2月22日(木)。
今日も一日中雨ふり。
午後1時25分。
気温7℃。
全校のみんながね・・・
そうじをしていたんです。
長いろうかに・・・
ぞうきんをかける身体は・・・
休むことなく動いていたんです。
この長いろうかを・・・
きれいにしようとするそのすがたは・・・
気高さすら感じさせたんです。
児童玄関のタイルの砂を・・・
黙々とほうきで集めるその手は・・・
やっぱり休むことがなくて・・・
静かさの中にあるエネルギーを感じさせたんです。
児童玄関のそと・・・
やむことのない雨が・・・
髪の毛と服を濡らしているその中で・・・
ほうき役の6年生のおねえさんと・・・
ちりとり役の1年生のおともだちとが・・・
力をあわせていたんです。
ことばを交わすことなく・・・
作業を続けるその光景は・・・
とても愛くるしかったんです。
床のほこりを・・・
最後の一粒まで残すまいと・・・
ひざをつきながら・・・
集めている・・・
凛としたそのうしろすがたは・・・
働くことの誇らしさを・・・
語っているかのようだったんです。
ナイロンてぶくろをはめただけの手で・・・
便座をみがく6年生・・・
便器と顔との間は50cmもないくらい。
おとなでも・・・
こんなすがたで・・・
トイレのそうじに向き合あうことが・・・
できるだろうか・・・。
その崇高さに・・・
「ありがとうございます。」と頭をさげる私に・・・
もうひとりの6年生がこたえたんです。
「応援してくれてありがとうございます。」って。
全校のみんなが・・・
かたづけにとりかかりはじめた・・・
午後1時30分ごろ。
おともだちが見せてくれた・・・
バケツを洗った後の小さな手のひらは・・・
とても真っ赤で・・・
さわると・・・
氷のように冷たくて・・・
私はね・・・
ちょっと胸がいっぱいになってしまって・・・
何も言えずに・・・
その手を離すことができずに・・・
握りしめていたんです。
思っていたんです。
" 「先生たちみんなで・・・
学校をささえるぞ」って・・・
思うことはよくあるけれど・・・
ほんとうにささえているのは・・・
きっとこの子たちなんだ。"って。
" 学校をささえる・・・
小さな身体の・・・
大きな存在 "というお話でした。
私は・・・
やっぱり・・・
この子たちにはかなわない・・・
そう思ったんです。