2025年2月6日木曜日

" 「合同なわとび大会」・・・そのわけ "というお話

2月5日(水)のことです。

冷蔵庫みたいに・・・

キンキンに冷えた・・・

お昼前の体育館。











たたん たたん

 タタン タタン





  



たたん たたん

 タタン タタン







5年生と6年生のみんなの・・・

合同なわとび大会。










目に飛び込んできたのはね・・・

連続二重跳びに挑戦してる・・・

みんなのすがただったんです。








制限時間内に・・・

何回跳べるかを・・・

おともだちとかぞえっこ。








ひっかかっても・・・

ひっかかっても・・・

止まることのない足が・・・








だんだんと立ってることもつらそうになり・・・

息があがってきて・・・

" もうやめちゃうかな・・・"って・・・

思いながら見ている私の予想をよそに・・・








時間いっぱい・・・

挑戦し続け・・・

「時間ですぅ!」の声とともに・・・

ぺしゃんこになって・・・

フロアにしゃがみこむ。

(きみのすがた・・・

 校長先生は ずうぅっと見ていたよ)

(ほんとがんばった)









ほんの少しの休けいをはさんで・・・

つぎは・・・

何分間連続で跳び続けられるかに挑戦。







「ほんとにいけるの?」ってたずねると・・・

「やります」ってたのもしい声。





「まだしんどそうじゃん」って言うと・・・

「ひっかかってもいいからいきます」って・・・








私はね・・・

うれしくなっちゃったんです。









5分をこえる頃から・・・

跳び続けてる子は・・・

どんどん少なくなって・・・








やがて・・・

最後のひとりになったとき・・・

体育館のフロアいっぱいに広がっていた・・・

みんなの目は・・・

そのひとりに注がれ・・・







じわじわと・・・

そのひとりに近づいてきたんです。









最後のひとりは・・・

5年生の女の子。


もう少しで・・・

10分になるっていうとき・・・

ひっかかってしまって・・・

無念さをにじませるその女の子に・・・








5年生からも 6年生からも・・・

男の子からも 女の子からも・・・

子どもからも 先生たちからも・・・

惜しみない拍手が送られたんです。










このとき私はね・・・

このなわとび大会が・・・

5年生と6年生の合同で行われた・・・

そのわけが わかったような気がしたんです。







" 「合同なわとび大会」・・・

 そのとても大きなわけ "というお話でした。




ところでね・・・

連続跳びで最後まで跳んでいた・・・

5年生の女の子を見ながら・・・

「あのおともだち すごいね。」って・・・

そうつぶやいた私にね・・・


となりで応援していた・・・

6年生の女の子が言ったんです。

「5年生なのにね。」って。

「若さのちがいですね」って。







そっかぁぁぁぁ・・・

 しかし・・・

 これを言わせた5年生もすごいけど・・・

 これが言える6年生も・・・

   これまたすごいね。