2024年11月14日木曜日

" 2年生の馬力を目の当たりにした。"というお話

11月12日(火)に見た・・・

2年生の算数。


かけ算をつかう問題。

おとのなりのおともだちと・・・










いっしょに考える。






考えを交換しあう。






「ああだあ こうだあ」と話し合ってるうちに・・・

あたまがくっつく。









考えたことを・・・

みんなで聞きあう。







はじけるように・・・

いくつもの手が挙がる。








まだあたってもいないのに・・・

発表する気まんまんの・・・

おともだちがとびだす。

とってもいい。











(「きみにあたれ! あたれ!」と私は祈る)

(・・・いのりむなしく・・・はずれる)





考えた「わざ」になまえがつく。

それは方略。







「かっこつけるさくせん」という・・

かっこいいわざまで できあがる。









だれもがこの式の意味を理解していて・・・

つかいこなしている。

(言わなくてもよいとは思うけど・・・

 これは「かっこつけるさくせん」)









45分間をとおして・・・

ひとりひとりの のうみそが・・・

ひとりひとりの からだが

わざをつかって・・・

あたらしいわざをつくりだし・・・

未知の課題を解決する。


既知から未知を創出する瞬間に出会う・・・

子どもたちのそんな瞬間に立ち会えた・・・

至福のときをすごす。






そして・・・

教室のかべに・・・

あるものを発見して私は思う。






" きみたちって・・・

 「考えを引き出す」わざや・・・

 「お話を聞く」わざまで・・・

 身につけちゃってるんだね。"って。


" そんなわざをつかわれたら・・・

 だれだって・・・

 お話したくなっちゃうよね。"って。










そして今日・・・

11月14日(木)に見た・・・

2年生の国語。

「細」という漢字をあたらしくおべんきょう。


はじめに・・・

「細」という漢字をつかった・・・

ことばを発表してる。








「細ぼう」とか・・・「か細い」とか・・・

「せん細」とか・・・「心細い」とか・・・

"きみら・・・ほんと2年生か?"って・・・

そう思ってしまうような・・・

おとなみたいなことばが連発される。








ひとしきり考えがだされたあと・・・

安本先生がみんなにむかって言う。

「『せん細』なんてもう・・・

 安本先生のことを・・・

 発表してくれちゃって・・・もう。」って。








みんなの反応は・・・

見事なくらいにまったくない。

しーん・・・

しーん・・・

しーん・・・





" お~い きみたちぃ・・・

 ここは わざをつかうとこだろぉ・・・

 「うなづく・・・」とか・・・

 「『なるほどぉ』って言う」とか・・・

 ぜったい今だろぅ・・・"

・・・って なぜか私が気をつかっている。









ま いっか・・・。









" ちょっと気をつかいはしたけれど・・・

 2年生の馬力を・・・

 目の当たりにした。"というお話でした。