6月4日(火)のことです。
3年生の教室におじゃましたんです。
なんだか夢中になってたんです。
図工。
「作ってたのしい割ピンワールド」。
そのままと言えばそのままのタイトルの工作・・・。
とにかく・・・
割ピンを使って・・・
回るおもちゃをつくっちゃおう・・・
そういうことなんです。
でね・・・
つくってるときの・・・
3年生のおともだちの顔・・・
表情がね・・・
くるくる・・・くるくると・・・
刻一刻とかわるんです。
こういうときは・・・
つくりながら・・・
あたまのなかは・・・
その世界に入っちゃってるんです。
お話がすすむように・・・
作品はできあがっていくんです。
なので・・・
たずねてみたんです。
「なにができるんですかぁ?」って。
かえってきたんです。
「ルーレットです。」って。
「時計です。」って。
「どうぶつです・・・
足がうごくんです。」って。
「回転ずし屋さんです。」って。
" どおりで・・・
たのしそうな顔をしてるわけだ。"って思ったんです。
「回転ずし屋さんです。」って・・・
そうおしえてくれたおともだちに・・・
私は言ったんです。
「完成したら食べにくるね。」って。
かえってきたんです。
「校長先生・・・
ほんものじゃあないですよ。」って。
さっきまで・・・
お話の世界に入り込んじゃってたのに・・・
そこはシビアだったんです。
きっとね・・・
おとなには入ることができない世界なんです。
" 3年生が夢中で・・・
お話の世界をかたちにしていた。 "というお話でした。