2025年2月18日火曜日

" たいせつなものを守る覚悟 "のお話

2月18日(火) 2校時。

不審者対応の訓練をしたんです。









訓練には 倉吉警察署から・・・

6名の方がおいでくださったんです。







子どもたちは・・・

不審者がいる西校舎から離れるために・・・

しずかに しずかに 避難したんです。






そのあとは・・・

不審者対応について・・・

「いかのおすし」のこと・・・

自分のことを自分で守ることについて・・・

わかりやすく教わったんです。






「自分を守る」・・・

とっても大切なおべんきょうをしたんです。










実は・・・

子どもたちの見ていないところではね・・・

先生たちも訓練を受けたんです。







不審者の対応のしかたから・・・

不審者の確保まで・・・

真剣な訓練だったんです。








先生たちは・・・

不審者が侵入したとき・・・







不審者をできるだけ刺激しないようにしながら・・・

子どもたちのいる場所から・・・

遠くに離れさせる方法を教わったんです。







そしてね・・・

不審者が刃物を持っていたとき・・・

子どもたちに被害がおよばないようにしながら・・・

どのようにして・・・

その不審者をとらえるのかという方法も教わったんです。










でね・・・

このときの警察の方はね・・・

超迫真の演技で・・・

ものすごい叫び声をあげて・・・

先生たちも超引き締まっちゃったんです。








不審者はね こう叫んだんです。

「子どもを出せ!」って。

とっても大きな声で。








「子どもはどこにいるんだ!」って。

あっちこっちと走りまわりながら。








そのことばはね・・・

私たち教師にとって・・・

最もおそろしいことばなんです。

私たち教師が・・・

いのちをかけて闘うべきことばなんです。








自分にむけて・・・

「おまえ こっちにこい!」って・・・

そう怒鳴りつけられることよりも・・・

はるかにおそろしいことばなんです。







私たちは・・・

まずなによりも・・・

子どもたちを守らなければならないのです。






つぎからつぎに集まってくる先生たちは・・・

ひとり残らず思っていたはずなんです。


" 子どもたちに近づけてなるものか!"って。


" 自分が楯になってでも守るんだ。"って。








不審者が途中・・・

ポケットから出した刃物・・・

もしもあれが本物の刃物だったら・・・

私が見た感じ・・・

5人は切り付けられていたって思うんです。








その光景を・・・

胸が締め付けられるような思いで見ながら・・・

私は思っていたんです。







" これが・・・

 ほんとうに起こったことだったとしても・・・

 この先生たちはこんなふうに行動しただろうな。"って。






" だからこそ・・・

 私たちも学ぼう。

 不審者から子どもたちを・・・

 そして先生たちを・・・

 必ず守るために・・・

 どのように行動することが必要なのかを。

 どのように備えることが必要なのかを。"って。






" 私が愛してやまない・・・

 この子どもたちと・・・先生たち・・・

 だれひとりとして失うことが・・・

 絶対に・・・絶対にないように。"って。






" たいせつなものを守る覚悟 "のお話でした。







で・・・

打吹小学校のおともだちみんなに言うよ。

だから みんなもね・・・

自分のいのち・・・

そして おともだちのいのちを・・・

いつもたいせつにする子でいるんだよ。







最後になりましたが・・・

ご指導くださいました倉吉警察署のみなさん・・・

打吹小学校のために・・・

とても大切な時間をつくっていただき・・・

本当にありがとうございました。


倉吉市立打吹小学校  校長  山名 毅




しかし・・・

帰っていくパトカー・・・

かっこいっ・・・