2024年10月18日金曜日

" 避難訓練がおしえてくれた・・・"というお話

10月18日(金)。

午後。

地震の避難訓練と・・・

保護者のみなさんへの・・・

引き渡し訓練をしたんです。








きちんと避難できた・・・

全校のみんなは立派だったし・・・








引き渡しにおいでくださった・・・

おうちのみなさんには・・・

感謝の気持ちでいっぱいだったんです。








避難してきたみんなにね・・・

私はお話ししたんです。


「ほんとうの地震がきたとき・・・

 今日みたいに・・・

 落ち着いてきまりよく・・・

 まじめで一生けんめいに避難しようね。」って。









「どんなにこわくっても・・・

 歯を食いしばっていのちを守ろうね。」って。






「そしてね・・・

 今日は能登半島の方たちのことを・・・

 みんなで思いたいね。」って。


「一日も早い復興を・・・

 みんなでお祈りしたいね。」って。








1月1日。

大きな地震があって・・・

たくさんの方たちがなくなって・・・


悲しみも・・・苦しみも・・・

壊れたおうちも・・・道路やお店も・・・

まだもとどおりにならないうちに・・・


9月には・・・

大雨がふって・・・

大きな被害が出てしまった・・・

能登半島の方々のこと。








けれどね・・・

みんなはとっくに思っていたんです。

みんなはとっくにお祈りしていたんです。








能登半島豪雨災害のあと・・・

6年生のみなさんのよびかけで始まった・・・

「能登半島へ・・・

 みんなの気持ちをとどけよう」っていう募金。


【引き渡し訓練】






昨日・・・

午後4時。


6年生の代表の3人が・・・

新日本海新聞社にお届けに・・・

出かけたんです。







全校のみんなと・・・

おうちのみなさまから届いた気持ちは・・・

総額68,875円。


額の問題じゃあないけれど・・・

こんなにもたくさんのお気持ちを・・・

能登半島へお届けできることを・・・

とてもうれしく思ったんです。







そしてね・・・

こうも思っていたんです。

" おとなも・・・子どもも・・・

 おとなも・・・子どもも・・・

 遠い地のお顔も知らない方たちに・・・

 思いを寄せることできたのとおなじように・・・








 

 今 目の前にいる・・・

 今 力を合わせるべき立場にいる・・・

 今 ここに・・・

 今 おとなりにいる・・・

 今 おなじ空間にいる・・・

 そんなひとたちに・・・

 思いを寄せることができたらいいね。"って。


" かげでこそこそ何かを言うなんて・・・

 もってのほかだよね。"って。


" その思いに信念があるんなら・・・

 なかまなんだから・・・

 話せばいいじゃん!"って。


" おとなも・・・子どもも・・・"って。








" 避難訓練がおしえてくれた・・・

 たくさんの大切なこと "というお話でした。







みんなにわかってほしい・・・。

ほんとわかってほしい・・・お話でした。

いい? ・・・もう言わないよ・・・。

2024年10月17日木曜日

" 「打吹山クロスカントリー」を見ながら・・・"というお話

10月17日(木)。

ちょっと暑めだけど・・・「爽秋」。


3校時・・・

打吹山クロスカントリーをしたんです。












1年生から6年生まで・・・

打吹山に見守られながら・・・

打吹山のふところに入っていったんです。






お天気はさわやかだけど・・・

クロスカントリーはハード。






頂上で待っている私の前を・・・

走り抜けていくみんなの顔は・・・

苦悩にゆがんでいたんです。






いろいろなことのある毎日。

たのしいことばかりじゃあない。

うまくいかないことだってある。

苦しいこともある。

逃げ出したいこともある。

悔しいこともある。

悲しみにくれる日だってある。






だれかとけんかになっちゃうこともある。

いつもそりが合わないだれかがいたりもする。

話しかけたいのに・・・

話しかけられない人がいたりもする。










けれど みんなは知っている。

本気でがんばらなくっちゃいけないときはある。

正面から向き合わないといけないときはある。

つらいとわかっていても・・・

逃げちゃいけないときはある。

いつまでも くよくよしてないで・・・

歯を食いしばってでも・・・

歩き出さなくちゃいけないときはある。







うまくいかないことや人から・・・

逃げてばかりじゃいけないことだってある。

だれかと自分との間で・・・

折り合いをつけなくちゃいけないときはある。

ときには・・・

自分との折り合いをつけなくちゃいけないこともある。







そして・・・

きっとみんなはこのことも知っている。

どうやったら楽ができるだろうかとか・・・

どうやったらうまく逃げられるだろうかとか・・・

どうやってごまかしちゃおうかとか・・・

どうやっていんちきしちゃおうかとか・・・


そんなことを考えて・・・

こそこそしながら生活することこそ・・・

ほんとうはつまんなくって・・・

とっても苦しいことなんだっていうことを。








「打吹山クロスカントリー」のあった今日・・・

みんなにとっての今日は・・・

苦しいことから逃げることなく・・・

自分の限界と闘いながら・・・

本気でがんばる日だったにちがいない。









" 「打吹山クロスカントリー」を見ながら・・・

 ずっと考えていた。 "というお話でした。





そんなみんなのことを・・・

たくさんの皆さまが・・・

応援にかけつけてくださいました。


「わるいけど1位をとります。」って・・・

やる気満々でスタートを切って・・・

這うようにゴールしたお父さん。








子どもたちと走りながら・・・

それでも立ち止まって・・・

「いつもいつも・・・」って・・・

とってもごていねいに・・・

ごあいさつしてくださったお母さん。

(私の方こそお世話になっているのに・・・

 ごていねいにありがとうございました。)








「祖母です。」って・・・

軽やかに走り去っていかれた女性。








最後のおともだちがゴールするまで・・・

声援を送り続けてくださった・・・

多くの皆さま。







そして・・・

おうちやお出かけ先・・・

お仕事先やお買い物中・・・

それぞれの場所から・・・

応援してくださっていてたであろう・・・

すべての皆さま・・・

本当にありがとうございました。




ところで・・・お昼休み。

(また走ってる・・・)



2024年10月16日水曜日

" ことばは前に進むことにつかいたい "というお話

10月16日(水)。

しとしとと雨が降る午前8時まえ。


学校中からね・・・

聞こえていたんです。

「おはようございます。」のあいさつ。

















私はね・・・

あいさつまみれになってみようと・・・

そこらじゅうを歩いてまわったんです。











児童玄関。

「おはようございます。」っておにいさんたち。

「今日もよろしくおねがいします。」って私。









テラス。

「おはようございます。」って2年生。

「今日もいい子だね。」って私。









「カマキリがいるんです。」って男の子。

「それ・・・きょうりゅうの赤ちゃんじゃない?」って私。

「だとしたら・・・

 食べられないように気をつけないとね。」って私。

(反応なし・・・)










ろうか。

「おはようございます。」って女の子。

「雨だね。ぬれませんでしたか?」って私。









「校長先生の傘って・・・

 どうしてそんなに・・・

 おっきいんですか?」って女の子。

「これは・・・『ビッグ傘』っていうんだ。」って私。

「ビッグ傘・・・いいなあ。」って女の子。

(とっさに思いついたなんの芸もない名前・・・

 なのに・・・あっという間に納得してもらえた・・・)




スクールバスの到着場。

「おはようございます。」って看板を持った5年生。

「今日は雨だね。」って私。









「もう雨・・・やんでます。」ってべつのおねえさん。

「なんなんですか?そのパラソル?」って・・・

・・・たてつづけに突っ込んでくる・・・。


" あ・・・これ「ビッグ傘」なんだけど・・・"

・・・とも言えずにそそくさとビッグ傘をたたむ・・・。



学校ではね・・・

朝からプチドラマが・・・

繰り広げられていたんです。

ショートストーリーです。









" 今日もいい日になるぞ。"って思ったんです。





児童玄関よこの掲示板。

運営委員会のおにいさんおねえさんが・・・

全校によびかけてはじまった・・・

「あいさつでめざせ倉吉市の人口」のチャレンジ。

(のべ人数をかぞえる)









目標だった「44,004人」を・・・

かるがると越えて・・・

その数は100,342人。








子どもたちはね・・・

もっと・・・うんと・・・

上を見つめていたんです。











朝・・・

あいさつ・・・

いい日・・・。


" ことばって・・・

 こんなことに使わなくっちゃね。"って・・・

こころから思ったんです。









愚痴や・・・恨み節・・・

陰口や・・・悪口・・・

暴言や・・・ひそひそ話・・・

そんなものが・・・

口をついてでそうになったとき・・・

" そっと自分に声をかけよう。 "って思ったんです。


「それですっきりしそうですかあ?」って。

「一度でも自分をふりかえってみましたかあ?」って。

「そんなことしてたら・・・

 まわりからだれもいなくなっちゃうんだってこと・・・

 わからないんですかあ?」って。

「それでなにかがうまくいくようになるとでも・・・

 ほんきで思ってるんですかあ?」って。

「そのエネルギーがあったら・・・

 だれかとつながること・・・

 だれかと手を取り合うことに・・・

 つかってみませんかあ?」って。








" ことばとエネルギーは・・・

 前に進むことにつかいたい "というお話でした。

2024年10月15日火曜日

" 3年生・・・今日も熱が入る・・・ "というお話

10月15日(火)。

1校時。

3年生の教室。





【今日も・・・

 元気にやってます。】





やってたんです・・・算数。

(やっぱりきみたち・・・

 いつも算数やってるね・・・。)








「円と球」のおべんきょう。

みんなコンパスをにぎりしめて・・・。








" コンパスだから・・・

 きっと円をかくんだろうな。"って・・・

 ・・・そう思っていたら・・・








ちがうんです。

だれも円をかいていないんです。








コンパスを・・・

カパッとひらいて・・・

カチッとあわせる。








カパッとひらいて・・・

カチッとあわせる。








カパッとひらいて・・・

カチッとあわせる。








カパッとひらいて・・・

カチッとあわせる。








カパッとひらいて・・・

カチッとあわせる。







チロっとひらいて・・・

ニョロっとあわせる。








おっきなコンパスを・・・

ガバッとひらいて・・・

おりゃあっとあわせる。

(きみ・・・気合いだなぁ・・・)

(コンパスが・・・

 ホワイトボードにささりそうじゃん・・・)









コンパスってね・・・

円をかくだけのお道具じゃあなくって・・・

長さをはかりとる・・・

そんなべんりな使い方もできるんです。








そんなおべんきょうをね・・・

みんな・・・

夢中でやっていたんです。

目をきらきらとさせてね。


" いいことだな。"って思ったんです。







" 3年生・・・

 今日も熱が入る・・・

 やっぱり「算数」。 "というお話でした。





3年生の教室を出るときにね・・・

気になっちゃって振り返ったんです。

" もしや・・・

 今日の時間わり・・・

 算国算国算国じゃあないよな・・・"って。


安心してください。

算国学社理図ですよー。