2024年7月10日水曜日

" 2年生の国語にくぎづけになった・・・ "というお話

7月10日(水)。

朝8時30分。

2年生の教室。









みんながね・・・

国語のおべんきょうをしていたんです。

「あったらいいな こんなもの」のおべんきょう。









今日は・・・

" あったらいいなと思うものを考えよう "っていう・・・

とってもゆめのあるテーマだったんです。









私はね・・・

思っていたんです。

" しめしめだぞ・・・"って。

" これはおもしろいとこにでくわしたぞ。"って。

" おともだちは・・・

 どんなことを考えるんだろな。"って。








はじめにね・・・

安本先生が言ったんです。

「先生はね・・・

 こんなんあるといいなって・・・

 思ったんだよ。」って。









「先生は小学生のとき・・・

 うんと長いきょりを・・・

 歩いて学校に通ったからだよ。」って。








だれかが言ったんです。

「空飛ぶひこうきだ!」って。


それをきいて・・・

べつのだれかが言ったんです。

「ひこうきが空を飛ぶのって・・・

 あたりまえなんじゃない?」って。


「空飛ぶくつじゃないとおかしいんじゃない?」って。







私は・・・

もうこの時点で100%おもしろかったんです。







さあ・・・

いよいよ・・・

みんなが考える時間です。













みんなね・・・

一生けんめいに考えたんです。













顔を見てたらわかるんです。













表情がね・・・

刻々とかわるんです。














私は・・・

もうこの時点で120%おもしろかったんです。







そして・・・

ついに発表のとき・・・

みんな一生けんめいに説明したんです。








おとなの固いあたまでは・・・

とうてい考えられないような・・・

たのしいものが発表されたんです。









「みらいが見えるめがね」・・・

「アアスレチックの家」・・・

「子どもでも運転できるくるま」・・・

「しゃべってくれる本」・・・

「かってにべんきょうしてくれるロボット」・・・

「おかねがむげんに出てくるさいふ」・・・

           ・・・エトセトラ・・・









発表するたびにね・・・

やんや やんやの大喝采だったんです。


「それいい!」って。

「いいぞ いいぞ。」って。

「ほしい!ほしい!」って。








私はね・・・

そんなたのしい発表にね・・・

もうこの時点で150%おもしろかったんです。







そしてね・・・

私は追っかけていたんです。


おともだちが発表してる間・・・

それをよおく聞いて・・・

きらきらと・・・

めまぐるしく表情のかわるひとりのおともだちを。











このおともだちは・・・

ほんとに一生けんめいに・・・

おともだちの発表を聞いていたんです。












だから・・・

こんなにも・・・

反応が輝いちゃったんです。







私はね・・・

もうこの時点で200%おもしろかったんです。


" 朝から45分間・・・

 2年生の国語にくぎづけになって・・・

 200%たのしんだ。 "というお話でした。












私はね・・・

迷っていたんです。

" もしも・・・

 安本先生から・・・

 「校長先生・・・どうぞ。」って・・・

 急にあてられたら・・・

 どっちを発表しようかな・・・"って。


「食べても食べてもなくならないラーメンどんぶり」か・・・

「飲んでも飲んでもなくならないジョッキ」か・・・って。

(どうせ・・・あたんなかったからいいんだけど・・・)