2024年1月9日火曜日

" 3学期のはじまりに・・・"というお話

1月9日(火)。

3学期の始業式の日。








午前8時45分の多目的室1で・・・

式を行ったんです。








私はね・・・

みんなにふたつのお願いをしたんです。








ひとつ目は令和6年能登半島地震のこと。

3つのお祈りについてお話ししたんです。


「お祈りってね・・・伝わるんだよ。」って。

「ひとりでも多くの人がお祈りするほど伝わるんだよ。」って。








「お亡くなりになった多くの方々の・・・

 ご冥福をお祈りするんだよ。」って。


「今も救助を待っていらっしゃる方々の・・・

 一刻も早い救出をお祈りするんだよ。」って。


「避難していらっしゃるみなさんに・・・

 一日も早くもとの生活がもどることを・・・

 お祈りするんだよ。」って。













ふたつ目は事故にあった飛行機に・・・

乗っていた小学生のこと。


生きるために・・・

絶対にあきらめないことについてお話ししたんです。








窓の外にオレンジ色の炎が迫る中で・・・

「早く開けてください。」って・・・

 客室乗務員の方にお願いしていた子がいたよ。」って。








「でも・・・

 安全に避難できるところがわかるまで・・・

 その子は泣かずに立派に待っていたよ。」って。









「その子の立派なところは・・・

 助かるためになら・・・

 おとなの人にだって・・・

 堂々と意見をしていたところだよ。」って。







「それともう一つ立派なことは・・・

 『絶対にたすかるんだ』・・・

 『絶対に生きるんだ」って・・・

 そんな強い気持ちをしっかりもっていたことだよ。」って。













「みんなも・・・

 万が一・・・

 もうだめかもって思うことがあっても・・・

 絶対に泣いちゃだめだよ。

 泣くと力が出ないから。」って。

「助かってから思いっきり泣くの。」って。








「『絶対に生きるんだ』って思って・・・

 絶対にあきらめないの。」って。







「このことを・・・

 飛行機に乗っていた小学生が・・・

 おしえてくれたんだって思うよ。」って。
















一つ目はやさしさ。

二つ目はつよさ。












私はね・・・

いつもおもっているんです。

" ほんとうのやさしさと・・・

 ほんとうのつよさとは・・・

 つねにセットで存在するんだ。"って。








全校のおともだちにお礼を言うよ。


始業式での校長先生のお話・・・

8分もかかっちゃったけど・・・

最後まで一生けんめいに聞いてくれて・・・

ほんとうにありがとう。

(きっと・・・

 おしりがいたくなっちゃったよね。)








どうしても伝えたい気持ちが・・・

強くなっちゃったんだよ。

わかってね。








" 3学期のはじまりにした・・・

 ふたつのお願い"というお話でした。





今日のみんなの様子は・・・

とても心強かったんです。

新しい年。









厳しいことがあった始まりだったけど・・・

龍が空に・・・

どこまでもどもまでも・・・

上へ上へと昇っていくように・・・

これからよいことが起こるはずなんです。









そう。

この冬・・・

まだまだ寒い日がつづいたり・・・

雪が街をおおったりするだろうけれど・・・

打吹公園への坂道の・・・

もう膨らみ始めたさくらのつぼみが・・・

そのことをおしえてくれている・・・

そんな気がしたんです。