3月26日(水)。
春休み2日目。
伯桜鵬がやってきてくれたんです。
打吹小学校に。
このあたりで・・・
いつも一番に咲く桜の花が・・・
今朝・・・
笑うように咲いたんです。
きっと・・・
伯桜鵬がきてくれるのを待って・・・
今朝咲いたんだって思ったんです。
私たちのまちの・・・
私たちのたからものの・・・
伯桜鵬が。
ふるさとのまちを大切に思い・・・
ふるさとのまちをたからものだと思ってる・・・
伯桜鵬が。
午後。
職員室の先生たちが・・・
パソコンにむかっているように見えて・・・
実はなんだか・・・目が泳ぎはじめてるなか・・・
いよいよ そのときがやってきたんです。
じゃあ~ん!
(おっき!!)
校長室におまねきして・・・
ソファに座ってもらったんです。
ふだんおっきなソファがね・・・
赤ちゃん用のいすみたいに見えたんです。
「ちょっと腕見せてもらえる・・・。」って・・・
そうおねがいして見せてもらったその腕は・・・
太ももかと思うくらいにたくましかったんです。
聞かせてもらったお話は・・・
土俵に上がる前から・・・
とっくにはじまっている・・・
自分との勝負。
土俵から見える景色と・・・
炎のように熱い闘志。
大相撲という過酷な世界にあっても・・・
その土台は・・・
日常の中でこそ創り上げられるのだという・・・
本物としての・・・とても高い意識。
そして・・・
いつも声援を送ってくれる・・・
地域のみなさんや・・・
打吹小学校の子どもたちへの感謝。
時間がね・・・
跳ぶように流れていくなかで・・・
私は思っていたんです。
" もう少し・・・
ほんのもう少しでいいから・・・
時間がゆっくりと流れてくれないかな。"って。
途中でね・・・
私はふたりの先生を校長室に呼んだんです。
江谷先生と大西先生。
このふたりは伯桜鵬の元担任。
打吹小学校にはね・・・
伯桜鵬の担任だった先生が・・・
ふたりもいるんです。
(それとはべつに・・・
教務主任だった先生もひとりいるんです。)
(それは・・・私なのだけれど・・・。)
とてもとてもよい時間がながれて・・・
いよいよお見送りする前。
先生たちみんなとね・・・
記念写真を撮ってもらったんです。
みんなね・・・
伯桜鵬にちかづきたくって・・・
おしくらまんじゅう状態になっちゃったんです。
そして・・・いよいよ・・・
かっしゃーん!
おしくらまんじゅうの末に・・・
おぎょうぎよく並んだ先生たちの顔がね・・・
おもちゃのようにちっちゃく見えて・・・
そして・・・
とてもしあわせそうに見えたんです。
そのあと・・・
お見送りまでの時間を過ごす・・・
伯桜鵬と先生たちを見ながら・・・
思っていたんです。
" やっぱり・・・
ほんとうの強さを持ったひとというのは・・・
伯桜鵬のように・・・
ほんとうのやさしさをも持っているんだ。"って。
" 桜の咲いた日に・・・
伯桜鵬がやってきた! "というお話でした。
伯桜鵬関 今日は本当にありがとうございました。
ところでね・・・
校長室のテーブルに・・・
サインをしてもらったんだあ。
見に来てね。
でも・・・さわっちゃだめだよ。
*ここにある写真はすべて伯桜鵬関ご本人の了解を得ています。