2025年12月4日木曜日

" 「差別に立ち向かう」ということ "というお話

12月4日(木)。

お昼まえ。

6年生の教室。

人権学習をしていたんです。












いつにもまして・・・

真剣なまなざしのみんなは・・・

意見を交わしていたんです。








ときに・・・

ちかくのおともだちと・・・








ときに・・・

クラスのみんなと・・・








そして ときに・・・

自分自身と・・・。











みんな考えていたんです。

「差別に対する思い」について・・・。


「ひとを下に見る行為だ。」って。

「生活を否定するものだ。」って。

「おなじ人間なのに・・・。」って。

「差別を許すことは・・・

 差別があることが当たり前の・・・

 世の中をつくることなんだ。」って。










別のシーンでは・・・

やっぱりみんな考えてたんです。

「差別を目の当たりにしたとき・・・

 自分には・・・

 なにができるのだろうか・・・?」って。


「強い気持ちで立ち向かえば伝わるはずだ。」って。

「思いの強さが必要なんだ。」って。

「一人でも多くの・・・

 おなじ思いのなかまが必要なんだ。」って。

「力ではなく・・・

 ことばで変えることがたいせつなんだ。」って。









ひとりの男の子が言ったんです。

「でも ぼくは・・・

 さらにひどい差別を受けるのが怖いから・・・

 逃げてしまうかもしれません・・・。」って。









多くのなかまがね・・・

こっくり こっくりとうなずいていたんです。











私はね・・・

つくづく思ったんです。

つくづくです。









" このことが言えた男の子ってすごい。"って。


そして・・・

" この男の子のことばに・・・

 素直にうなずくことができた・・・

 このクラスの子どもたちも同様にすごい。"って。


こころの中で・・・

話しかけていたんです。

" 自分のことを・・・

 そんなふうに見つめる・・・

 それができるひとこそが・・・

 差別をなくすために・・・

 立ち上がることができるひとなんだよ。"って。











" 「差別に立ち向かう」ということ・・・

 それは自分のことを・・・

 「弱さ」もふくめて・・・

 認めることから始まるんだ。 "というお話でした。










きみたちの未来が・・・

差別のない・・・

明るいものであることを・・・

こころから祈っているよ。


(ついでに・・・

 20日後 きみたちのもとへ・・・

 サンタがやってくることも・・・)