2月12日(水)。
お昼前。
2年生の教室。
生活科の学習で・・・
「自分ものがたり」のおべんきょう。
今はまだ・・・
とてもちっちゃなみんなだけれど・・・
おうちから持ってきた・・・
写真の中のみんなは・・・
もっともっとちっちゃそう。
その頬は・・・
うっすらとピンク色で・・・
マシュマロのようにやわらかそう。
とじられた目は・・・
ぜったいにこれから先の未来を・・・
のぞいてるようにやすらいでいる。
にぎった手は・・・
できたてのおもちのように・・・
ふっくらとしていながらも・・・
しっかりと自分の人生を・・・
つかみとろうとする・・・
力強さに満ちている。
「校長先生・・・
ぼくの赤ちゃんのときの・・・
写真はどれでしょ?」ってたずねるけれど・・・
「きみ・・・
じょうだん言ってるのかい?」って・・・
そんなふうに言いたくなるほど・・・
きみたちってまったく変わっていない。
みんなの写真と・・・
みんなの実物とをならべて・・・
トランプみたいに・・・
「神経衰弱」をすると・・・
校長先生は・・・
一発であがってしまう自信があるよ。
(だっこしてるのは おにいちゃん)
あのころとくらべると・・・
ずいぶん おっきくなったかもしれない。
ずいぶん いろんなことが・・・
わかるようになったかもしれない。
ずいぶん おべんきょうして・・・
かしこくなったかもしれない。
けれど・・・
かわらないこと・・・
かわっちゃいけないこと・・・
そんなものっていうのはあるもので・・・
きみたちの・・・
すてきなところや・・・
愛くるしいとこ・・・
やさしいとこや・・・
つよいとこが・・・
今もぜんぜんかわらないのとおなじように・・・
おうちのみなさんが・・・
きみたちのことを・・・
なにものにもかえがたく想い・・・
かけがえのない存在として・・・
いのちある限り・・・
みんなを育もうとしていらっしゃるってことを・・・
ずうっとずうっと覚えておくといいよ。
そして・・・
その想いは時空を越えて存在していて・・・
時間も距離も関係ないんだっていうこともね。
この一枚の写真。
わが子を見つめるそのまなざしは・・・
そんなおうちの方の・・・
尽きることのない愛情や・・・
いのちをかけて守り抜くんだといった覚悟を・・・
すべてのおうちの方たちを代表して・・・
物語っているような気がしたんです。
教室に飾ってある・・・
みんなの・・・
ちっちゃなころの写真を眺めながら・・・
私はね・・・
ずうっと考えていたんです。
胸が熱くなるくらいに・・・。
" 2年生の「自分ものがたり」に・・・
おうちの方たちの・・・
愛情と覚悟を見た。 "というお話でした。