2024年10月31日木曜日

" 5年生出発 船上山にしかないもの "というお話

10月31日(木)午前7時55分。

5年生が船上山に宿泊活動に出発したんです。










今日からの2日間・・・

船上山という大自然に解き放たれて・・・

ずいぶんきりっとした・・・

あまえのゆるされない・・・

けれど・・・

なかまのたいせつさを痛感する・・・

そんな時間をすごすんです。







たとえば・・・野外オリエンテーリング。

自分の考えを押し通そうとしたり・・・

わがままを言ったりしていたって・・・

ちょびっとたりとも進めないんです。








他者との折り合いをつけることや・・・

おともだちを思いやること・・・

みんなで協力すること・・・

そんなことこそが ここでは意味を持つから。








たとえば・・・ダム湖活動。

カヌー。

うまく進めないときには・・・

「できないから たすけて。」って言えないと・・・

どんどんみんなから離れてしまうし・・・







さらに・・・いかだ。

おともだちと呼吸をあわせていないと・・・

まったく前に進まないどころか・・・

おなじところをくるくるとまわるだけ・・・。

力をあわせるってどういうことなのかを・・・

身に染みて痛感させられるはず。








今日からの2日間・・・

5年生のみんなはね・・・

自然ってあまりにも大きすぎて・・・

人間があまりに無力であることに・・・

気づかされるんです。







そして・・・

きまりを守りながら・・・

力を合わせることと・・・

人に寄り添うこととが・・・

かろうじて自然と渡り合える術なんだと・・・

思い知らされるんです。








そのほかにも・・・

たとえば・・・夜。

「よこになってテレビでも・・・」

・・・なんて発想はここにはないんです。

そんなことに使う時間は・・・

ここではもったいないんです。

もっとたいせつな・・・

やるべきことがここにはあるから。






少年自然の家。

おうちにいると・・・

あたりまえにやってもらえていることが・・・

自分たちでやんなくっちゃ・・・

なにひとつ始まらないんです。








野外炊飯。

火をおこせなかったら・・・

食事にすらありつけないんです。

協力しあわなければ・・・

時間ばかりが経っていくんです。


食事の準備しかり・・・

かたづけしかり・・・。

朝のシーツたたみしかり・・・。


もうずいぶん・・・

大人の仲間入りをしたような・・・

そんな気持ちになることもある最近だけれど・・・


「じゃあ 自分で」ってなると・・・

まだまだ未熟なんだっていうことを・・・

思い知ることになるんです。








そして・・・

身の回りにあるあたりまえのことや・・・

いつも寄り添ってくれている・・・

多くのひとたちの存在のありがたさに・・・

感謝と尊敬の気持ちを・・・

抱くことになるはずなんです。











そこで見るもの・・そこで感じること・・

そこでつける力・・

そこでわかること・・そこで思い知ること・・

そこであらためて抱く感謝の念・・・

それらはみんな 船上山にしかなくって・・・

珠玉の体験をすることになるはずなんです。








そして・・・これが一番大事。

私はつくづく思っているんです。

船上山宿泊活動で最も重要なことは・・・

そこで身につけたことを・・・

これからの生活に・・・

「どれだけ生かせるか」ってことなんだって。











たくさんのみんなや先生たちと・・・

お見送りをしながら・・・

私はね・・・思っていたんです。










" みんな とってもいい顔で出発したね。"って。

" まちがいなくいい時間になるよ。"って。

" きみたちが・・・

 ひとまわりもふたまわりも・・・

 成長してかえってくることを・・・

 たのしみに待ってるよ。"って。


そして・・・

" 船上山のごはんは ほんっとおいしいから・・・

 きっと・・・「きょうはごちそうだよ」"って。








" 船上山にしかないもの "というお話でした。



2024年10月30日水曜日

" 4年生の「学び」に学んだ・・・ "というお話

きのう・・・10月29日(火)のことです。

午後。

4年生の教室。










国語の学習を・・・

先生たちみんなでみせてもらったんです。










「要約名人になろう」の学習。

要約ですよ・・・要約。









だれもがテストで・・・

何度も苦しんだ経験のある「要約」。


" 息詰まる時間がながれるかもよ・・・"

・・・なんて心配は無用だったんです。










「120文字に要約するワザを見つける。」って・・・

そんな課題からはじまったこの時間。










4年生のおともだちはね・・・

要約の「ワザ」を・・・

すでにいくつか身につけていて・・・








グループでやりとりしながら・・・

教科書にある説明文を・・・

要約することに挑戦していたんです。








おべんきょうのあいだじゅう・・・

やりとりは活発につづけられていて・・・


「むずかしい・・・」とか・・・

「できそうだ・・・」とか・・・

「あのワザをつかえば・・・」とか・・・

「ちょっとどう思う?」とか・・・








「ああだ・・・こうだ・・・」とか・・・

「なんだ・・・かんだ・・・」とか・・・

「そうだ・・・ソーダ・・・」とか言いながら・・・


夢中になってやっているんです。










ところで・・・「ワザ」。

これは・・・

ちょっとむずかしい言葉でいうと「方略」。

(業界用語というか・・・

 教育用語というか・・・

 打吹小学校研究用語というか・・・)








すでに獲得した「ワザ」を駆使して・・・

あらたな「ワザ」を自分たちで創出し・・・

それらをフルに活用して・・・

あらたな「知」を獲得する。








打吹小学校の先生たちがめざす・・・

そんな授業観を・・・

4年生のみんなが教室で実現していたんです。










なあんて・・・

私がちょっとだけ・・・

かっこいいことを考えているあいだにね・・・


4年生のみんなは・・・

自分たちで要約することに・・・

ちゃあんとたどり着いていたんです。







しかもですよ。

「まだみじかくまとめられそうだ。」・・・

・・・なんて言ってるんです。


そしてしかも みんな・・・

" そうだ・・・できそうだ・・・"

・・・なんて顔をしてるんです。







「では つぎの時間に挑戦しましょう。」って・・・

岡﨑先生がそう言って・・・

この時間のおべんきょうは終わったんです。








このときになって・・・私は思ったんです。

" 岡﨑先生って・・・

 この時間ほとんどお話をしなかったな。"って。


" みんなだけでも・・・

 これだけの「学び」を・・・

 創り出すことができるんだな。"って。


" あ そういや・・・岡﨑先生いたわ・・・。

 「学びの主体は子ども」って・・・

 こういうことかぁ・・・"って。


" これはすご腕だな。"って。


" これからの「学力」って・・・

 こんな「学び」の延長線上にあるんだよね。"って。







" 4年生の「学び」に学んだ・・・ 

 これからの時代を生きるために・・・

 必要な「学力」のひとつのかたち"というお話でした。







ところで・・・

今日・・・10月30日。


私は行ってみたんです。

「まだみじかくまとめられそうだ。」って・・・

" どんな「ワザ」をつかうんだろ・・・?"って思って。








なんとね・・・

「敬体」を「常体」に変換していたんです。

文字数は・・・76文字。

(きみたち・・・おそれいりましたあぁぁ・・・)



2024年10月28日月曜日

" 影絵劇の鑑賞をして・・・ "というお話

10月28日(月)。

午前中の体育館。










全校のみんなで・・・

影絵劇「ふしぎの国のアリス」を・・・

鑑賞したんです。












午前10時20分。

体育館に入ったみんなは・・・

きっと思ったにちがいないんです。


" ここは ほんとうに・・・

 打吹小学校の体育館なのかな・・・"って。







影絵劇がはじまると・・・

あっという間に・・・

お話の世界に引き込まれたんです。








影絵に・・・手影絵・・・

歌に・・・お芝居・・・

光に・・・音楽・・・

もうそこは別世界で・・・








" ここは ほんとうに・・・

 打吹小学校の体育館なのかな・・・"

・・・なんてどころじゃあなくって・・・

完全に「ふしぎの国のアリス」の世界・・・

そのものだったんです。










その世界はね・・・

とっても美しくって・・・

とってもダイナミックで・・・

とってもアーティスティックで・・・

とっても幻想的で・・・








全校のみんなはね・・・

ここがどこなのかっていうこともわすれて・・・

物語の世界の住人になってしまっていたんです。








午後。

そうじをしてるおともだちが・・・

こうお話してくれたんです。

「そうじがおわったら・・・

 ふつうにおべんきょうがあることが・・・

 なんだかしんじられません・・。」って。








私はね・・・

超同感だったんです。

こんな日には・・・

日常がちょっとだけ・・・

色を失ってしまうんだって思うんです。








それだけね・・・

影絵劇が・・・

非日常に感じられるほどに・・・

ゆめのようで・・・

すてきだったっていう証拠なんです。










今日・・・

みんなにそんな時間を・・・

プレゼントしてくださったのは・・・

横浜からおいでくださった・・・

劇団「かかし座」の3名の劇団員の方たち。








劇団「かかし座」は・・・

1952年に創立された・・・

日本で最初の影絵劇団。









その作品は・・・

全国の園や小学校で披露されるだけじゃなくって・・・

本物の劇場・・・

テレビや映画にYouTubeで・・・

人々を魅了し続けているんです。








つくづく思ったんです。


" 世の中には・・・

 すごい方たちがいらっしゃるんだな。"って。


" そんなみなさんの・・・

 影絵劇を鑑賞することができて・・・

 みんなほんとうにしあわせだね。"って。











" 影絵劇の鑑賞をして・・・

 とびきりすてきな時間を・・・

 みんなですごした。 "というお話でした。










あ・・・

本間教頭先生と江谷先生!!!

いいな いいなあ・・・。

私もいっしょに写真撮ってほしかったなあ・・・

(私が写しているんだけど・・・)