・・・

はじめて見る親戚のひと・・・

そして・・・

お盆とお正月だけしか会わないのだけれど・・・

むしろそうだからなのか・・・

とても大すきないとこたちでいっぱいだった。









" よくもまあ そんなにまでも・・・

 飲んだり食べたりおしゃべりしたりと・・・

 延々としていられるものだな・・・"って・・・

そう思ってしまうくらいに盛り上がっている・・・

おとなたちを尻目に・・・








こちらはこちらで これまた延々と・・・

いとこたちとボードゲームを繰り返した。



************



今のように・・・

高価なプレゼントはなかったけれど・・・








今のように・・・

たくさんのものであふれてはいなかったけれど・・・








今のように・・・

真新しくてきれいなものばかりではなかったけれど・・・








やっぱり・・・

そんな記憶は・・・

年月が経っても色あせることがない。








きっと・・・ひとにとっての「絢爛」は・・・

別のものによるところが・・・

大きいにちがいない。













クリスマス・・・

サンタが・・・

プレゼントをもってきてくれるというけれど・・・

それは物だとはかぎらない。

かたちのないプレゼントがあったっていい。








今朝・・・

すべての子どもたちのもとへサンタはやってきたはず。











すべての子どもたちのもとへ・・・

それぞれにとっての「絢爛」を・・・

届けてくれたはず。








明日からの13日間。

すべての子どもたちにとっての冬休みが・・・

そんな「絢爛」のときであることを・・・

願わずにはいられない。








" 絢爛「色褪せない記憶」 "というお話でした。





みんな・・・

2学期もほんとうによくがんばりました。

どうぞよいお年を。

またね。

2025年12月24日水曜日

" 2年生のプチ合奏 "のお話

きのうのことです。

12月23日(火)。

午後の音楽室。










2年生のみんながね・・・

楽器の練習をしていたんです。








「山のポルカ」。


「うったたた うったたた」

「うったたた うったたた」

(あってたっけ・・・?)








どうやらこのあとね・・・

みんなで合わせてみるんだって・・・。








たずねてみたんです。

「いつくらいから練習をはじめてたの?」って。








かえってきたんです。

「今日からです。」って。

「さっきからです。」って。

「自分がする楽器も・・・

 さっき相談して決めました。」って。

(ケロンとして・・・)










ちょっとだけ心配しちゃったんです。

" へ・・・? できんの・・・? "って。

" 合奏を・・・? "って。

" 今から練習して・・・

 おしまいに合奏を・・・?"って。

" 「山のポルカ」だよ・・・"って。

(よく知んないけど・・・)












そんな心配をよそに・・・

みんなの練習は真剣だったんです。


やる気まんまんだったんです。

この時間で・・・

合奏ができちゃう気まんまんだったんです。









おしえっこしてたんです。









ききあいっこしてたんです。











呼吸とこころをあわせてやっていたんです。










いよいよ はじまったんです。

合奏。









とってもやさしいおとで・・・

「山のポルカ」。









私はね・・・

大すきになってしまったんです。

「山のポルカ」のことが。








そして私はね・・・

ますます大すきになってしまったんです。

みんなのことが。











音楽のおべんきょうがおわって・・・

帰りの会が始まるまえの教室。

(おいおい・・・

 教室までついていったのか・・・)








ほんわかとした空気のなかで・・・

思っていたんです。

" そりゃあ 一発で・・・

 合奏ができちゃうわけだぁ・・・"って。


" こころがそろってるから・・・

 あんなにすぐに・・・

 合奏もそろっちゃうわけだぁ・・・"って。


" とってもいいシーンに出会ったな。"って。








" 2年生のプチ合奏 "のお話でした。





今日はクリスマス・イヴ。








きのう 2年生から・・・

いい音楽を聴かせてもらったから・・・

今夜は それを思い出しながら・・・

予約したチキンといっしょに・・・

おいしいものを飲もう。


そして・・・

「ジングルベル」をうたおう。

ちょっと大きめの声で。




すべてのみなさま・・・

Merry Christmas! 

  and Happy New Year!