9月29日(月)。
音楽会まであと半月あまり。
今年度も・・・
音楽会の練習に・・・
小谷敏彦先生がおいでくださってるんです。
小谷敏彦先生は・・・
専門家なんです。
達人なんです。
本物中の本物なんです。
名人というのは・・・
このような方のことを言うんだって・・・
毎年毎年・・・
毎時間毎時間思います。
先週金曜日・・・
音楽室をのぞいてみたんです。
1年生と小谷敏彦先生の出会いの時間。
ご用があって・・・
ちょっとだけ遅刻して入った音楽室。
ちょっとだけ遅れたわずか5分間で・・・
1年生と小谷敏彦先生はね・・・
とってもなかよしになっていたんです。
小谷敏彦先生がおっしゃったんです。
「はい・・・
100m先のろーそくを吹いてえ。」って。
1年生が吹いたんです。
「ひゅー」って。
そのときね・・・
みんなのおなかの中のふうせんから・・・
くうきがとびだしてきたような音がしたんです。
小谷敏彦先生がおっしゃったんです。
「まゆげを上げてえ。」って。
1年生がまゆげを上げたんです。
「ぴょこん」って。
そのときね・・・
みんなのおなかとのどと・・・
口と鼻とまゆげと頭の先っちょまでが・・・
一直線につながったような気がしたんです。
(きみ・・・
だいぶまゆげが上がったねえ・・・)
小谷敏彦先生がおっしゃったんです。
「おなかをおしてえ。」って。
1年生がねおなかをおしたんです。
かえるさんのおなかのように・・・
やわからいおなかをです。
そのときね・・・
トライアングルの音みたいだったみんなの声が・・・
大太鼓の音みたいな声に変わったんです。
小谷敏彦先生がみんなにね・・・
なんかおっしゃるたびにね・・・
みんなの声が変わったんです。
そしてね・・・
私はじいっと見ていたんです。
小谷敏彦先生がみんなにね・・・
なんかおっしゃるたびにね・・・
みんなの表情が変わっていったんです。
それはまるでね・・・
魔法にかかったみたいだったんです。
" 1年生と小谷敏彦先生 "というお話でした。