9月25日(水)。
今日は児童体育祭の日。
倉吉市内・・・すべての小学校の・・・
4年生以上のおともだちが・・・
倉吉市営陸上競技場に集まったんです。
一緒に練習を重ねてきたなかまとは・・・
招集場所に行くときから離れ離れ。
レースを待ってるあいだ・・・
鳴り続ける心臓。
話しかけるおともだちは・・・
周囲にはいない。
刻一刻と・・・
近づいてくるスタートの号砲。
世の中に・・・
ひとり取り残されたような・・・
心細さでいっぱいになる。
競技中・・・
「ようい・・・どん」を知らせる・・・
ピストル以外の音は耳に入らない。
一切の音と・・・
一切の景色が・・・
失われたようになって・・・
かろうじて・・・
目の下で交互に前後する・・・
自分のつま先だけが見える。
おとなりのレーンの・・・
おともだちと競争してることすらも・・・
忘れそうになるくらい・・・
びりびりとした緊張感の中での・・・
自分とのたたかい。
一秒が・・・
10mが・・・
こんなにも長く感じられるのかって・・・
思うくらいの世界で・・・
感じ続けた・・・孤独。
そんな時間を過ごした今日。
きっとみんなは・・・
感じたはずなんです。
きっとみんなの胸には・・・
届いていたんです。
きっとみんなは・・・
いっときたりとも・・・
ひとりぼっちではなかったんです。
まちがいなくみんなは・・・
時間と空間とをこえて・・・
つながっていたんです。
やむことのなかった声援は・・・
打吹山からの・・・
やまびことなって・・・
競技場にひびきわたり・・・
音にならない・・・
声にならない・・・
ことばを越えた空気となって・・・
みんなを包み続けていたんです。
私は見ていたんです。
聞いていたんです。
孤独なたたかいを・・・
歯を食いしばってさいごまで続けている・・・
ひとりひとりを・・・
そのひとりひとり以外のすべてのなかまが・・・
ひとつの空気で・・・
すっぽりと包み続けていたことに。
児童体育祭で・・・
みんなは・・・
だれひとりとして・・・
孤独ではなかったんです。
" だれひとりとして・・・
孤独ではなかった・・・児童体育祭 "のお話でした。
さっ・・・つぎは・・・
音楽会でひとつになろっか。
しゅっぽ~ん!