2025年10月2日木曜日

" 5年生出発 船上山にしかないもの "というお話

 10月2日(木)午前7時55分。

5年生が船上山に宿泊活動に出発したんです。











今日からの2日間・・・

船上山という大自然のもとで・・・


船上山登山・・・

レクリエーション・・・

野外炊飯・・・

キャンドルファイヤー・・・








ダム湖での・・・

カヌー・・・

いかだ・・・


もりだくさんの活動が・・・

5年生のみんなを待ち受けているんです。












願っているんです。


ずいぶんきりっとした・・・

あまえのゆるされない・・・

けれど・・・

なかまのたいせつさを痛感する・・・

そんな時間をすごしてほしいって。








他者と折り合いをつけることや・・・

おともだちを思いやること・・・

みんなで協力すること・・・

そんなことこそが・・・

ここでは重要な意味を持つんだということに・・・

こころでも身体でも感じてほしいって。









自然ってあまりにも大きすぎて・・・

人間がいかに無力であるかっていうことを・・・

思い知ってほしいって。









そして・・・

きまりを守りながら・・・

力を合わせることと・・・

人に寄り添うこととが・・・

かろうじて自然と渡り合える術なんだと・・・

身に染みて実感してほしいって。













テレビもなく・・・

ゲームもなく・・・








また おうちでは・・・

あたりまえにやってもらえていることが・・・

自分たちでやんなくっちゃ・・・

なにひとつ始まらない・・・








もうずいぶん・・・

大人の仲間入りをしたような・・・

そんな気持ちになることもある最近だけれど・・・








「じゃあ 自分で」ってなると・・・

まだまだ未熟なんだっていうことを・・・

痛感してほしいって。








そして・・・

身の回りにあるあたりまえのことや・・・

いつも寄り添ってくれている・・・

多くのひとたちの存在のありがたさに・・・

感謝と尊敬の気持ちを・・・

抱くことのできる子になってほしいって。












そこで見るもの・・・そこで感じること・・・

そこでつける力・・・

そこでわかること・・・そこで思い知ること・・・

そこであらためて抱く感謝の念・・・

それらはみんな 船上山にしかなくって・・・

そんなすべての体験をすることのできる・・・

珠玉のときをすごしてほしいって。









そして・・・これが一番大事。

船上山宿泊活動で最も重要なことは・・・

そこで身につけたことを・・・

これからの生活に・・・

「どれだけ生かせるか」・・・

・・・っていうことなんだっていうことを・・・

しっかりと知っていてほしいって。











そんなことを思いながら・・・

ふりむくと・・・

" 今ここに・・・

 全校のすべてのおともだちと・・・

 すべての先生たちが・・・

 お見送りにきているんじゃないか・・・"って・・・

そう思ってしまうほどに・・・

たくさんのみんながいたんです。









私はね・・・思っていたんです。


" みんなならだいじょうぶ。"って。

" まちがいなくいい時間になるよ。"って。

" きみたちには・・・

 こんなにもたくさんの応援団がついているんだから。"って。

" きみたちが・・・

 ひとまわりもふたまわりも・・・

 成長してかえってくることを・・・

 たのしみに待ってるよ。"って。







" 5年生出発・・・

 船上山にしかないもの "というお話でした。






5年生をお見送りしたそのあと・・・

ちょっとさみしい気持ちで歩きながら・・・

おなじようにお見送りをおえた・・・

1年生のおともだちに声をかけたんです。

「ちょっとさみしくなっちゃったね。」って。


かえってきたんです。

「じゃあ ぼく・・・

 校長先生の家にとまりにいってあげる。」って。

(じい~んだよ・・・

 きみ やさしいじゃん・・・)










言ったんです。

「ありがとう・・・

 じゃあ今夜7時に待ってるから。」って。


かえってきたんです。

「家はどこにありますか?」って。








こたえたんです。

「校長先生は・・・

 校長室にすんでるんだよ。」って。


どこまでもやさしかったんです。

「ごはんたべてますか?」って。

(「口でたべてます」っておへんじ・・)


「おふろはどうしてますか?」って。

(「プールに入ってます」っておへんじ・・・)


「YouTubeみれますか?」って。

(「パソコンでむっちゃみてます」っておへんじ・・・)












このおともだちはね・・・

どこまでも どこまでも・・・

やさしかったんです。


(というか・・・

 私はいったい・・・なにをやってんだろ・・・)



2025年10月1日水曜日

" 「計画訪問」 自慢の・・・ "というお話

今日から10月。

今年度を折り返しました。


昨日のことです。

9月30日(火) おひるから・・・

倉吉市教育委員会学校計画訪問があったんです。












2年に1回・・・

たくさんのお客様がおいでになって・・・

打吹小学校を見ていただける・・・

大チャンスの日だったんです。









学習の様子も見ていただいたんだけど・・・

みんないつもどおりにがんばっていたんです。








十分です。

わかっちゃうんです。

ふだんからがんばってるんだっていうことが。












お昼休みのこと。

6年生の代表3名が・・・

教育長さんと教育委員さん方との懇談をしたんです。

(お・・・

 「きょうはごちそうだね」の看板が・・・

 写っちゃってる・・・)










校長室の様子がね・・・

なんだか 会社の会議みたいで・・・

ちょっとかっこよかったんです。









教育長さんがたずねられたんです。

「打吹小学校のみんなが・・・

 がんばってることをおしえてください。」って。









代表のおともだちはこたえたんです。

「あいさつと学級力会議です。」って。

(あ・・・ラーメンも写っちゃってる・・・)










「あ・・・それと『全校きらりみつけ』です。」って。


「『全校きらりみつけ』というのは・・・

 かくかくしかじか・・・

 それそれくまぐま・・・というものです。」って。


「だれかから『きらり』を見つけてもらったひとも・・・

 だれかの『きらり』を見つけたひとも・・・

 とてもうれしい気持ちになります。」って。








(きみたち おへんじがおとな級じゃん・・・)

(緊張しないのかい・・・?

 このシチュエーションで・・・)













教育委員さんがたずねられたんです。

「地域のために・・・

 なにかがんばっていることはありますか?」って。








代表のおともだちはこたえたんです。

「はい。 地域の行事に参加しています。」って。

「たとえば お祭りのときにはおみこしを担ぎます。」って。









べつのおともだちはこたえたんです。

「清掃活動に参加しています。」って。


「ぼくのおじいちゃんは・・・

 その活動のリーダーだから。」って。


(でかした きみたち!)

(それじゃん! それそれ!)

(今ここにいる・・・

 すべてのおとなが聞きたかったのは・・・

 まさにそういうことなんじゃん!)













べつの教育委員さんがたずねられたんです。

「卒業まであと半年となりましたが・・・

 小学生としての残りの期間に・・・

 やってみたいことってありますか?」って。









代表のこのおともだちは・・・

なんと・・・こうこたえたんです。

「あります!」って。


「ぼくは・・・

 一日でいいから・・・

 だれか先生の役をかわってもらって・・・

 教師をしてみたいです。」って。













超インパクトです。

炸裂です。

私はね・・・

ふたつのことを感じたんです。


ひとつ目。

" うれしっ!

 「一日でも教師をしてみたい」って・・・

 そう思ってくれてるんだ・・・

 うれしっっっ! "


ふたつ目。

" 危機感!

 私はもしかしたら・・・

 このくらいしっかりしたおともだちなら・・・

 お株を奪われるかもしれないぞ・・・

 危機感!"










ともあれ 私はね・・・

この日 たくさんのお客さまに・・・

こんなにもたのもしい・・・

代表の6年生をみていただけたこと・・・








私たち打吹小学校の・・・

自慢の子どもたちをみていただけたこと・・・








そして・・・

私の自慢の打吹小学校の先生たちを・・・

みていただけたこと・・・


そんなすべてがうれしかったんです。







" 「計画訪問」

 自慢のみんなをみていただいた。"というお話でした。