8月4日(月)。
夏休み11日目。
この暑さの連続のせいなのか・・・
なんだかちょっと・・・
疲れを引きずったままの週明け。
「ファイト一発」・・・
自分に檄を飛ばしたくって立ち寄った・・・
朝のコンビニエンスストア。
店内。
小さな女の子を連れて・・・
レジに並んでいた親子。
女の子はアイスを握りしめていた・・・。
(朝一・・・アイス・・・
まあ それはよいとして・・・)
一方の手にはお母さんの手・・・
もうかたっぽう手にはアイス。
その前へ・・・
ふたりの男性がやってきて・・・
あたりまえのような顔をして割り込み。
沈黙する親子。
いいわけがない。
なにも言わずにいる親子・・・
だからと言って いいわけがない。
「この子が待っていました。」
「うしろにまわってください。」
気がつけば私は口にしていた。
聞き入れて列の最後尾にまわったふたり。
「ファイト一発」を買って・・・
車に乗ろうとすると・・・
走り去っていく車に乗った・・・
さっきの男性ふたりから・・・
むちゃくちゃ怒鳴りつけられた。
(私の言い方がよくなかったのか・・・)
釈然としないけれど・・・
言い返すことなんてしない。
時間とエネルギーの無駄遣いをするだけ。
(そもそも 降りてもこないどころか・・・
すたこらと走り去った・・・)
降りてくればいい。
私は彼らのように逃げたりなんかしない。
言いたいことがあるのなら・・・
私の目の前に来て言ってみてほしい。
一瞥して・・・
胸を張って車に乗って学校へ向かった。
そんな朝・・・
校長室で思い出していた。
7月20日(日)のこと。
選挙があって・・・
打吹小学校が投票所となった日のこと。
気温がかるく30℃を上回ったこの日の午後。
職員室前の駐車場の植え込みに人影。
かれこれ30分以上・・・
さくらの木に巻きついた何かのつるや・・・
地面をおおった雑草を・・・
とり続けてくださるひとりのひと。
申し訳ないやら・・・ありがたいやら・・・
でも なんだか・・・
植え込みをそんな状態にしていたことが・・・
とってもばつが悪くって・・・
お礼を言うために・・・
外へ出ることもできない自分を
とても恥ずかしく思った。
こころの中で手を合わせながら・・・
" ありがとうございます。"と・・・
何度も何度もくりかえした。
二週間を隔てたふたつの出来事。
怒鳴りつけられた朝と・・・
植え込みを手入れしていただいたあの午後・・・
悪意があってか なくってか・・・
だれかにいやな想いをさせる行動と・・・
おしつけではない善意で・・・
そこにいない・・・
すべてのひとのことを思いやる行動・・・
「どちらが正しいでしょうか?」なんて・・・
そんな質問は・・・
あたりまえすぎてなぞなぞにもならない。
たいせつなことは・・・
正しいと思うことを・・・
行うことができるかどうかということ。
夕方の校長室。
無意識のうちにであっても・・・
だれかにいやな想いをさせることを・・・
やってしまってはいないか・・・
そっと胸に手をあててみた。
【夏休み11日目】
" 悪意と善意・・・
自分はどちらの自分でありうるだろう。 "
・・・というお話でした。
よおし・・・
今日は「ファイト一発」を買ったから・・・
明日は「愛情一本」を買おう・・・!
(明日も飲むのか・・・)