10月30日(木)。
午前8時前のテラス。
この夏あたりから・・・
プチブームがおこっているんです。
休み時間のテラスはね・・・
一輪車の練習に夢中な子・・・
一輪車でひっくりかえって・・・
ちょっとべそをかいている子・・・
一輪車で颯爽と走る子・・・
おともだちと手をつないで・・・
まるでサーカスみたいに・・・
くるくるくるくると・・・
回りつづける子・・・
自分の身体に合ったサイズの一輪車が・・・
あくのをじいっと待っている子・・・
「自分はちょっとこわいから・・・」って・・・
おともだちを応援している子・・・
いろいろな子どもたちがやってきて・・・
ほんと大にぎわいなんです。
びっくりするのはね・・・
9月ごろには・・・
「手をもってください」って声をかけてきて・・・
おそるおそる乗ってた何人もの子がね・・・
今では・・・
すいすいと・・・くるくると・・・
得意そうに走り抜けていくんです。
子どもってね・・・
「成長がびっくりするほど早い」って・・・
そんなふうに言われることが多いし・・・
実際にそのとおりなんだけれど・・・
私は知っているんです。
みんなね・・・
上手になるまでの間・・・
来る日も来る日も・・・
一生けんめいに練習していたんです。
ころんでひざこぞうをすりむいて・・・
絆創膏を二枚も三枚も貼りながら・・・
来る日も来る日も・・・
一生けんめいに練習していたんです。
お休みの日に・・・
おうちのひとと一緒にやってきて・・・
練習していた子もいたんです。
私は思っているんです。
" 一輪車に乗れることが立派で・・・
一輪車に乗れないことが立派じゃない・・・
そんなことはないんだ。"って。
" 一輪車に乗ることができるようになるために・・・
ひたむきにがんばりつづけた・・・
そのことこそが立派なんだ。"って。
そして・・・
ここが肝心なんだけれど・・・
" 「できるようになりたいんだ。」っていう・・・
そんな信念を持って努力を重ね・・・
なにかをなしとげていく・・・
みんなにはそんな未来が待ちうけているんだ。"って。
" そう・・・
こんなにもじょうずに・・・
一輪車に乗れるようになって・・・
きらきらとしているようにね。"って。
" プチブーム・・・一輪車 "というお話でした。
ところでね・・・
おともだちと手をつないで・・・
サーカスみたいに・・・
くるくるくるくると回りつづける子に・・・
「まわれ まわれ・・・
思う存分まわれー」って声をかけながら・・・
ふと振り向くと・・・
いつかのあのおともだちが・・・
今朝はテラスをひたすら回りつづけていたんです。
(お・・・きみ ころんでないか・・・?)











