2024年2月16日金曜日

" 2年生がつくっていた・・・ "というお話

2月16日(金)。

午後。










今日もちょっと時間を使って・・・

全校のおともだちの・・・

版画の作品をみてまわったんです。









版画ってね・・・

白と黒しかなかったり・・・

そして・・・

手でかいたわけじゃあないから・・・

線がたどたどしかったりするんだけど・・・










だからこその・・・

表情や・・・

雰囲気・・・









空気・・・

質感・・・

味わい・・・









そんなものがあふれ出るんです。

どの作品も・・・

それぞれに・・・

あふれ出ちゃってるんです。










2年生の教室のまえをとおったときね・・・

見つけちゃったんです。








なんだか・・・

とてもおもしろいことをしてる・・・

そんなにおいがしたんです。


いつもどおり・・・

私はすいこまれちゃったんです。








せっせ せっせと・・・

夢中でつくってるそれは・・・

「自分ものがたり」。


おともだちが声をかけてくれたんです。

「校長先生・・・

 ぼくの子どものころの写真です。」って。

「わかりますか?」って。








(子どものころって・・・きみ・・・)

(今のきみは・・・子どもで・・・)

(というより・・・きみそのものじゃん・・・。)





別のおともだちは・・・

「この写真だれでしょ?」って。








(きみ・・・「だれでしょ?」って・・・)

(きみ今もかわんないよ・・・。)





そのまた別のおともだち・・・

「どっちが私でしょ?」って。








(きみもか・・・)

(まちがえようがないじゃん・・・)






もう私はね・・・

うれしくなっちゃって・・・

声に出さずに思っていたんです。


" きみたちって・・・

 子どものころと・・・

 今と・・・

 ほんとおんなじで・・・

 すてきでかわいいままで・・・

 校長先生の目のまえにいるんだよ。"って。


" 2年生がつくっていた・・・ 

 「自分ものがたり」"のお話でした。




校長室にもどるろうかを歩きながらね・・・

にやにやとして考えていたんです。


" こんど・・・

 自分の子どものころの写真を・・・

 2年生の教室にもっていってきいてみよ。

 「この写真はだれでしょ?」って。"