今日も振り返ってみたいと思います。
" シリーズ修学旅行 【後編】。
6月7日(金)・・・
一泊二日の修学旅行・・・2日目。
朝食。
いつも思うんです。
" ホテルや旅館のご飯って・・・
なんでこんなにおいしいんだろ・・・"って。
ふだん・・・
朝ご飯でおかわりなんてしないのに・・・
おかわりしちゃうんです。
みんなもおなじなのか・・・
朝から・・・
もりもり・・・もりもり・・・。
ただね・・・
私は数えてしまったんです。
梅干しが・・・
すっぱくて食べられない子が・・・
11人いたことを。
(どうでもいいといえば・・・
どうでもいいんだけど・・・)
(わかっていれば・・・
もらっておけばよかった・・・)
ホテルを出ると・・・
2日目第1の目的地・・・
厳島神社。
前の日の夕方・・・
砂の上から出迎えてくれた大鳥居は・・・
この日の朝は海の中にいて・・・
どーんと立っていたんです。
厳島神社の中に入ると・・・
さすが世界遺産。
なにがすごいって・・・
その厳かさ・・・
その絢爛さ・・・
そのスケールの大きさ・・・
なんだか・・・
神妙な気持ちになったんです。
そのあとは・・・
いよいよ・・・
みんなの一番のおたのしみでもあり・・・
この修学旅行最後の目的地でもある・・・
「みろくの里」。
お昼ご飯を食べ終わるやいなや・・・
みんなはじけるように・・・
飛び出していったんです。
絶叫系・・・ジェットコースター。
なかなかこわそう。
聞こえてきたんです。
「きゃーあぁぁぁ」
「キャーアァァァ」
「ぎょえぇぇぇぇぇ」
「おげえぇぇぇ」
「おおおおおおぉぉぉぉぉ」
「とめてえ・・・とめてえ・・・」
(これは断末魔にも似た本気の言葉だった・・・)
ゆめのような空間で・・・
ゆめの中のように・・・
時間がゆったりとながれ・・・
みんなは・・・
その世界にとけこんじゃってて・・・
みんなには・・・
そんな世界がとってもよおくにあっていて・・・
いつまでも見ていたいような・・・
そんな時間が流れたんです。
そんな時間もおわって・・・
いよいよ帰路。
いつだってお祭りのあとには・・・
たのしかった分とおなじ大きさのさみしさが・・・
セットでやってくるものです。
修学旅行もしかり。
ちょっぴりのつかれと・・・
おっきなさみしさとが・・・
入り混じったバスの中・・・
そんなほろ苦い時間でさえも・・・
思い出にかわっていきそうな気がしたんです。
バスのなかで・・・
だれかがつぶやいたことば。
「まだ帰りたくない・・・でも帰りたい。」
みんなの気持ちを・・・
とってもよく表してるなって思ったんです。
いよいよ・・・
修学旅行もほんとにおわり。
打吹小学校に到着してからの・・・
打吹小学校のなかまだけの解団式。
私はね・・・
バスを降りるときに
バスの運転手さんとガイドさんから・・・
声をかけられたんです。
「校長先生・・・
とてもすばらしい6年生ですね。」って。
「ずいぶんたくさんの修学旅行のお世話を・・・
させてもらってきたけど・・・
こんなにもすばらしい6年生は・・・
そうそういませんでした。」って。
「あいさつや返事だけじゃあなくって・・・
交わすことばが・・・
やさしくて 気持ち良いですね。」って。
こたえたんです。
「ありがとうございます。」って。
「自慢の6年生です。」って。
そして・・・
「必ずみんなに伝えます。」って。
そして・・・
その5分後。
解団式で・・・
このことをみんなに伝えたんです。
その運転手さんとガイドさんのまえで・・・。
打吹小学校6年生のみんなは・・・
この修学旅行中・・・
どこへ行ったときも・・・
どなたに会ったときも・・・
なにをしているときも・・・
いつも私の自慢の子どもたちだったんです。
" シリーズ修学旅行 【後編】 "というお話でした。