2024年2月22日木曜日

" 学校をささえる・・・ "というお話

2月22日(木)。

今日も一日中雨ふり。


午後1時25分。

気温7℃。

全校のみんながね・・・

そうじをしていたんです。











長いろうかに・・・

ぞうきんをかける身体は・・・

休むことなく動いていたんです。









この長いろうかを・・・

きれいにしようとするそのすがたは・・・

気高さすら感じさせたんです。












児童玄関のタイルの砂を・・・

黙々とほうきで集めるその手は・・・

やっぱり休むことがなくて・・・

静かさの中にあるエネルギーを感じさせたんです。











児童玄関のそと・・・

やむことのない雨が・・・

髪の毛と服を濡らしているその中で・・・

ほうき役の6年生のおねえさんと・・・

ちりとり役の1年生のおともだちとが・・・

力をあわせていたんです。


ことばを交わすことなく・・・

作業を続けるその光景は・・・

とても愛くるしかったんです。












床のほこりを・・・

最後の一粒まで残すまいと・・・

ひざをつきながら・・・

集めている・・・

凛としたそのうしろすがたは・・・


働くことの誇らしさを・・・

語っているかのようだったんです。











ナイロンてぶくろをはめただけの手で・・・

便座をみがく6年生・・・

便器と顔との間は50cmもないくらい。


おとなでも・・・

こんなすがたで・・・

トイレのそうじに向き合あうことが・・・

できるだろうか・・・。










その崇高さに・・・

「ありがとうございます。」と頭をさげる私に・・・

もうひとりの6年生がこたえたんです。


「応援してくれてありがとうございます。」って。












全校のみんなが・・・

かたづけにとりかかりはじめた・・・

午後1時30分ごろ。


おともだちが見せてくれた・・・

バケツを洗った後の小さな手のひらは・・・

とても真っ赤で・・・







さわると・・・

氷のように冷たくて・・・

私はね・・・

ちょっと胸がいっぱいになってしまって・・・

何も言えずに・・・

その手を離すことができずに・・・

握りしめていたんです。




思っていたんです。

" 「先生たちみんなで・・・

 学校をささえるぞ」って・・・

 思うことはよくあるけれど・・・

 ほんとうにささえているのは・・・

 きっとこの子たちなんだ。"って。


" 学校をささえる・・・

 小さな身体の・・・

 大きな存在 "というお話でした。







私は・・・

やっぱり・・・

この子たちにはかなわない・・・

そう思ったんです。