3月14日(金)。
さまざまないのちが躍動を始める春。
打吹小学校は・・・
第二回目の卒業生が巣立つ日を迎えました。
27名の卒業生の皆さん・・・
今日は卒業おめでとうございます。
みなさんは・・・
すばらしい心の成長を遂げましたね。
みなさんは・・・
すばらしい仲間を作り上げましたね。
また みなさんは・・・
なによりもまず自分が・・・
「当たり前のことを・・・
当たり前に行うことのできる自分であろう。」と・・・
努力し続けましたね。
そしてなにより・・・
この打吹小学校の・・・
歴史のすばらしい2ページ目を・・・
残してくれました。
みなさんの卒業文集を・・・
しっかりと読ませてもらいました。
そこには・・・
みなさんが・・・
これまで努力してきたことが綴られていました。
これまでに気づいた大切なことが綴られていました。
自分自身のこれからの目標が綴られていました。
けれど みなさんは・・・
誰一人として自分のことを自慢していませんでした。
ある人が書いていました。
「自分は『おたがいを認め合おう』ということに・・・
ずいぶん努力してきました。
でも 本当にがんばったのは 自分ではなく・・・
クラスのみんなの方なんだと思います。」って。
きっとその気持ちは・・・
これを書いたその人だけでなく・・・
みなさん一人一人の思いも同じで・・・
みなさんは互いに・・・
そう思い合っているのだと思っています。
これもまた みなさんの・・・
すばらしいところなのだと思います。
そんなみなさんは 私の自慢の6年生でした。
どこに出しても恥ずかしくない・・・
自慢の6年生でした。打吹小学校の光でした。
どうぞこのあと・・・
この卒業式を閉じたとき・・・
開け放たれた体育館の後ろの扉から・・・
まるで鳥が羽ばたき立つように・・・
巣立っていってください。
そして・・・
今度は、世の中の光となってください。
みなさんなら きっと大丈夫です。
けれど・・・
ずうっとがんばり続けることができるほど・・・
人間は強くはありません。
がんばりすぎはいけません。
ときには・・・
ゆったりとすごすことができそうな木を見つけて・・・
その枝で 羽をやすめてみてください。
心や身体が疲れて・・・
ゆったりとやすめられそうな木の中の一つに・・・
もしも この打吹小学校があるのなら・・・
その時はどうぞ いつでも帰ってきてください。
いつでも 安心して 帰ってきてください。
電気屋さんにおでかけして・・・
テレビや冷蔵庫を買うとき・・・
必ず保証期間というものがあります。
あるものは保証期間3年・・・
またあるものは保証期間5年とさまざまです。
これは・・・
この期間内に・・・
テレビや冷蔵庫の調子が悪くなったり・・・
故障をしてしまったりしたとき・・・
この期間内であれば・・・
無料で修理をしてくださることが約束された期間です。
これをアフターサービス期間と言います。
覚えていてください。
この打吹小学校のアフターサービス期間は一生です。
いつでも帰ってきてください。
お別れのときが来ました。
みなさんの・・・
これからますます輝く未来をお祈りしています。
令和7年3月14日
倉吉市立打吹小学校 校長 山名 毅
" きらきらと輝きながら・・・
27名が巣立っていきました。 "というお話でした。
みんなありがとう。
私の自慢のみんな・・・
ほんとうにありがとう。
ところでさあ・・・
卒業生のみんな・・・
在校生が泣きやまないじゃん。
どうしてくれるんだい・・・?