2025年10月3日金曜日

" 5年生船上山 夜・・・ "というお話

10月2日(木)午後7時30分。

5年生のいる船上山に行ってみたんです。










朝お見送りをしてからおよそ12時間。

私にとっては日常だったこの12時間。

5年生のみんなにとっては・・・

とびきりの12時間だったんだっていうことが・・・








活動するすがたをみていて・・・

ようくわかったんです。
















ビーイング。

あたまをくっつけるように・・・

一日をふりかえる。









たがいを見つめて・・・

やりとりをくりかえす。









この宿泊活動第1日目で・・・

自分たちががんばったこと・・・

自分の成長を感じられたこと・・・

おともだちのありがたさに気がついたこと・・・









ひるがえって・・・

あまえが出てしまったこと・・・

やっぱりできなかったこと・・・

自分自身に対する辛辣な指摘・・・

自分たちがするべき素直な猛省・・・





この日一日の・・・

そんなエッセンスが・・・

一枚の模造紙におとしこまれる。












そんなすがたと・・・

そんなひとみを・・・

見つめながら思っていた。


" きみたちの伸びる力って・・・

 私たちおとななんか・・・

 はるかに越えちゃっていて・・・

 そのすがたはむしろ・・・

 私たちおとなに・・・

 あるいは私たち教師に・・・

 「もっとがんばれ」って・・・

 鼓舞しているように見えるね。"って。


" 私はもっとがんばるよ・・・

 きみたちにはずかしくないように。

 私たち教師はもっとがんばるよ・・・

 にょきにょきと伸びる・・・

 きみたちにふさわしい・・・

 私たちであり続けるために。"って。











「自分たち5年生はがんばるよ。」

「先生たちしっかり見ていてね。」

「いつもいつも支えていてね。」








キャンドルファイヤーを・・・

じいっと見つめるみんなのすがたは・・・

私たちにそう語っているように見えた。










" 5年生船上山 夜・・・ 

 子どもたちの伸びる力を・・・

 目の当たりにした。"というお話でした。











活動の合間に・・・

みんなが声をかけてくれたんです。

「校長先生は泊まるんですか・・・?」って。







こたえたんです。

「泊まるつもりです・・・

 でもおふとんを持ってくるのをわすれました。」って。

「いえいえ大丈夫です・・・

 ろうかででも寝ます・・・慣れてるから。」って。

(また言ってるよ・・・私が・・・)








かえってきたんです。

「ぼくたちの部屋に泊ったらいいです。」って。

「ろうかは冷えるから・・・」って。








午後9時30分。

帰路を走る車の中で・・・

ヨルシカの「若者のすべて」を聴きながら・・・

みんなのやさしさをかみしめていたんです。