1月9日(火)。
3学期の始業式の日。
午前8時45分の多目的室1で・・・
式を行ったんです。
私はね・・・
みんなにふたつのお願いをしたんです。
ひとつ目は令和6年能登半島地震のこと。
3つのお祈りについてお話ししたんです。
「お祈りってね・・・伝わるんだよ。」って。
「ひとりでも多くの人がお祈りするほど伝わるんだよ。」って。
「お亡くなりになった多くの方々の・・・
ご冥福をお祈りするんだよ。」って。
「今も救助を待っていらっしゃる方々の・・・
一刻も早い救出をお祈りするんだよ。」って。
「避難していらっしゃるみなさんに・・・
一日も早くもとの生活がもどることを・・・
お祈りするんだよ。」って。
ふたつ目は事故にあった飛行機に・・・
乗っていた小学生のこと。
生きるために・・・
絶対にあきらめないことについてお話ししたんです。
窓の外にオレンジ色の炎が迫る中で・・・
「早く開けてください。」って・・・
客室乗務員の方にお願いしていた子がいたよ。」って。
「でも・・・
安全に避難できるところがわかるまで・・・
その子は泣かずに立派に待っていたよ。」って。
「その子の立派なところは・・・
助かるためになら・・・
おとなの人にだって・・・
堂々と意見をしていたところだよ。」って。
「それともう一つ立派なことは・・・
『絶対にたすかるんだ』・・・
『絶対に生きるんだ」って・・・
そんな強い気持ちをしっかりもっていたことだよ。」って。
「みんなも・・・
万が一・・・
もうだめかもって思うことがあっても・・・
絶対に泣いちゃだめだよ。
泣くと力が出ないから。」って。
「助かってから思いっきり泣くの。」って。
「『絶対に生きるんだ』って思って・・・
絶対にあきらめないの。」って。
「このことを・・・
飛行機に乗っていた小学生が・・・
おしえてくれたんだって思うよ。」って。
一つ目はやさしさ。
二つ目はつよさ。
私はね・・・
いつもおもっているんです。
" ほんとうのやさしさと・・・
ほんとうのつよさとは・・・
つねにセットで存在するんだ。"って。
全校のおともだちにお礼を言うよ。
始業式での校長先生のお話・・・
8分もかかっちゃったけど・・・
最後まで一生けんめいに聞いてくれて・・・
ほんとうにありがとう。
(きっと・・・
おしりがいたくなっちゃったよね。)
どうしても伝えたい気持ちが・・・
強くなっちゃったんだよ。
わかってね。
" 3学期のはじまりにした・・・
ふたつのお願い"というお話でした。
今日のみんなの様子は・・・
とても心強かったんです。
新しい年。
厳しいことがあった始まりだったけど・・・
龍が空に・・・
どこまでもどもまでも・・・
上へ上へと昇っていくように・・・
これからよいことが起こるはずなんです。
そう。
この冬・・・
まだまだ寒い日がつづいたり・・・
雪が街をおおったりするだろうけれど・・・
打吹公園への坂道の・・・
もう膨らみ始めたさくらのつぼみが・・・
そのことをおしえてくれている・・・
そんな気がしたんです。