2025年5月27日火曜日

" Good Loser "のお話

*文と写真とは関係はありません。


" Good Loser "


勝負の世界で・・・

ときに・・・

勝者とおなじくらいに・・・









あるときには・・・

勝者以上に讃えられることもある・・・

「よい敗者」を表すことば。










「負け」に対して・・・

極度にこだわることなく・・・


自身の「負け」をみとめ・・・

相手とその勝利に敬意を払い・・・











試合に関わるすべての人たちに・・・

感謝することのできる人のこと。










そして・・・

つぎに進むために・・・

前向きなこころに切り替えて・・・

前へ前へと進もうとするスピリットのこと。











5月26日(月)・・・

倉吉市営相撲場で開催した・・・

校内すもう大会の会場には・・・









勝者の数だけ・・・

そんな" Good Loser "がいたんです。













2回戦で敗退が決まったそのあと・・・

「来年はまた横綱になるんです。」って・・・

清々しい顔で上を向いたおとこのこ。








関脇に授与されたこいのぼりを・・・

大事そうに握りしめて・・・

「ぼくは・・・

 こういう賞を初めてとりました。」って・・・

胸を張って話してくれたおとこのこ。









上学年の部が終わったそのあとで・・・

先におわった下学年の部について・・・


「きみの弟もがんばっていたよ。」って・・・

そう声をかけた私に・・・


「私は負けちゃったけど・・・

 弟もがんばったんならよかった。」って・・・

にっこりとほほ笑んだおんなのこ。









きわどい勝負で・・・

軍配が相手に上がり敗退したそのあとで・・・


「どっちが勝っただろうかと・・・

 わからないような試合ではなくて・・・

 はっきりと勝ちとわかる・・・

 そんな試合をしなければいけない・・・

 そういうことです。」って・・・

凛として語ったおとこのこ。

(きみは・・・

 ほんとうにすごい子だと思う。)










彼ら彼女らは・・・

勝負の世界に・・・

「勝ち」と「負け」は当然あるけれど・・・









「勝者」には勝者の・・・

「敗者」には敗者の・・・

それぞれにしかない・・・

ねうちがあるんだっていうことを・・・

毅然としておしえてくれたんだって思うんです。













だから・・・

みんながすごいんだっていうことを・・・

身体で物語っていたんだって思うんです。


" Good Loser "のお話でした。






負けてしまって・・・

涙を流したおんなのこ・・・








校長先生はね・・・

きみの流したその涙にも・・・

やっぱり・・・

おなじねうちがあるんだっていうことを・・・

ちゃんとわかっているよ。

とってもがんばったんだよね。