2025年9月4日木曜日

" 1年生 「やさしさ」がしみこんでいく音 "というお話

9月4日(木)。

3校時の多目的室。










1年生のおともだちが・・・

夢中になっていたんです。










「はしのうえのおおかみ」のお話。

倉吉市人権擁護委員のみなさんがね・・・

人形劇をしてくださったんです。








*************

あるときね・・・

うさぎさんが一本橋をわたろうとすると・・・

そこにいたおおかみさんが言ったんです。

「おれが先だぁ もどれ もどれ」って。










おおかみさんはね・・・

みんながこわがって・・・

橋をとおることができなくなることが・・・

気持ちよくなっちゃって・・・









毎日のように・・・

一本橋で待ちぶせして・・・

だれがきても そんなふうに追い払って・・・

意地悪をしていたんです。







そんなある日・・・

おおかみさんが一本橋をわたろうとするとね・・・

一本橋のむこうから・・・

とっても大きなくまさんがやってきたんです。










おおかみさんは こわくなっちゃってね・・・

「あ・・・どうぞ どうぞ。」って・・・

一本橋をゆずって うしろにもどろうとしたんです。







くまさんは 言ったんです。

「おおかみさん だいじょうぶだよ・・・

 ほらね。」って。







なんと・・・くまさんは・・・

おおかみさんを「ひょい」と持ち上げて・・・

おおかみさんをむこうにわたしてあげたんです。








おおかみさんは・・・

それまでの自分が 恥ずかしくなっちゃってね・・・

この日をさかいに・・・

だれにでもやさしくすることにしたんです。







そして・・・気がついたんです。

だれかにやさしくするとね・・・

なんだか自分まで・・・

とってもうれしくなっちゃうんだっていうことに。







*************



1年生の・・・

まっしろなこころにね・・・

あたらしいやさしさの雫が・・・

しっかりとしみこんでいく・・・

「ぽとり ぽとり」という・・・

そんな音が聞こえたような気がしたんです。










" 1年生・・・

 「やさしさ」がしみこんでいく音 "というお話でした。






すべての子どもたちのこころに・・・

つぎつぎとやさしさの雫が・・・

しみこんでいきますように。