2025年10月30日木曜日

" プチブーム・・・一輪車 "というお話

10月30日(木)。

午前8時前のテラス。











この夏あたりから・・・

プチブームがおこっているんです。











休み時間のテラスはね・・・

一輪車の練習に夢中な子・・・

一輪車でひっくりかえって・・・

ちょっとべそをかいている子・・・








一輪車で颯爽と走る子・・・

おともだちと手をつないで・・・

 まるでサーカスみたいに・・・

  くるくるくるくると・・・

   回りつづける子・・・










自分の身体に合ったサイズの一輪車が・・・

あくのをじいっと待っている子・・・

「自分はちょっとこわいから・・・」って・・・

おともだちを応援している子・・・








いろいろな子どもたちがやってきて・・・

ほんと大にぎわいなんです。













びっくりするのはね・・・

9月ごろには・・・

「手をもってください」って声をかけてきて・・・

おそるおそる乗ってた何人もの子がね・・・

今では・・・

すいすいと・・・くるくると・・・

得意そうに走り抜けていくんです。











子どもってね・・・

「成長がびっくりするほど早い」って・・・

そんなふうに言われることが多いし・・・

実際にそのとおりなんだけれど・・・









私は知っているんです。

みんなね・・・

上手になるまでの間・・・










来る日も来る日も・・・

一生けんめいに練習していたんです。











ころんでひざこぞうをすりむいて・・・

絆創膏を二枚も三枚も貼りながら・・・

来る日も来る日も・・・

一生けんめいに練習していたんです。








お休みの日に・・・

おうちのひとと一緒にやってきて・・・

練習していた子もいたんです。











私は思っているんです。


" 一輪車に乗れることが立派で・・・

 一輪車に乗れないことが立派じゃない・・・

 そんなことはないんだ。"って。











" 一輪車に乗ることができるようになるために・・・

 ひたむきにがんばりつづけた・・・

 そのことこそが立派なんだ。"って。










そして・・・

ここが肝心なんだけれど・・・

" 「できるようになりたいんだ。」っていう・・・

 そんな信念を持って努力を重ね・・・

 なにかをなしとげていく・・・

 みんなにはそんな未来が待ちうけているんだ。"って。








" そう・・・

 こんなにもじょうずに・・・

 一輪車に乗れるようになって・・・

 きらきらとしているようにね。"って。











" プチブーム・・・一輪車 "というお話でした。






ところでね・・・

おともだちと手をつないで・・・

サーカスみたいに・・・

くるくるくるくると回りつづける子に・・・

「まわれ まわれ・・・

 思う存分まわれー」って声をかけながら・・・

ふと振り向くと・・・

いつかのあのおともだちが・・・

今朝はテラスをひたすら回りつづけていたんです。

(お・・・きみ ころんでないか・・・?)