とてもすばらしかったんです。
修学旅行。
6月6日・7日・・・
一泊二日の修学旅行。
私はね・・・
修学旅行からもどってきた・・・
解団式でこうお話ししたんです。
「すばらしい修学旅行だったね。」って。
「すばらしい修学旅行は・・・
みんながすばらしかったから・・・
創り出すことができたんだよ。」って。
そんな修学旅行を・・・
振り返ってみたいんです。
今回は・・・
その前編です。
バスにゆられて到着した・・・
最初の目的地は平和記念公園。
資料館では・・・
みんなが圧倒されたんです。
原子爆弾のおそろしさや・・・
悲惨さに。
そして・・・
被ばくされた方々の・・・
痛みや苦しみに。
また・・・
残された家族の・・・
癒えることのない・・・
悲しみや胸の痛みに。
みんなの胸の中で膨らんだのは・・・
平和へのいのり・・・
平和の尊さの認識・・・
今も世界のどこかで繰り広げられている・・・
戦争への怒りや悲しみ。
戦争は・・・
あってはならないのです。
人と人とが・・・
殺し合うなんて・・・
これほどまでに悲しいことはないんです。
その想いは・・・
そのあとおこなった・・・
「平和を祈るセレモニー」や・・・
被爆体験伝承者の方のお話や・・・
フィールドワークで・・・
さらに強いものになったんです。
そして・・・
この日・・・
平和記念公園には・・・
世界中からたくさんの人たちが来ていて・・・
みんなとおなじ想いを・・・
共有できたにちがいないことに・・・
心強さをおぼえたんです。
夕方。
フェリー乗って渡った宮島。
出迎えてくれたのは・・・
潮が引いて・・・
足元が砂の上に表れた・・・
厳島神社の大鳥居。
(でもそんなことはそっちのけで・・・)
お買い物にむちゅうになるみんな。
だれかがおしえてくれました。
「弟と妹と家族といとこに・・・
おみやげを買いました。」って。
「やっぱり・・・
修学旅行のお金をだしてくれたから・・・」って。
「おこずかいは全部使わずに・・・
持って帰ってかえすかもしれません。」って。
それぞれの想いが・・・
それぞれのかたちになって・・・
しかも・・・
それぞれのことばがあたたかだったんです。
(こういうお買い物をするおともだちは・・・
かならずいます。)
(よいと思います。)
(最初は・・・
鹿も集合しちゃったのかと思いました ><)
この日の最後の目的地は・・・
宿舎「杜の宿」。
夕ご飯は・・・
とてもおいしくて・・・
さっきご飯のおかわりをした子が・・・
すぐにまたおかわりをしにきたり・・・
おいしさが・・・
顔中にあらわれちゃっってる子が・・・
そこらじゅうにいたりしたんです。
みんながきまりよく眠ったことを確認して・・・
ちょっとだけお仕事をしたあと・・・
おふとんに入った深夜・・・
私は思い出していたんです。
平和記念資料館を出たとき・・・
ひとりのおともだちが私に話してくれたこと。
「校長先生・・・
『しんちゃんの三輪車』の実物をみたとき・・・
泣きそうになりました。」って。
私はね・・・
その言葉を聞いて泣きそうになっていたんです。
この日・・・
すべてのおともだちが感じた・・・
とてもたいせつなこと・・・
それは・・・
このおともだちの言葉が・・・
すべてを表しているんだって思ったんです。
みんな・・・おやすみ。
とてもいい子だったよ。
" シリーズ修学旅行 【前編】 "というお話でした。
このシリーズの【後編】は・・・
近日中に更新します。
よろしければおつきあいください。