1月16日(木)。
5校時。
2年生がね・・・算数。
(やっぱり算数かあ・・・)
(みんな大好きだからなぁ・・・算数)
「長さをたしたりひいたりするわざ」のおべんきょう。
(やっぱり・・・
今日も「わざ」に挑戦するんだぁ・・・)
問題は・・・
2m50cm+1m20cm・・・
(ああ・・・これはむずかしいわ・・・)
(こんがらがる・・・これは・・・)
みんなが・・・
ううんと考えて・・・
「ああだあ こうだあ」って言いながら・・・
あみだしたのは・・・
「へんしんさくせん!」
(きたあああぁ!)
(だれなんだ? へんしんしているこの人?)
(しかし・・・あいかわらずうまいなぁ)
もうひとつ・・・
「おなじなかまさくせん!」
(出たあああぁ・・・)
(ぉ? 絵がないぞ・・・)
(ま いっか・・・
なくっちゃいけないことはないんだから・・・)
(そうだった・・・そうだった・・・)
みんなはね・・・
この超難問を・・・
ふたつの「さくせん」を駆使して・・・
さくさく さくさくって・・・
どんどん解いちゃってるんです。
「はい さくせん さくせん」
「さくさく さくさく」
「はいはい へんしん へんしん」
「おなじなかまでしょ おなじなかま」
真剣なまなざしで・・・
算数にむちゅうになってる・・・
みんなを見ながらね・・・
私はうれしかったんです。
" やっぱり・・・
きみたちのエネルギーってすごいね。"って。
" 今日はちょっとじゃましないで・・・
校長先生も真剣に応援しよっと。"って。
" がまんがまん・・・だまっていよっと。"って。
"ところで みんな・・・
私がいることなんて・・・
気がついていないんじゃあないか・・・?
あるいは・・・もしかして見えてない?"って。
しずかあに・・・
とっても しずかあに・・・
教室を出ようとした そのときね・・・
おともだちが声をかけてくれたんです。
「校長先生・・・
5時間目が終わったら・・・
今日は帰るからね・・・また明日。」って。
思ったんです。
"見えてたんだぁ・・・"って。
(きみ・・・よくぞ声をかけてくれた・・・)
" 2年生・・・わざにむちゅう "というお話でした。
よかったあ・・・見えてたぁ・・・