2024年12月20日金曜日

" スイートポテトの味がした。"というお話

12月18日(水)のことです。

家庭科室。









3年生が・・・

自分たちが収穫した・・・

さつまいもをつかって・・・

スイートポテト作りをしたんです。









家庭科室はね・・・

いろとりどりエプロンと・・・

あたまにのっけた・・・

これまたさまざまないろのバンダナで・・・

ちょっとスーパーマリオみたいな・・・

世界観で満たされていたんです。







「園で作ったことがあります。」っておしえてくれる子・・・

「はじめての挑戦です。」ってうれしそうな子・・・

「校長先生の分も作ります。」って・・・

 大サービスなことを言ってくれる子・・・

たのしい時間が流れていたんです。











かちゃかちゃかちゃと・・・

お芋をまぜたり・・・








手についちゃったお芋を・・・

ぺろっとなめて・・・

あまりのおいしさに・・・

こっそりとまた手につけてみたり・・・








パティシエのような眼光で・・・

真剣勝負をしてみたり・・・









見ている私まで・・・

幸せな気持ちになったんです。








そして・・・

もうひとつ幸せだったのはね・・・

そんなみんなを・・・

駆け付けたボランティアのみなさんが・・・

あたたかく見守ってくださったことなんです。










ふしぎだったのはね・・・

スーパーマリオに出てくる・・・

キノピオみたいな・・・

おなじようにかわいらしい3年生が・・・







おなじお芋で・・・

おなじその他の材料で・・・

おなじ手順で作ってるのに・・・


作ってる途中のにおいはね・・・

グループごとにちがうんです。








バタークッキーみたいなにおいがするところや・・・

ドーナツみたいなにおいがするところや・・・

焼き芋みたいなにおいがするところや・・・

なんなら色も焼き芋みたいなところまで・・・







" ほんとに・・・

 スイートポテトを作ってるのかなぁ"って・・・

ちょっと思っちゃうくらいに・・・

ふしぎだったんです。









お昼やすみの職員室。

「校長先生の分も作ります。」って・・・

そうお話ししてくれた男の子。


やってきてくれたんです。

「校長先生どうぞ。」って。


うれしくってね・・・

言ったんです。

「食べるのがもったいないくらいに・・・

 とってもうれしいよ。」って。








幸せな気持ちでね・・・

ありがたくいただいたんです。







その味はね・・・

「スイートポテト」の味だったんです。








" バタークッキーみたいなにおいとか・・・

 ドーナツみたいなにおいとか・・

 焼き芋みたいなにおいとか・・・

 そんなことを思っちゃってごめんね。"って・・・


スイートポテトの味がする・・・

スイートポテトを食べながら思っていたんです。







" スイートポテトの味がした。"というお話でした。


おいしかったよ。とっても。