3月6日(水)。
2校時。
成徳小学校に・・・
倉吉消防署から・・・
消防隊のみなさんがやってきて・・・
消防訓練をされたんです。
午前9時25分。
ほんもののサイレンを鳴らしながら・・・
消防車が校庭にやってきたんです。
びっくりするくらいに・・・
本気のサイレンに・・・
西校舎のまどから見学をしていた・・・
全校のおともだちは・・・
ちょっとびっくりしてしまったんです。
東校舎の2階・・・
家庭科室から出火という想定。
テラスのむこうからは・・・
火の手があがって・・・
もくもくとけむりも見えていたんです。
消防隊のみなさんは・・・
かちゃかちゃと・・・
道具の準備をして・・・
とても重たそうな消防服を着て・・・
とても重たそうな消防ホースを・・・
ものすごいスピードで運んでおられたんです。
はしごをかけて・・・
取り残された人の救助に向かわれる・・・
その表情は真剣そのもの。
最初は・・・
笑顔で応援していたみんなの顔も・・・
いつのまにか引きしまっちゃっていたんです。
そんなころね・・・
またひと際大きなサイレンが鳴り響いたんです。
はしご車です。
ふだん・・・
なかなかお目にかかれないはしご車。
校庭に入ってくると・・・
大迫力なんです。
到着すると・・・
消防隊の方たちが集まって・・・
とても大きな声で打ち合わせをされたんです。
あっというまに・・・
はしごが空高くのびて・・・
放水。
ものすごい勢いでお水が・・・
成徳小学校の空に噴き出したんです。
全校のみんなが顔を出している窓からね・・・
「おおおおぉおおおぉお・・・」って歓声が・・・
校庭に響いたんです。
今日みせていただいた消防訓練・・・
全校のみんなが引き込まれていったように・・・
とてもきびきびとされていて・・・
たのもしさにあふれていたんです。
そして・・・
みんなからは・・・
見えたり聞こえたりしなかったかもしれないけど・・・
消防隊のみなさんが・・・
かけ合う声や・・・
機械の操作の音・・・
指揮をとる方の引き締まった声・・・
互いに声をかけあうすがたは・・・
ほんとうの火災にむきあっていらっしゃるかのように・・・
緊張感につつまれていたんです。
すべてが終わって・・・
西校舎の窓から自然とわきおこった・・・
「ありがとうございましたあ。」の声に・・・
はしご車の上から・・・
消防隊の方が手をふってくださる・・・
その表情をみたとき・・・
さっきまでの引き締まった表情とはうってかわった・・・
そのやさしいお顔に・・・
思ったんです。
" ほんとうに強いひとっていうのは・・・
こんなふうに・・・
「強さ」と「やさしさ」の・・・
両方をもっていらっしゃるんだよな。"って。
" 「強さ」と「やさしさ」は・・・
セットで存在するんだよな。"って。
" 消防隊がやってきて・・・
ほんとうの「強さ」の意味を・・・
みんなにおしえてくださった。 "というお話でした。