2月16日(金)。
午後。
今日もちょっと時間を使って・・・
全校のおともだちの・・・
版画の作品をみてまわったんです。
版画ってね・・・
白と黒しかなかったり・・・
そして・・・
手でかいたわけじゃあないから・・・
線がたどたどしかったりするんだけど・・・
だからこその・・・
表情や・・・
雰囲気・・・
空気・・・
質感・・・
味わい・・・
そんなものがあふれ出るんです。
どの作品も・・・
それぞれに・・・
あふれ出ちゃってるんです。
2年生の教室のまえをとおったときね・・・
見つけちゃったんです。
なんだか・・・
とてもおもしろいことをしてる・・・
そんなにおいがしたんです。
いつもどおり・・・
私はすいこまれちゃったんです。
せっせ せっせと・・・
夢中でつくってるそれは・・・
「自分ものがたり」。
おともだちが声をかけてくれたんです。
「校長先生・・・
ぼくの子どものころの写真です。」って。
「わかりますか?」って。
(子どものころって・・・きみ・・・)
(今のきみは・・・子どもで・・・)
(というより・・・きみそのものじゃん・・・。)
別のおともだちは・・・
「この写真だれでしょ?」って。
(きみ・・・「だれでしょ?」って・・・)
(きみ今もかわんないよ・・・。)
そのまた別のおともだち・・・
「どっちが私でしょ?」って。
(きみもか・・・)
(まちがえようがないじゃん・・・)
もう私はね・・・
うれしくなっちゃって・・・
声に出さずに思っていたんです。
" きみたちって・・・
子どものころと・・・
今と・・・
ほんとおんなじで・・・
すてきでかわいいままで・・・
校長先生の目のまえにいるんだよ。"って。
" 2年生がつくっていた・・・
「自分ものがたり」"のお話でした。
校長室にもどるろうかを歩きながらね・・・
にやにやとして考えていたんです。
" こんど・・・
自分の子どものころの写真を・・・
2年生の教室にもっていってきいてみよ。
「この写真はだれでしょ?」って。"