2026年2月6日金曜日

" つけるな・・・握るな・・・ "というお話

2月6日(金)。

1校時の理科室。











4年生がね・・・

理科のおべんきょうをしていたんです。

「水のすがた」のおべんきょう。

(お・・・今日もなのか・・・)








どうやら今日は・・・

試験管に入れたお水を・・・

むっちゃ冷やすとどうなるのか・・・

その実験をしていたんです。









(もしかして・・・

 凍るんじゃあないか・・・?)

(へ?・・・

 上から凍るのか・・・?

 下から凍るのか・・・?)

(ちゃんと見とこ・・・。)





私はね・・・

「おや・・・?」なんて顔をして・・・

わざとらしく尋ねたんです。


「あれ?・・・めがねは・・・?」って。

「みんな似合ってたのに・・・?」って。

「眼を守んなくちゃ・・・。」って。









かえってきたんです。

「あ・・・そう言えば・・・。」って。

「今日はいらないんじゃあないですか・・・?」って。

「今日はお湯じゃないから・・・」って。

(わりとクールに・・・)

(もしかして・・・めがねがないから・・・

 テンション低いのか・・・?)








ずいぶん時間が経って・・・

試験管の中のお水の温度が・・・

-4℃くらいになったころ・・・


みんなも私もね・・・

予感がしていたはずなんです。

" そろそろかな・・・?"って。







ところがね・・・

ひとつのグループだけ事情がちがったんです。


「まだ6℃です。」って。

「なぜか6℃から下がりません。」って。










" そんなことってあるのか?"って思いながら・・・

そのグループの方を振り向いて思ったんです。

" おいおい・・・お水に指をつけるな・・・"って。











そして・・・

" おいおい・・・ビーカーを握るな・・・"って。

(指も2本にふやすなって・・・)





" つけるな・・・握るな・・・ "というお話でした。


(サブタイトルは・・・

 「シリーズ後編 4年生「水のすがた」でした。)











ところで・・・

昨日も今日もなんだけど・・・

ちょこちょこ写ってる科学者みたいな人・・・







よく見たら・・・

大本先生じゃぁないか・・・?









おいおい・・・

びしっと決めすぎてないか・・・?

(っていうか・・・

 白衣持ってたのか・・・)



2026年2月5日木曜日

" おいおい・・・今だろ "というお話

2月5日(木)。

4校時の理科室。


4年生がね・・・

理科のおべんきょうをしていたんです。

「水のすがた」のおべんきょう。












どうやら・・・

丸底フラスコに入れたお水に熱を加えて・・・

沸騰させようとしているようだったんです。









私がね・・・

「おっ・・・?」なんて顔をして・・・

わざとらしく入っていくと・・・

おともだちがつぎつぎと教えてくれたんです。


「このめがねをかけて実験してるんです。」って。

「眼を守るためです。」って。

「しなくちゃいけないんです。」って。

(ちょっと興奮気味に・・・)








私はね・・・

" これはテンションあがるよな・・・

 実験なんだからな。"って思いながら・・・

その様子をながめていたんです。










研究者みたいになっちゃったみんなはね・・・

めがねが気になってしかたがなかったんです。

(わかる・・・

 むっちゃかっこいいんだから・・・)











「なんだか・・・

 ずりおちてきます。」って言いながら・・・

丸底フラスコを見つめるときにも・・・

なんか気になっちゃって・・・。

(わかる・・・

 ちょっとおっきめだもんな・・・)






「タブレットに記録しなくっちゃ」って言いながら・・・

画面を見つめるときにも・・・

なんか気になっちゃって・・・。

(え? 今もすんのか・・・?)









「見ようとするんだけど・・・

 くもってきちゃいます。」って言いながら・・・

必死に温度計のめもりをよもうとするときにも・・・

なんか気になっちゃって・・・。

(マスクしてめがねかけると・・・

 なっちゃうんだよなぁ・・・。)






実験中・・・

どこでなにをしているときにも・・・

しっかりと・・・

このかっこいいめがねをかけていたんです。

(研究なんだから・・・)

(びしっと決めなくちゃいけないんだから・・・)












実験の後半。

丸底フラスコの底から・・・

ぷくぷくと小さなあわが立ちはじめて・・・

この大実験が・・・

佳境をむかえようとしたときだったんです。





ひとりのおともだちが・・・

おなじグループのおともだちに・・・

つぶやいたんです。

「は・・・あわが出てきた・・・」って。










「ちかくで見てみよう。」って言いながら・・・

頭を寄せ合って・・・

めがねをずらす左のおともだちと・・・

めがねを握りしめる右のおともだちを見て・・・

私は思っていたんです。


" おいおい・・・

 めがねをかけるのって・・・今だろ"って。






" おいおい・・・今だろ "というお話でした。










*この実験は安全に十分配慮した環境で行われ、無事に成功しました。

2026年2月4日水曜日

" 立春・・・春を迎える準備 "のお話

2月4日(水)。

午前8時10分の多目的室。

全校朝会をしたんです。











会のはじめにね・・・

私はみんなにお話ししたんです。











************

今日は「立春」っていってね、春のはじまりの日なんだよ。今朝は水たまりに氷が張っていたね。寒い日はまだまだあるけれど、今日からだんだんと春らしくなっていくんだって。









植物や動物は、そのことをようく知っているんだよ。


たとえば、いまはまだ「つまようじ」の先っちょみたにとがった「さくらの芽」は、今日くらいから、だんだんとまるく膨らみ始めるよ。だれも教えないのによくわかるよね。









「チューリップ」って育てたことある・・・?(当然 全員うなずく・・・生活科で育てたことを知って尋ねてるんだから・・・)土のなかの球根はね、冬の間は石ころみたいに固くなっていたけれど、もうすぐニョキっと芽を出すために、今日くらいから芽になるところがチーズみたいにやわらかくなりはじめるんだって。だれも教えないのにえらいね。


(花粉だってそう・・・私の場合はすでに鼻がむずむずだし、目がちりちりだし・・・だれも教えてないのに勝手に飛びはじめて・・・えらくないね。)





「虫たち」だってそうだよ。冬の間は石の間や葉っぱの下で眠っちゃってたけれど、今日くらいから葉っぱの下で「かさこそ かさこそ」「かさこそ かさこそ」って動きはじめるんだって。だれも教えないのに自分で起きてえらいね。








じっとしてる植物やちっちゃな動物たちは、みんな春を迎える準備をはじめるんだよね。











きっと人間だっておなじだよ。みんなだってそう。みんなにとっての「春」は4月1日かな。6年生は中学生になるね。1年生から5年生のみんなはひとつ上の学年になる。










「さくら」のつぼみが・・・

つまようじからまるくなるみたいに・・・









「チューリップの球根」が・・・

石ころからチーズになるみたいに・・・








「虫たち」が・・・

葉っぱの下で・・・

「かさこそ かさこそ」って動き出すみたいに・・・









みんなにとっての・・・

春を迎える準備って・・・

いったいなんだろうね。









一度 考えてみようね。

校長先生も・・・

自分にとっての・・・

春を迎える準備について・・・

考えてみようと思っているよ。









それは・・・

「こうなりたいという目標」かもしれないし・・・

「ここをなおしたいという課題」かもしれないね。

どっちの準備もたいせつだって思うよ。



************


" 立春・・・春を迎える準備 "のお話でした。







全校朝会がおわったあとの1年生の教室。

なんだかね・・・

「もう『春を迎える準備にとりかかりました。」って・・・

そう言ってるようなすがたが・・・

教室のあちらこちらで見られたんです。











" たのもし!"って思ったんです。

(あ・・・伯乃富士関からもらったハンカチだ。)





はぁっくしょん・・・


2026年2月2日月曜日

" じまんの作品を見せてもらった・・・"というお話

2月2日(月)。

お昼すぎの図工室。











1年生のおともだちが・・・

版画をしていたんです。









しあげです。 しあげ。









刷り上がった子が・・・

つぎつぎと声をかけてくれたんです。





「なまえもじょうずに書けました。」って。








「たのしかったです。」って。








「きれいないろにできました。」って。









「上に貼ってあるからみてください。」って。




「食べてみてください。」って。

(食えるのか・・・?)













どの子にとってもね・・・

じまんの作品なんだって言うことが・・・

びしびしとつたわってきたんです。









どの子も・・・

一生けんめいにがんばった証拠なんです。











刷り上がって・・・

ホワイトボードにならべて貼られた・・・

作品をながめながら思っていたんです。





" きみたちって・・・

 おとぎ話のなかを生きているんだね。"って。








" じまんの作品を見せてもらった・・・"

   ・・・というお話でした。










図工のおべんきょうがおわって・・・

教室にもどっていく行列はね・・・

いつにもまして・・・

胸を張っているように見えたんです。

(「おもちゃのマーチ」が・・・

 聞こえてきそうだね。)











" う~んとがんばったんだよね。"って・・・

そう思ったんです。