3月1日(金)。
いよいよ・・・3月。
泣いても・・・笑っても・・・3月。
だから・・・
せっかくなので笑っていましょう。
午前9時の多目的室。
6年生がね・・・
いたんです。
おごそかな・・空気の中に・・・
いかめしい・・・顔の6年生のみんなが。
卒業式の練習をはじめていたんです。
相当気合いをいれて。
私はね・・・
思ってはいけないことを・・・
思ってしまったんです。
" やめろよおぉ・・・練習なんか・・・
卒業しちゃう感じが出ちゃって・・・
さみしくなるじゃん。"って。
なかまがね・・・
証書を受け取りに出るすがたを・・・
みんなが目で追ってるからね・・・
前から見てると・・・
目の玉のうごきがみんなおなじで・・・
集中してるんだなっていうことが・・・
びしびしと伝わってきたんです。
ひとり・・・またひとりと・・・
江谷先生からなまえをよばれて・・・
前に出ていくみんなのことを・・・
気がつくと・・・
いつのまにか・・・
私も目で追っていたんです。
なんだか・・・
こっちまで・・・
とっても神妙な気持ちというか・・・
やっぱり卒業しちゃうんだねっていう・・・
さみしさをいやでも感じてしまったんです。
証書を受け取る・・・
真剣な態度。
受け取ったあとの・・・
誠実な礼をするうしろすがた。
そんなようすを見ながら・・・
私のあたまのなかでは・・・
ユーミンが流れていて・・・。
思っていたんです。
" この子たちは・・・
ほんとすばらしい6年生だったなぁ。"って。
" この子たちは・・・
私の自慢でありつづけてくれたなぁ。"って。
" 3月15日・・・
卒業式・・・
私はこころをこめて・・・
みんなにことばを贈ろう。"って。
そして・・・
" 今日・・・
練習をしてることがわかったとき・・・
「やめろよお・・・さみしいじゃん」って・・・
不適切にもほどがあることを思っちゃってごめん。"って。
(あ・・・今日の夜だ・・・。)
6年生の教室に掲示された・・・
「卒業までのカウントダウン」のカレンダーが・・・
来週学校にやってきたときには・・・
「10」を切っていることをおしえてくれました。
" 卒業までのカウントダウンが・・・
「10」を切りました。 "というお話でした。
そうそう。
見つけたんです。
6年生の教室の棚の上。
コサージュ。
これ・・・
3月15日・・・
みんな 胸につけるんだよね。
すてきだろうな・・・。
かわいいだろうな・・・。