10月2日(木)午前7時55分。
5年生が船上山に宿泊活動に出発したんです。
今日からの2日間・・・
船上山という大自然のもとで・・・
船上山登山・・・
レクリエーション・・・
野外炊飯・・・
キャンドルファイヤー・・・
ダム湖での・・・
カヌー・・・
いかだ・・・
もりだくさんの活動が・・・
5年生のみんなを待ち受けているんです。
願っているんです。
ずいぶんきりっとした・・・
あまえのゆるされない・・・
けれど・・・
なかまのたいせつさを痛感する・・・
そんな時間をすごしてほしいって。
他者と折り合いをつけることや・・・
おともだちを思いやること・・・
みんなで協力すること・・・
そんなことこそが・・・
ここでは重要な意味を持つんだということに・・・
こころでも身体でも感じてほしいって。
自然ってあまりにも大きすぎて・・・
人間がいかに無力であるかっていうことを・・・
思い知ってほしいって。
そして・・・
きまりを守りながら・・・
力を合わせることと・・・
人に寄り添うこととが・・・
かろうじて自然と渡り合える術なんだと・・・
身に染みて実感してほしいって。
テレビもなく・・・
ゲームもなく・・・
また おうちでは・・・
あたりまえにやってもらえていることが・・・
自分たちでやんなくっちゃ・・・
なにひとつ始まらない・・・
もうずいぶん・・・
大人の仲間入りをしたような・・・
そんな気持ちになることもある最近だけれど・・・
「じゃあ 自分で」ってなると・・・
まだまだ未熟なんだっていうことを・・・
痛感してほしいって。
そして・・・
身の回りにあるあたりまえのことや・・・
いつも寄り添ってくれている・・・
多くのひとたちの存在のありがたさに・・・
感謝と尊敬の気持ちを・・・
抱くことのできる子になってほしいって。
そこで見るもの・・・そこで感じること・・・
そこでつける力・・・
そこでわかること・・・そこで思い知ること・・・
そこであらためて抱く感謝の念・・・
それらはみんな 船上山にしかなくって・・・
そんなすべての体験をすることのできる・・・
珠玉のときをすごしてほしいって。
そして・・・これが一番大事。
船上山宿泊活動で最も重要なことは・・・
そこで身につけたことを・・・
これからの生活に・・・
「どれだけ生かせるか」・・・
・・・っていうことなんだっていうことを・・・
しっかりと知っていてほしいって。
そんなことを思いながら・・・
ふりむくと・・・
" 今ここに・・・
全校のすべてのおともだちと・・・
すべての先生たちが・・・
お見送りにきているんじゃないか・・・"って・・・
そう思ってしまうほどに・・・
たくさんのみんながいたんです。
私はね・・・思っていたんです。
" みんなならだいじょうぶ。"って。
" まちがいなくいい時間になるよ。"って。
" きみたちには・・・
こんなにもたくさんの応援団がついているんだから。"って。
" きみたちが・・・
ひとまわりもふたまわりも・・・
成長してかえってくることを・・・
たのしみに待ってるよ。"って。
" 5年生出発・・・
船上山にしかないもの "というお話でした。
5年生をお見送りしたそのあと・・・
ちょっとさみしい気持ちで歩きながら・・・
おなじようにお見送りをおえた・・・
1年生のおともだちに声をかけたんです。
「ちょっとさみしくなっちゃったね。」って。
かえってきたんです。
「じゃあ ぼく・・・
校長先生の家にとまりにいってあげる。」って。
(じい~んだよ・・・
きみ やさしいじゃん・・・)
言ったんです。
「ありがとう・・・
じゃあ今夜7時に待ってるから。」って。
かえってきたんです。
「家はどこにありますか?」って。
こたえたんです。
「校長先生は・・・
校長室にすんでるんだよ。」って。
どこまでもやさしかったんです。
「ごはんたべてますか?」って。
(「口でたべてます」っておへんじ・・)
「おふろはどうしてますか?」って。
(「プールに入ってます」っておへんじ・・・)
「YouTubeみれますか?」って。
(「パソコンでむっちゃみてます」っておへんじ・・・)
このおともだちはね・・・
どこまでも どこまでも・・・
やさしかったんです。
(というか・・・
私はいったい・・・なにをやってんだろ・・・)