2026年2月13日金曜日

" 版画・・・そこにしかないもの "というお話

2月13日(金)。

今・・・

校舎のろうかは・・・

ギャラリーになっているんです。











版画。

全校のみんなの版画。










絵を描くよりも工程が多くって・・・

紙を切ることや・・・

板を彫ること・・・

色や白黒のバランスを考えること・・・


いろいろなことを考えながら・・・

創り上げるこの版画。





できあがった作品には・・・

版画にしか表すことができない・・・

そんな味がつまっているんです。











【1年生「さかなのレース】








おさかなにまじって・・・

海の中の・・・

光のもようや・・・

波がつれてくるシャボン玉のようなあわ・・・

そんなものを表現していて・・・

「ぷくぷくぷく・・・」っていう・・・

そんな音まで聞こえてきそうなんです。







【2年生「しゅう字をいっしょうけんめいかく自分」】









「いっしょうけんめい」な気持ちがね・・・

筆をにぎる指の一本一本に・・・

にじみ出ちゃっているんです。


ほら・・・見て。見て。

指の関節ひとつひとつがね・・・

「いっしょうけんめいです。」って・・・

そう言ってるみたいでしょ。







【3年生「赤と青の兄弟の鬼」】









作者のおともだちには・・・

おにいちゃんもおとうともいて・・・

みんなはとっても・・・

たぶん とっても・・・

なかよしなんだっていうことが・・・

鬼さんの顔からわかるんです。






【4年生「空を飛ぶりゅう」】









この竜は・・・

こっちから見ても・・・

あっちから見ても・・・

いつもこっちを・・・

ふしぎなくらいに見つめていて・・・

作者のおともだちの・・・

まっすぐなこころが伝わってくるんです。









【5年生「考える自分」】








頬杖をついて・・・

目を閉じて・・・

「しーん」っていう音だけが・・・

聞こえてきそうなこの作品。


ためしに作者のおともだちに尋ねたんです。

「このときって・・・

 いったい何を考えていたの・・・?」って。

かえってきたんです。

「給食のことを考えていました。」って。

(それは大事なことだわ・・・・・・)

(その大事さがよくあらわれているわ・・・)






【6年生「3年間の思いでが詰まった校舎」】








統合から3年が経った打吹小学校。

作者のおともだちが・・・

この新しい小学校・・・

打吹小学校のことを・・・

とてもとても・・・

たいせつに思ってくれていたんだっていうことが・・・

彫りのていねいさに表れていて・・・

私はちょっと泣きそうになるんです。







ペンや筆を使って描くわけじゃないからか・・・

表現することが・・・

ちょっともどかしそうにも思える版画。


でも・・・やっぱりね・・・

できあがった作品には・・・

版画にしか表すことができない・・・

そんな想いがつまっているんです。










" ギャラリー・・・版画・・・

 そこのしかないもの "というお話でした。




打吹小学校の・・・
開校3年目が・・・
まもなく終わろうとしています。

2026年2月10日火曜日

" ちょっと背の高い選手 "のお話


2月10日(火)。

















大雪が降ったあと・・・
そのつぎに晴れた朝は・・・
だいたいカッチカチに凍てつくもので・・・





みんなの登校を・・・
パトカーのおまわりさんが・・・
やさしく見守ってくださったんです。















3校時。
冷蔵庫と冷凍庫の・・・
その中間くらいの温度の体育館。
3年生が体育でタグラグビーをしていたんです。
















ふだんから・・・
パワフルが持ち味の3年生が・・・
そんな寒さに縮こまるわけはなく・・・


極寒の体育館を・・・
ところ狭しと走りまわったんです。















ほとんどの子が・・・
まだ覚えたてのタグラグビー・・・

ルールはちょっと・・・
むずかしいかもしれないけれど・・・
タグラグビーのスピリッツは・・・
3年生のみんなにとっては至ってシンプル。





たがいの力を合わせること・・・
なかまと気持ちを合わせること・・・












相手の気持ちを理解すること・・・
ノーサイドのホイッスルが鳴ったら・・・
さらによいなかまに・・・
なることができていること・・・


3年生にとっては・・・
ふだんの生活のなかで・・・
こころがけていて・・・
しかも・・・
できちゃっていることばかりだったんです。










あ・・・
ところで・・・
ふと気がついたんです。



みどり色チームのなかに・・・
ひとりだけ・・・
ちょっと背の高い選手がいることに・・・。






とくに・・・
大きな声を出してリードしたり・・・
スーパープレーをしたり・・・
ものすごいスピードで走ったり・・・
そんなことをするわけじゃあないけれど・・・










この・・・
ちょっと背の高い選手がいるだけで・・・
ゲームの質が高くなるんです。
(あ・・・あっ・・・
 向かいの女の子を威嚇してないか・・・?)






“ なんでかな・・・? ”って・・・
そんな目で見ているとね・・・
わかってくるんです。











ことばや図を・・・
一切使うことなく・・・

パスをするコースや・・・
走るコース・・・
パスを待つポジションや・・・
ディフェンスのしかたを・・・

そのプレーで・・・
みんなに教えているんだっていうことが。













" こういう選手が・・・
 ひとりいると・・・
 「学び」の質が一気に上がるよな。"って・・・
そんなことを考えながら見ていると・・・
「ちょっと背の高い選手」って・・・
安本先生だったんです。

(おいおい・・・
 最初から知ってただろ・・・)














つくづく思っていたんです。
" どおりでな・・・"って。
" 教師って・・・
 あまりおしゃべりしなくったって・・・
 子どもたちのことを・・・
 ぐんぐん伸ばすことができるんだよな。"って。




" ちょっと背の高い選手 "のお話でした。













しかし きみたち・・・
あんなにまでも冷たい体育館で・・・。









きみらって・・・
ほんとパワフルだよね。


2026年2月9日月曜日

" 最も美しい光景かもしれない・・・ "というお話

2月9日(月)。

こんなに積もるのはいつ以来だろうって・・・

そう思ってしまうほどの大雪。











みんなの安全を守るために・・・

臨時休業。










車の屋根に乗っかった雪を下ろそうと・・・

使った雪かき用ワイパーの柄が・・・

ひん曲がってしまうほどの大雪は・・・

街をすっぽりと覆っていて・・・





学校を見下ろす打吹山は雪化粧していて・・・








いつも子どもたちを乗せてゆれている・・・

校庭のブランコは・・・

今日はこんもりとした雪を乗せていて・・・





ひざの高さよりも深い雪に埋まったてつぼうは・・・

まるでリンボーダンスのバーのように・・・

低いところにあって・・・

(この低さのバーに挑戦しようとすると・・・

 絶対おなかがつかえるな・・・)









校舎の赤茶色の屋根は・・・

真っ白な毛糸のぼうしをかぶったように・・・

まんまるくなっていて・・・










夏には・・・

あれほどにぎやかな歓声が響いたプールには・・・

張った氷の上にさらに雪が積もっていて・・・









いつもとは・・・

まったくちがう表情を見せている。












かいてもかいても・・・

雪かきが追いつかないうらめしさ・・・

つるっとすべって転んでしまいそうなこわさ・・・

こころまで縮こまってしまいそうな寒さ・・・








大雪は・・・

私たちを・・・

うんと ううんと困らせるけれど・・・





そのお詫びなのか・・・

こんなにまでも美しい光景を見せてくれる。












朝一番の学校。

おそるおそる自動車を運転して・・・

出勤してきた先生たちが・・・









明日・・・

やってくる子どもたちのために・・・

ちらちらと降っては・・・

髪の毛に積もる雪を・・・

振り払うこともなく・・・

学校周辺の雪かきをしていた。





いじらしいまでに・・・

一心不乱に動く先生たちを見ながら・・・

私は思っていた。










" 雪が見せてくれた数々の美しい光景のなかで・・・

 この光景が最も美しいかもしれないな。"と。




" 最も美しい光景かもしれない・・・ "

  ・・・というお話でした。









先生たち・・・ほんとありがとう。