8月6日(水)。
夏休み13日目。
今日も・・・
どこかの国の街が・・・
戦火に包まれたということ・・・
そして・・・
かけがえのない多くのいのちが・・・
失われたということを・・・
報道が告げている。
気になる。
気になってしょうがない。
【「きょうりゅうてん」】
世界は・・・
科学や医学・・・
工業技術やIT技術など・・・
様々な領域の進歩をうけて・・・
めさましい発展をとげた。
【「にじいろのおはなのせかい」】
そのおかげで・・・
豊かになったかもしれない・・・
便利になったかもしれない・・・
速くなったかもしれない・・・
疲れなくなったかもしれない。
【「たまごの中から・・・
は虫るいがとび出した」】
一方で・・・。
その豊かさの一方でなおざりに・・・
その豊かさと引き換えに・・・
おいてけぼりのようになってしまった・・・
たいせつなことは少なくないような気がする。
【「最後までやりきるぞ」】
向き合って打ち合う・・・
見えない相手に打ち込む・・・
一か八かで飛ばす・・・。
果たしてなし得るのだろうか・・・?
今・・・
自分が殺めようとしている・・・
その人の顔を見ながら・・・
その人の表情ながら・・・
その人のすがたを見ながら・・・
その人の声を聞きながら・・・
その人の気持ちをわかっていながら・・・
その人の手にふれながら・・・
その人の手をにぎりながら・・・
その人のぬくもりを感じながら・・・
そして・・・
その人をたいせつに思う・・・
ひたすらたいせつに思う・・・
だれかがいることを知っていながら・・・。
否だと思う。
否じゃないわけがない。
そうしたくなってしまう・・・
あるいは・・・
そうしなければつづくことのない・・・
そんな豊かさならいらない。
そもそも・・・
そんなの「豊かさ」とは言わない。
【「きょうりゅうのたまご」】
「やるかやられるか」・・・
そんなことって悲しすぎる。
そんな「悲しみ」のかげに・・・
「豊かさ」が存在するわけがない。
(ほんもののきょうりゅうのたまご・・・
・・・かもしれない・・・)
8月6日。
今日は原爆の日。
80年前の今日・・・
午前8時15分・・・
広島に原爆が投下された。
私は・・・
朝からずっと考えていた。
6月・・・
修学旅行で広島に行って・・・
多くを学んだ6年生も・・・
きっとそうだと思う。
6年生はみんなに教えてくれた。
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報道のなかにある・・・
戦争や紛争のなかにも・・・
そして・・・
私たちの目の前や足元にも・・・
「平和」について考えることのできる・・・
材料はそこかしこにあるはず。
肝心なことは・・・
それを感じることができるかどうかでしかない。
そして・・・
そのためにできることを・・・
行うことができるかどうかでしかない。
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子どもたちが歩いていくこの先が・・・
子どもたちが羽ばたいていくこの世界が・・・
光に満ちていることを・・・
祈り・・・信じてやまない。
6年生のみんなが・・・
修学旅行のとき広島であらたにし・・・
みんなに伝えた「平和のいのり」。
全校のみんなが・・・
それぞれの時間に・・・
それぞれの場所で・・・
あらためて平和をいのる・・・
そんな今日であってほしいと願っている。
" 8月6日・・・
6年生から受け取った「平和のいのり」"
・・・というお話でした。
黙祷。