10月10日(金)のことです。
おひる・・・
1年生が給食の準備をしていて・・・
おしるの食缶が・・・
ひっくり返しになっちゃったんです。
全損事故です。
一滴残らずひっくり返しです。
あわてなくったって大丈夫です。
「学校あるある」です。
子どもたちが・・・
自分たちで準備してるんです。
一年の間に何度かひっくり返っちゃうんです。
ない方がいいけれど・・・
ひっくり返っちゃうんです。
一生けんめいにがんばっていても・・・
ひっくり返っちゃうものなんです。
おうちの台所でだって・・・
ときどきひっくり返っちゃいますよね・・・ね。
「おしるがあまってる教室があったら・・・
1年生の教室までとどけてくれませんか」って・・・
放送が流れたんです。
わずか5分後。
おしるが届いたんです。
すべての学年から届いたんです。
すべての学年からです。
きっとね・・・
まだ「いただきます」をしていなかったから・・・
「ちょっとずつでもいいから・・・
みんながおしるを出し合って・・・
それを集めて1年生の教室に届けよう」って・・・
そんなふうにして集められたおしるにちがいないんです。
私は見たわけでも・・・
聞いたわけでもないけれど・・・
絶対にまちがいないんだって思ってるんです。
1年生の教室。
そんなこんなで届いたおしるはね・・・
ふだんよりも大盛りで・・・
そしてきっと・・・
ふだんよりもあったかくって・・・
ふだんよりもおいしくって・・・
ふだんよりもずいぶん・・・
愛情の味がしたにちがいないんです。
だって・・・ほら。
なにせ このお顔なんだから・・・。
" 全校のみんなで・・・
1年生を守ったね。"って思ったんです。
" 全校のみんなで1年生を守った。"というお話でした。
こんなふうにして守られた1年生はね・・・
こんなふうにして・・・
1年生を守ることのできる上級生に・・・
まちがいなく育っていくんだって思うんです。
(全校のみんなと先生たち・・・ありがとう)