2025年8月4日月曜日

【夏休み11日目】" 悪意と善意・・・ "というお話

8月4日(月)。

夏休み11日目。

この暑さの連続のせいなのか・・・

なんだかちょっと・・・

疲れを引きずったままの週明け。


「ファイト一発」・・・

自分に檄を飛ばしたくって立ち寄った・・・

朝のコンビニエンスストア。










店内。

小さな女の子を連れて・・・

レジに並んでいた親子。

女の子はアイスを握りしめていた・・・。

(朝一・・・アイス・・・

 まあ それはよいとして・・・)


一方の手にはお母さんの手・・・

もうかたっぽう手にはアイス。






その前へ・・・

ふたりの男性がやってきて・・・

あたりまえのような顔をして割り込み。


沈黙する親子。







いいわけがない。

なにも言わずにいる親子・・・

だからと言って いいわけがない。


「この子が待っていました。」

「うしろにまわってください。」

気がつけば私は口にしていた。










聞き入れて列の最後尾にまわったふたり。


「ファイト一発」を買って・・・

車に乗ろうとすると・・・

走り去っていく車に乗った・・・

さっきの男性ふたりから・・・

むちゃくちゃ怒鳴りつけられた。

(私の言い方がよくなかったのか・・・)








釈然としないけれど・・・

言い返すことなんてしない。

時間とエネルギーの無駄遣いをするだけ。

(そもそも 降りてもこないどころか・・・

 すたこらと走り去った・・・)


降りてくればいい。

私は彼らのように逃げたりなんかしない。

言いたいことがあるのなら・・・

私の目の前に来て言ってみてほしい。


一瞥して・・・

胸を張って車に乗って学校へ向かった。









そんな朝・・・

校長室で思い出していた。


7月20日(日)のこと。

選挙があって・・・

打吹小学校が投票所となった日のこと。







気温がかるく30℃を上回ったこの日の午後。

職員室前の駐車場の植え込みに人影。


かれこれ30分以上・・・

さくらの木に巻きついた何かのつるや・・・

地面をおおった雑草を・・・

とり続けてくださるひとりのひと。







申し訳ないやら・・・ありがたいやら・・・

でも なんだか・・・

植え込みをそんな状態にしていたことが・・・

とってもばつが悪くって・・・

お礼を言うために・・・

外へ出ることもできない自分を

とても恥ずかしく思った。







こころの中で手を合わせながら・・・

" ありがとうございます。"と・・・

何度も何度もくりかえした。











二週間を隔てたふたつの出来事。


怒鳴りつけられた朝と・・・

植え込みを手入れしていただいたあの午後・・・








悪意があってか なくってか・・・

だれかにいやな想いをさせる行動と・・・


おしつけではない善意で・・・

そこにいない・・・

すべてのひとのことを思いやる行動・・・








「どちらが正しいでしょうか?」なんて・・・

そんな質問は・・・

あたりまえすぎてなぞなぞにもならない。


たいせつなことは・・・

正しいと思うことを・・・

行うことができるかどうかということ。








夕方の校長室。

無意識のうちにであっても・・・

だれかにいやな想いをさせることを・・・

やってしまってはいないか・・・

そっと胸に手をあててみた。








【夏休み11日目】

" 悪意と善意・・・

 自分はどちらの自分でありうるだろう。 "

・・・というお話でした。









よおし・・・

今日は「ファイト一発」を買ったから・・・

明日は「愛情一本」を買おう・・・!

(明日も飲むのか・・・)