きのうの夕がたのお話です。
午後4時のプール。
そこにはね・・・
放課後の先生たちのすがたがあったんです。
もうクタクタなはずのこの時間・・・
力をふりしぼって・・・
そして・・・
力をあわせて・・・
みんな・・・
一生けんめいに動きまわっていたんです。
やがて始まる水泳の季節。
そのまえに・・・
全校のみんなでがんばるプールそうじ・・・
そのプールそうじに・・・
みんなが力いっぱいがんばれるように・・・
みんなのやる気が存分に発揮できるように・・・
先生たちが・・・
その下準備をしていたんです。
プールとプールサイドの下洗い。
側溝には枯れ葉がたまっていて・・・
プールの底には・・・
なにやらぬるぬるしたものや・・・
だれかが投げ込んだ石ころ・・・
ぼうふらや・・・
宇宙からきたみたいな・・・
見たこともないちっちゃな生き物。
プールって・・・
一冬越すとそんなものなんです。
しぶきを浴びたTシャツ。
何かのほこりカスがくっついてる髪の毛。
足の甲の上を歩いている宇宙から来た生き物。
ほこりまみれになった倉庫の整理。
コースロープを抱きかかえるように持つ細い腕。
無心で側溝にふたをかけるすがた。
自分だけが・・・
会議がおわって遅れてやってきたばかりか・・・
ワイシャツにスラックスだといういで立ちを・・・
ずいぶん恥ずかしく思いながら・・・
でも・・・
「ありがとう」だけは伝えたくて・・・。
私はね・・・
そんなみんなのすがたを見つめながら・・・
こころの中で・・・
手を合わせながら思っていたんです。
" みんな ありがとうございます。"って。
" みんなのおかげです。"って。
" 私はみんなさえいれば・・・
なにもこわいものはないんです。"って。
" これからも みんなのこと・・・
たいせつにします。"って。
だから 今日・・・
胸を張って自慢したいんです。
「この先生たちも・・・
子どもたち同様・・・
私の愛するたいせつな人たちなんです。」って。
" きのうの夕がた "のお話でした。
ところでね・・・
はたと気がついてしまったんです。
" この写真・・・
う~んとむかしの・・・
ビートルズのアルバムの・・・
ジャケットの写真にそっくりだな。"って。
(ABBEY ROAD・・・だったっけ・・・?)
今夜 聴こっかな・・・