2月13日(木)。
4年生の教室まえのろうか。
版画ギャラリーになってるんです。
はじめて握った彫刻刀・・・
木の板を・・・
その彫刻刀で彫って・・・
黒い版画インクで刷り上げた版画。
白と黒のだけで構成されてるんだけど・・・
彫刻刀が走ったあとが・・・
頬の丸みを表現していて・・・
バレンがすべったそのあとが・・・
表情を表現していて・・・
そして なんといっても・・・
自分が描いた自分の顔は・・・
本物の自分をみごとに表現していたんです。
なにがそっくりって・・・?
顔がそっくり・・・
目がそっくり・・・
鼻がそっくり・・・
そしてね・・・
不思議なくらいに・・・
やさしい子の版画には・・・
やさしさがにじみ出ていて・・・
元気いっぱいの子の版画には・・・
元気さがあふれ出ていて・・・
そんなふうに・・・
どの版画にもその子らしさが・・・
ほとばしり出ちゃっていたんです。
私はね・・・
まじまじと眺めながら考えていたんです。
" なんでだろな? なんでだろな?"って。
" ふしぎだな・・・ ふしぎだな・・・"って。
" ほとばしり出ちゃうってかわいいな。"って。
" どっちが版画で・・・
どっちが実物かわかんないな。"って。
きっとね・・・
初めての彫刻刀で・・・
初めての木版画。
一生けんめいにむかったものだから・・・
大切に 大切に・・・
ていねいに ていねいに・・・
こころを込めたにちがいないんです。
(そりゃ 似てくるよね・・・
こころを込めちゃってるんだから・・・)
" 「こころを込める」・・・
とっても大切なことだな "って・・・
そう思ったんです。
" 私もまねをしたいな。"って・・・
そう思ったんです。
" 「忙しい」ふりをして・・・
こころを込めることを・・・
わすれちゃっていたかもな・・・
さぼっちゃっていたかもな。"って・・・
そう思ったんです。
" 「こころを込める」・・・
大切にしよっと。"って・・・
つくづく そう思ったんです。
" 4年生の版画コレクションを眺めながら・・・
いいことに気がついた。 "というお話でした。
こころを込めると ほら!
似ているよおぉー。
こころを込めてがんばったんだから。