2025年10月10日金曜日

" 「あいさつ日本一」をめざす "というお話

10月10日(金)。

秋らしい・・・

ほんと秋らしいさわやかなお天気の朝。












打吹小学校の朝は・・・

今朝のお天気とおなじくらいに・・・

さわやかなあいさつで始まる。








児童会の代表委員会できまった・・・

「めざせ! あいさつ日本一」。












「日本一」への道のりは長い。

開校から・・・かれこれ2年半。

全校のみんなは話し合うことをつづけてきた。

(朝一番・・・

 6年生が1年生より低くなって・・・

 「おはよう」と言う。)








" まだ「日本一」になることは・・・

 できていないんじゃないか・・・"と。

" つぎはどんな取り組みで・・・

 「日本一」に近づこうか・・・"と。

" 朝・・・

 それぞれのおうちから学校にやってきた・・・

 ひとりひとりの気持ちをひとつにそろえるには・・・

 どんなふうにしたらいいんだろうね・・・"と。

(大黒柱の6年生・・・

 こちらよりも・・・

 う~んと先に声をかけてくれる。)










いいと思う。

「日本一」になるための目標って・・・

そう簡単に達成できるわけがない。


「日本一」になるための目標って・・・

そう簡単に達成できないほうがよいのかもしれない。











半年や一年で「目標達成!」なんて・・・

雄たけびをあげることのできる「日本一」に・・・

そもそもあまりねうちはないのかもしれない。

だって・・・「日本一」なんだから・・・。

(遠くからでも声が飛んでくる。)












たいせつなことは・・・

チャレンジしつづけるだけの・・・

ねうちのある目標があるかどうかっていうこと。









そして・・・

そのチャレンジを・・・

ひたすら続けようとする・・・

そんなみんなで・・・

いつづけられるかどうかっていうこと。

(熱狂的な阪神ファンの彼は・・・

 クライマックスシリーズをひかえて・・・

 今朝も気合が入っている。)









うまくいかなくなったとき・・・

つねにみんなで「ふりかえり」をして・・・

つぎはどんな「一手」を打って・・・

この「日本一」をめざすための挑戦をつづけようかと・・・

一生けんめいに考えようとする文化が・・・

そこにあるかどうかっていうこと。














ときどき聞こえてくる声・・・

「さすが『日本一』をめざす子どもたち・・・

 すばらしいあいさつですね。」

「あいさつしない子が数人いました・・・

 これで『日本一』をめざしているのですか?」

(菜の花の苗の水やりをしながら・・・

 「おはよう」とあいさつをくれる。)









子どもたちよ 胸を張ろう。

そして いつも上を見つめていよう。

(全校のみんなのあいさつの数が・・・

 倉吉市の人口を優に超えた。)











「すばらしい」とほめていただいたからと・・・

  おごることなく。

「まだまだだ」と言われたからと・・・

  しょんぼりすることなく。

(今朝も・・・

 たくさんの子どもたちが・・・

 スクールバスを迎える)









打吹小学校には・・・

この2年半の間・・・

「日本一」をめざしつづけた・・・

その年その年のなかまと・・・

今ここにいるなかま・・・

そして それを支えつづける先生たち・・・

そんな多くのひとたちがこんなにもいるのだから。


目標を達成することは・・・

とても価値あることだけれど・・・

目標を追い続けることは・・・

もっと価値あることなのだから。

(こぼれてしまった・・・

 ペットボトルキャップを拾いながら・・・

 「おはよう」のあいさつがくる。)






今朝の打吹小学校では・・・

風にゆれる空中のへちまさえも・・・

こっちを向いてあいさつをしていた。








" 「あいさつ日本一」をめざす "というお話でした。