2月20日(火)。
午前9時20分。
非常ベルが鳴って・・・
教頭先生が放送したんです。
「訓練。これは訓練です。」って。
「川の水があふれて・・・
学校が浸水しはじめました。」って。
「全校のみなさんは・・・
西校舎の3階に避難してください。」って。
「以上。」って。
洪水による浸水から・・・
自分を守るための訓練だったんです。
浸水するとね・・・
50cmの深さで・・・
おとなでも流されることがあるんです。
20cmの深さになるとね・・・
子どもは動くことがむずかしくなるんです。
5分が勝負なんです。
浸水のとき・・・
5分あれば・・・
50cmの深さになることがあるんです。
5分です。
どこにいても・・・
5分以内に・・・
高い場所へ避難しなくちゃいけないんです。
全校のおともだちが・・・
3階に避難したことを確認してからね・・・
体育館に移動して・・・
水害や土砂災害から身を守るための・・・
おべんきょうをしたんです。
鳥取県学校防災アドバイザーの先生をお招きして・・・
たっぷりとおべんきょうしたんです。
みんながね・・・
ほんとに真剣にお話を聞いたんです。
ほんとに真剣に考えたんです。
ほんとに真剣に・・・
「大事なことだ」って思ったんです。
私はそんなみんなを見ながら・・・
思っていたんです。
" 「お水があふれた!」って気がついたら・・・
すぐに高いところへ避難するんだよ。"って。
" 5分だよ。"って。
" まよわないんだよ。"って。
それとね・・・
お話を聞く先生たちの・・・
うしろすがたを見ながら・・・
思っていたんです。
" 子どもたちにまけないくらい・・・
真剣だな。"って。
" この先生たちなら・・・
まちがいなく・・・
みんなを守ってくれるな。"って。
" いのちをかけてでも・・・
みんなを守ってくれるな。"って。
" 先生たち ありがとう。"って。
安心なんです。
こんなおともだちと・・・
先生たちがいることが。
" 避難訓練で・・・
子どもたちと・・・
先生たちが・・・
本気を出した。 "というお話でした。