2025年10月31日金曜日

" 「豊かさ」について考えた。 "というお話

きのう・・・午後の家庭科室。

6年生がミシンを使って・・・

エプロンを作っていたんです。











今では おうちでも・・・

とんと出番が少なくなってしまって・・・

少々レアな存在となってしまったミシン。








子どもたちにとっては・・・

なおさらです。「激レア」です。









おにいさんやおねえさんに声をかけたんです。

「いけますかあ・・・?」って。


かえってきたんです。

「一年前に・・・

 ナップザック作りで使っていらいだから・・・

 自信がなくなっちゃいました。」って。












そんなみんなのミシンの学習に・・・

地域の方がボランティアで・・・

たくさんおいでくださって・・・

お力をかしてくださったんです。








「こうしてね・・・」

「ああしてね・・・」







「ああ ああ・・・

 そこはこうやって・・・」











「はいはい・・・下糸を・・・」









みんながね・・・

ミシン名人のボランティアの方から・・・

熱心に教わってる・・・

そんなすがたを見ながら思っていたんです。











「使い捨て」・・・

「使い切り」・・・


「ワンシーズン限り・・・」

「やぶれたら買おう・・・」


「直すより買った方が安い」・・・

「めんどくさいから買ってしまおう・・・」











世の中にものがあふれ・・・

一見「豊か」になったかのように見える・・・

現代社会において・・・









でもなにか とてもたいせつなものを・・・

置き去りにしてきてしまったような・・・

そんな気がするんです。








ほんとうの「豊かさ」って・・・

ありあまるほどのものに囲まれて・・・

生活することなんかじゃあなくって・・・











今あるものをたいせつにしながら・・・

新しいとか古いとか・・・

そんなことを越えたところにある・・・

愛着だとか・・・

思い入れだとか・・・

かけがえのなさといった・・・

そんな感情が込められたものに囲まれて・・・

生きていくことの中にあるんじゃあないかなって・・・

そう思うんです。











6年生のミシンを使った学習のねらいは・・・

「手縫いでは時間がかかる作業を・・・

 ミシンを使って・・・

 丈夫で速く仕上げる技能を習得すること」。

そして・・・

「布製品を自分で作る力を養うこと」。








ただ・・・

きっと その延長線上にはね・・・

お金に物を言わせるだけでなく・・・

今ある「もの」や「こと」を・・・

愛おしむようにたいせつにすること・・・








あわせて・・・

そんなふうにたいせつにされている・・・

「もの」や「こと」の・・・

ねうちがわかる子になるっていう・・・

もっともっとたいせつな・・・

ねらいがあるんだって思うんです。









そしてね・・・

そんな生き様やひととしてのあり様こそが・・・

真の「豊かさ」なんだって思うんです。










" 「豊かさ」について考えた。 "というお話でした。





そうだ・・・今日は10月31日。

ハッピーハロウィン!



2025年10月30日木曜日

" プチブーム・・・一輪車 "というお話

10月30日(木)。

午前8時前のテラス。











この夏あたりから・・・

プチブームがおこっているんです。











休み時間のテラスはね・・・

一輪車の練習に夢中な子・・・

一輪車でひっくりかえって・・・

ちょっとべそをかいている子・・・








一輪車で颯爽と走る子・・・

おともだちと手をつないで・・・

 まるでサーカスみたいに・・・

  くるくるくるくると・・・

   回りつづける子・・・










自分の身体に合ったサイズの一輪車が・・・

あくのをじいっと待っている子・・・

「自分はちょっとこわいから・・・」って・・・

おともだちを応援している子・・・








いろいろな子どもたちがやってきて・・・

ほんと大にぎわいなんです。













びっくりするのはね・・・

9月ごろには・・・

「手をもってください」って声をかけてきて・・・

おそるおそる乗ってた何人もの子がね・・・

今では・・・

すいすいと・・・くるくると・・・

得意そうに走り抜けていくんです。











子どもってね・・・

「成長がびっくりするほど早い」って・・・

そんなふうに言われることが多いし・・・

実際にそのとおりなんだけれど・・・









私は知っているんです。

みんなね・・・

上手になるまでの間・・・










来る日も来る日も・・・

一生けんめいに練習していたんです。











ころんでひざこぞうをすりむいて・・・

絆創膏を二枚も三枚も貼りながら・・・

来る日も来る日も・・・

一生けんめいに練習していたんです。








お休みの日に・・・

おうちのひとと一緒にやってきて・・・

練習していた子もいたんです。











私は思っているんです。


" 一輪車に乗れることが立派で・・・

 一輪車に乗れないことが立派じゃない・・・

 そんなことはないんだ。"って。











" 一輪車に乗ることができるようになるために・・・

 ひたむきにがんばりつづけた・・・

 そのことこそが立派なんだ。"って。










そして・・・

ここが肝心なんだけれど・・・

" 「できるようになりたいんだ。」っていう・・・

 そんな信念を持って努力を重ね・・・

 なにかをなしとげていく・・・

 みんなにはそんな未来が待ちうけているんだ。"って。








" そう・・・

 こんなにもじょうずに・・・

 一輪車に乗れるようになって・・・

 きらきらとしているようにね。"って。











" プチブーム・・・一輪車 "というお話でした。






ところでね・・・

おともだちと手をつないで・・・

サーカスみたいに・・・

くるくるくるくると回りつづける子に・・・

「まわれ まわれ・・・

 思う存分まわれー」って声をかけながら・・・

ふと振り向くと・・・

いつかのあのおともだちが・・・

今朝はテラスをひたすら回りつづけていたんです。

(お・・・きみ ころんでないか・・・?)



2025年10月29日水曜日

" 5年生に超能力を見せつけた。 "というお話

10月29日(水)。

5年生の朝の会におじゃましたんです。











「いつか超能力を見せてしんぜよう」っていう・・・

うんとまえにしたお約束を果たすために。












超能力

「絶対にかわすことのできない剣」








どんなにスローモーションで振っても・・・

私の剣はかわせないんです。

だって 超能力だから・・・。

(5年生・・・反応最高。)











超能力

「超高速ジャグリング」









どんなに高速でやってもおっこちないし・・・

最後は見てもいないのに手にとびこんでくる。

これもまた・・・超能力だから・・・。

(というか・・・

 成功するまでやったんだけれど・・・)

(でもまあ・・・やはり反応よし・・・)













超能力

「人間貯金箱」







十円玉・・・五百円玉を・・・

私の身体の中に埋め込んでいく。

(最後には私の全財産までも・・・)


「みなさんの力が必要です。」

「『せいのー』と言ったら・・・

 『えい!』と叫んでください。」という・・・

私のことばに・・・

みんなが「えーい!」と本気で叫び・・・

軽い脳しんとうがおきそうになる。

(「力が必要です」とは言ったものの・・・

 そこまででかい声を出すか・・・?)















超能力

「マッチ棒の吹き飛ばし」








信じられない跳び方でマッチ棒が飛ぶ。

超能力おそるべし・・・。












ほとんどの子の予想は外れ・・・

とんでもなく飛ぶ。


そう。

超能力なんだから。

(「信じられない」といった表情のみんな・・・。)

(「じゃあつぎは・・・教室のかべを・・・

 突き抜けさせてみようか?」って言うと・・・

 「きゃあぁぁ」という悲鳴があがる・・・。)

(あいかわらず反応・・・超よし・・・かわいい)













調子に乗った私は・・・

「なんでこうなるかっていうとね・・・」って・・・

超能力者っぽく・・・

これらの超能力による現象をつかって・・・

5年生に人生論を説く。









「野球だって・・・バスケットボールだって・・・

 サッカーだって・・・剣道だって・・・

 おべんきょうだって・・・

 くらしの中でだって・・・

 みんな努力することってあるよね。」って。









「長く長く努力をしていると・・・

 この努力って実るのかなって・・・

 ちょっと心配になるときってあるよね。」って。










「心配いらないよ・・・

 努力のトンネルが長ければ長いほど・・・

 それが実るときには・・・

 マッチ棒がそうだったように・・・

 『あっ』とおどろくようなことが・・・

 起こるんだよ。」って。

(ここでの反応・・・「中」の「下」・・・

 まあいい・・・覚悟はできていた・・・)








そして 続けたんです。

「校長先生はいつも応援しているよ。」って。

「また・・・

 超能力を見てもらいにこさせてもらうね。」って。

「またお話ししよ。」って。








" 5年生に超能力をご覧いただいた。"というお話でした。






ところで・・・

さっきから気にはなっていたんだけど・・・

この男の子の反応ってものすごいよね。

(きみ・・・ぜったいいい子だよね・・・わかる)