2025年1月20日月曜日

" お昼やすみに ふらふらと・・・ "というお話

 もう1月下旬を迎えるというのに・・・

ちょっと春のにおいがしていた・・・

1月20日・・・お昼休みの校庭。












" これは気持ちがいいや・・・"って・・・

" この春のにいおいって・・・

 もしや花粉じゃあないよな・・・"って・・・

そんなことを思いながら歩いていたんです。









声をかけられたんです。

「校長先生っ」って。







たずねてしまったんです。

「これは・・・なんという乗り物ですか?」って。


かえってきたんです。

「ブランコです。」って。







またまた・・・たずねてしまったんです。

「どうしてブランコっていうんですか?」って。


即答だったんです。

「ぶらんぶらんするからです。」って。

(お?・・・みょうに納得・・・

 つぎに行ってみよ・・・)










すぐに声をかけられたんです。

「校長先生・・・みてください・・・」って。







たずねてしまったんです。

「あれ?・・・もしかしてこれ・・・

 さかさまになってるんですか?」って。


かえってきたんです。

「ぼくたちさかさまになってるんです。」って。







またまた・・・たずねてしまったんです。

「どうなったら こうなっちゃうの?」って。


かえってきたんです。

「あのね・・・

 右の手と 左の手を・・・こうしてね・・・

 足を ぎゅうっとしてね・・・」

「でね・・・こうでね・・・

 ・・・・・・・mmmmm・・・とね・・・

       butsubutsu・・・butsubutsu・・・    」

(おわりそうにないから つぎにいってみよう・・・)









またすぐに声をかけられたんです。

「校長先生」って。

(おいおい・・・きみもさかさまなのか・・・)







なにも たずねなかったんです。





またすぐに声をかけられたんです。

「校長先生」って。

(よかったぁ・・・

 きみはさかさまじゃあなかった・・・)







たずねてしまったんです。

「ねえねえ・・・いったいなにをしてんの?」って。


かえってきたんです。

「サッカーです。」って。







またまた・・・たずねてしまったんです。

「ねえねえ・・・

 サッカーっていったいどうやんの?」って。


かえってこなかったんです。










片隅に5年生。

こちらから声をかけたんです。

(なんだか・・・しんみりしてるから・・・)


「もしかして・・・青春してんの?」って。








かえってきたんです。

「校長先生・・・

 『青春』って・・・

  中学生からですよ。」って。


" なるほどなぁ・・・"って思ったんです。


" お昼やすみ・・・

 ふらふらとするだけでも・・・

 十分たのしすぎる。 "というお話でした。







みんな ありがとうねえ。