2025年1月17日金曜日

" 「1.17」という日 "というお話

 30年前の1月17日。

わすれちゃいけない日。








午前5時46分に起こった・・・

兵庫県南部地震によって引き起こされた・・・

災害・・・阪神・淡路大震災。





その中で・・・

亡くなった6000を超える方々の・・・

尊いいのちをふくめて・・・

私たちはわすれちゃいけない。






遠いむかしの・・・

遠いところで起こったこと・・・

そんな受けとめをしちゃいけない。






私たちは・・・

私たちにできる備えを・・・

精一杯にやるんだっていうこともふくめて・・・

わすれちゃいけない。









この学校にいる先生たちには 覚悟がある。

ひとり残らず 覚悟を持っている。






万が一・・・

大きな大きな地震がやってきて・・・


崩れる壁が・・・

子どもたちを襲おうとしたとき・・・

迷いなく盾になる覚悟が。







万が一・・・

大きな大きな地震がやってきて・・・


屋根から落ちるコンクリートが・・・

子どもたちを押しつぶそうとしたとき・・・

迷いなく傘になる覚悟が。








万が一・・・

大きな大きな地震がやってきて・・・


必死に避難しようとする子が・・・

あやまって3階からおっこちようとしているとき・・・

迷いなく下敷きになって受け止める覚悟が。










けれど・・・

私たちにとって・・・

ほんとうに必要なことは・・・

そんな覚悟だけじゃあ足りないのかもしれない。








考えてみるに・・・

災害は・・・

子どもたちの近くに・・・

私たちおとながいるときに起こるとは限らない。








ほんとうに必要なことは・・・

災害がおこったとき・・・

たとえそれが・・・

ひとりでいるときであったとしても・・・

生きるための最善の方法を・・・

身につけさせてやることと・・・







生きるために・・・

歯をくいしばって・・・


たとえ・・・

泣きながらでも・・・

鼻水を垂らしながらでも・・・

なりふりかまわず・・・

がんばりとおそうとする気持ちの・・・

大切さを伝えることなんだって・・・

こころからそう思う。









1月17日という日は・・・

私に・・・

そんな想いをあらたにさせる。



そして・・・

この震災でお亡くなりになった・・・

多くの方々のご冥福を・・・

あらためてお祈りする。

それが・・・1月17日。









" 「1.17」という日 "というお話でした。


                合掌