9月9日(月)。
お昼前の多目的室。
1年生から3年生の・・・
自由研究発表会をしたんです。
各学年から代表ひとりずつ。
私はね・・・
急なおきゃくさまがお見えになったから・・・
遅刻しちゃったんだけど・・・
1年生のおともだちの発表に間に合ったんです。
その自由研究がね・・・
渾身の・・・
体当たりの・・・
ほんとすごい・・・
そんな研究だったんです。
圧巻だったんです。
そのテーマは・・・
「うみのみずには・・・
どれだけしおが・・・
入っているか・・・?」
" どうやってしらべるんだろ・・・?"
そう思うでしょ?
うん・・・ぜったい思っちゃうと思う。
その方法がね・・・
体当たりなんです。
お見事なんです。
おみそれしましたなんです。
おともだちはね・・・
うみにみずをくみに行って・・・
うみのみず500mlと・・・
しおを少しずつ入れていった・・・
すいどうのみず500mlを・・・
なめてね・・・
おなじしおからさになるときの・・・
しおの量に迫ったんです。
なめてなんです。
自身の舌で勝負。
微妙な塩加減の勝負。
執念と感覚の勝負。
まるで・・・
腕利きの・・・
料理人さんのような・・・
プロフェッショナルな・・・
研究に打ち込んだんです。
この渾身の自由研究の結果・・・
いいですかぁ・・・
ほんといいですかぁ。
うみのみず500mlにはね・・・
15~16,5gのしおが・・・
入ってるんだっていうことがわかったんです。
私はね・・・思っていたんです。
" いい・・・とってもいい。"って。
" 「ザ・研究」だぁ。"って。
" よくぞ ここまで・・・
具体的な数字にたどりついてくれたよ。"って。
" このプロ技は・・・
そうそうできるものじゃあないよ。"って。
そしてね・・・
こうも思っていたんです。
" きみ・・・
ほんといい夏をすごしたんだね。"って。
" バケツをもって波打ち際まであるく・・・
きみのうしろすがたは・・・
どんな映画のワンシーンにもまけないよ。"って。
私のあたまのなかではね・・・
「少年時代」が流れていたんです。
はい。
井上陽水です。
" 渾身の自由研究には・・・
少年の夏の思い出がつまっていた。"
・・・というお話でした。
今夜は・・・
「少年時代」きこっと・・・
ちょっと目をとじて・・・。