３月８日（金）。
５校時の体育館。
１年生が・・・
体育。
「マットうんどうあそび」のおべんきょう中。
「まえころがり」をやっていたんです。
「こうやったら うまくできたけど・・・。」とか・・・
「こうでしょ。でしょ。みてて。」とか・・・
「どうですかあ・・・。
岡﨑先生が・・・
いっちょやってみましょうかあ・・・。」とか・・・
「どうでしたかあ・・・。
ねえねえ・・・見てた？」とか・・・。
でね・・・
「よおし・・・
また自分のマットにもどって・・・
練習やってみよう。」ってことになって・・・
始まったんです。
" ころん"
あっちで・・・
" ころん"
こっちで・・・
" ころん"
私の目のまえにいたおともだちがね・・・
「まわんないよお まわんないよお。」って。
そしたらね・・・
べつのおともだちが・・・
「ここをおさえて・・・
おしてあげよっか。」って。
" あたまが・・・
床にささっちゃわないかなあ・・・"って・・・
私の心配はそっちのけで・・・
練習は続いたんです。
なんども なんども・・・
なんども なんども・・・
おなかをへこせまて・・・
ももをもちあげて・・・
どんぴしゃのポイントで・・・
おともだちをささえたんです。
いよいよね・・・
「まわんないよお。」って・・・
そう言ってたおともだちが言ったんです。
「自分でやってみる。」って。
応援のなか・・・
何度目かのちょうせん・・・。
あしがてっぺんで止まっちゃって・・・
まわりのおともだちが・・・
「おへそへこませて！」って言ったそのとき・・・
（「そのとき」が・・・
あまりに突然にやってきたもんだから・・・
シャッターが間に合わなかった・・・）
できたんです。
私はね・・・
叫んだんです。
「ひゃっほー」って。
おともだちがやってきてね・・・
こう言ったんです。
「おうちに帰ったら・・・
おうちのひとに聞いてもらいます。」って。
そして・・・
あくしゅしてくれたんです。
とびきりのえがおで。
" すごいシーンに出くわした。"というお話でした。
体育館を出るまえにね・・・
私は・・・
「かげの立役者」のおともだちのところへ行ってね・・・
こう伝えたんです。
「きみは・・・
とってもすごい子だね。」って。
「校長先生は・・・
ずうっと見ていたよ。」って。
「これからも・・・
そんなきみのままでいてね。」って。