10月2日(木)午後7時30分。
5年生のいる船上山に行ってみたんです。
朝お見送りをしてからおよそ12時間。
私にとっては日常だったこの12時間。
5年生のみんなにとっては・・・
とびきりの12時間だったんだっていうことが・・・
活動するすがたをみていて・・・
ようくわかったんです。
ビーイング。
あたまをくっつけるように・・・
一日をふりかえる。
たがいを見つめて・・・
やりとりをくりかえす。
この宿泊活動第1日目で・・・
自分たちががんばったこと・・・
自分の成長を感じられたこと・・・
おともだちのありがたさに気がついたこと・・・
ひるがえって・・・
あまえが出てしまったこと・・・
やっぱりできなかったこと・・・
自分自身に対する辛辣な指摘・・・
自分たちがするべき素直な猛省・・・

この日一日の・・・
そんなエッセンスが・・・
一枚の模造紙におとしこまれる。
そんなすがたと・・・
そんなひとみを・・・
見つめながら思っていた。
" きみたちの伸びる力って・・・
私たちおとななんか・・・
はるかに越えちゃっていて・・・
そのすがたはむしろ・・・
私たちおとなに・・・
あるいは私たち教師に・・・
「もっとがんばれ」って・・・
鼓舞しているように見えるね。"って。
" 私はもっとがんばるよ・・・
きみたちにはずかしくないように。
私たち教師はもっとがんばるよ・・・
にょきにょきと伸びる・・・
きみたちにふさわしい・・・
私たちであり続けるために。"って。
「自分たち5年生はがんばるよ。」
「先生たちしっかり見ていてね。」
「いつもいつも支えていてね。」
キャンドルファイヤーを・・・
じいっと見つめるみんなのすがたは・・・
私たちにそう語っているように見えた。
" 5年生船上山 夜・・・
子どもたちの伸びる力を・・・
目の当たりにした。"というお話でした。
活動の合間に・・・
みんなが声をかけてくれたんです。
「校長先生は泊まるんですか・・・?」って。
こたえたんです。
「泊まるつもりです・・・
でもおふとんを持ってくるのをわすれました。」って。
「いえいえ大丈夫です・・・
ろうかででも寝ます・・・慣れてるから。」って。
(また言ってるよ・・・私が・・・)
かえってきたんです。
「ぼくたちの部屋に泊ったらいいです。」って。
「ろうかは冷えるから・・・」って。
午後9時30分。
帰路を走る車の中で・・・
ヨルシカの「若者のすべて」を聴きながら・・・
みんなのやさしさをかみしめていたんです。















