12月18日(水)のことです。
家庭科室。
3年生が・・・
自分たちが収穫した・・・
さつまいもをつかって・・・
スイートポテト作りをしたんです。
家庭科室はね・・・
いろとりどりエプロンと・・・
あたまにのっけた・・・
これまたさまざまないろのバンダナで・・・
ちょっとスーパーマリオみたいな・・・
世界観で満たされていたんです。
「園で作ったことがあります。」っておしえてくれる子・・・
「はじめての挑戦です。」ってうれしそうな子・・・
「校長先生の分も作ります。」って・・・
大サービスなことを言ってくれる子・・・
たのしい時間が流れていたんです。
かちゃかちゃかちゃと・・・
お芋をまぜたり・・・
手についちゃったお芋を・・・
ぺろっとなめて・・・
あまりのおいしさに・・・
こっそりとまた手につけてみたり・・・
パティシエのような眼光で・・・
真剣勝負をしてみたり・・・
見ている私まで・・・
幸せな気持ちになったんです。
そして・・・
もうひとつ幸せだったのはね・・・
そんなみんなを・・・
駆け付けたボランティアのみなさんが・・・
あたたかく見守ってくださったことなんです。
ふしぎだったのはね・・・
スーパーマリオに出てくる・・・
キノピオみたいな・・・
おなじようにかわいらしい3年生が・・・
おなじお芋で・・・
おなじその他の材料で・・・
おなじ手順で作ってるのに・・・
作ってる途中のにおいはね・・・
グループごとにちがうんです。
バタークッキーみたいなにおいがするところや・・・
ドーナツみたいなにおいがするところや・・・
焼き芋みたいなにおいがするところや・・・
なんなら色も焼き芋みたいなところまで・・・
" ほんとに・・・
スイートポテトを作ってるのかなぁ"って・・・
ちょっと思っちゃうくらいに・・・
ふしぎだったんです。
お昼やすみの職員室。
「校長先生の分も作ります。」って・・・
そうお話ししてくれた男の子。
やってきてくれたんです。
「校長先生どうぞ。」って。
うれしくってね・・・
言ったんです。
「食べるのがもったいないくらいに・・・
とってもうれしいよ。」って。
幸せな気持ちでね・・・
ありがたくいただいたんです。
その味はね・・・
「スイートポテト」の味だったんです。
" バタークッキーみたいなにおいとか・・・
ドーナツみたいなにおいとか・・
焼き芋みたいなにおいとか・・・
そんなことを思っちゃってごめんね。"って・・・
スイートポテトの味がする・・・
スイートポテトを食べながら思っていたんです。
" スイートポテトの味がした。"というお話でした。
おいしかったよ。とっても。