2025年9月29日月曜日

" 1年生と小谷敏彦先生 "というお話

9月29日(月)。

音楽会まであと半月あまり。


今年度も・・・

音楽会の練習に・・・

小谷敏彦先生がおいでくださってるんです。










小谷敏彦先生は・・・

専門家なんです。

達人なんです。

本物中の本物なんです。









名人というのは・・・

このような方のことを言うんだって・・・

毎年毎年・・・

毎時間毎時間思います。












先週金曜日・・・

音楽室をのぞいてみたんです。

1年生と小谷敏彦先生の出会いの時間。









ご用があって・・・

ちょっとだけ遅刻して入った音楽室。








ちょっとだけ遅れたわずか5分間で・・・

1年生と小谷敏彦先生はね・・・

とってもなかよしになっていたんです。












小谷敏彦先生がおっしゃったんです。

「はい・・・

 100m先のろーそくを吹いてえ。」って。











1年生が吹いたんです。

「ひゅー」って。


そのときね・・・

みんなのおなかの中のふうせんから・・・

くうきがとびだしてきたような音がしたんです。












小谷敏彦先生がおっしゃったんです。

「まゆげを上げてえ。」って。









1年生がまゆげを上げたんです。

「ぴょこん」って。


そのときね・・・

みんなのおなかとのどと・・・

口と鼻とまゆげと頭の先っちょまでが・・・

一直線につながったような気がしたんです。

(きみ・・・

 だいぶまゆげが上がったねえ・・・)












小谷敏彦先生がおっしゃったんです。

「おなかをおしてえ。」って。











1年生がねおなかをおしたんです。

かえるさんのおなかのように・・・

やわからいおなかをです。


そのときね・・・

トライアングルの音みたいだったみんなの声が・・・

大太鼓の音みたいな声に変わったんです。













小谷敏彦先生がみんなにね・・・

なんかおっしゃるたびにね・・・

みんなの声が変わったんです。











そしてね・・・

私はじいっと見ていたんです。


小谷敏彦先生がみんなにね・・・

なんかおっしゃるたびにね・・・

みんなの表情が変わっていったんです。









それはまるでね・・・

魔法にかかったみたいだったんです。


" 1年生と小谷敏彦先生 "というお話でした。