5月1日(木)。
今日は全校遠足の日。
朝8時30分。
なかよし班のなかまで・・・
打吹山の頂上をめざす。
途中に立ちはだかる・・・
数々の難問奇問のクイズが・・・
みんなを待ち受ける。
道々・・・
新緑の香りのする風が・・・
みんなを迎える。
頂上。
なかよし班ごとに・・・
海に向かって校歌を力のかぎりに歌う。
(どうやら・・・これも得点になるらしい。)
あちこちから聞こえる声に気がつく。
「やっほー」「やっほー」
「やっほー」「やっほー」「やっほー」と。
これはこだまではない。
この山のあちこちで・・・
全校のみんなが叫んでいるのだ。
約束したわけでもないのに「やっほー」と。
(なぜか子どもは山に行くと・・・
「やっほー」と叫びたがる・・・
いいんだけど。)
打吹公園に下りつくと・・・
これまた力いっぱいにあそぶ。
打吹山の頂上に登って下りてきたばかりとは・・・
到底思えない。
そんなみんなの・・・
果てしないエネルギーを・・・
目の当たりにしながら思い出していた。
この日見た・・・
やさしさに満ち溢れたシーンを。
登りの道。
にぎりしめる。
途中・・・
汗を流しながら・・・
それでも1年生のリュックを持つ。
1年生の・・・
ぶらんこを押してあげる。
なにかお話ししてる。
すっかりなかよし。
1年生。
6年生の髪の毛についた・・・
花びらをとってあげてる。
1年生が敷き物をたたむのを・・・
かいがいしくお手伝いする。
こっちでもお手伝いする。
そして 振り返る・・・
かたや私・・・。
登りの道を・・・
手をつないで歩いた女の子が・・・
私にたずねる。
「校長先生・・・おやつ持ってきた?」って。
すかさずかえす。
「校長先生はね・・・
おやつがないんだ・・・。」って。
「でもだいじょうぶ。
木の葉っぱでもたべようと思ってる。」って。
(女の子の目に微妙な色がにじむ・・・)
打吹公園でのおやつの時間。
その女の子からもらったゼリーを食べながら・・・
思っていた。
" どうして私は・・・
「葉っぱをたべるからいいんだぁ」なんて・・・
そんなことをいってしまうんだろう・・・?"って。
(もしかしたら私は・・・
究極の「かまってちゃん」なのかもしれない・・・)
そのほかにも・・・
貴重だったはずのおやつをわけてくれた・・・
たくさんのおともだち・・・
ほんとありがとう。
おいしかったよ。
(なぜか「あたりめ」もあったね・・・)
" 全校遠足 打吹山で・・・
たくさんの・・・
すてきなシーンに出会った。"というお話でした。